【最終発表を終えて】 「起業」の先に何を見る?

こんにちは!Dチームの長谷川です。
これが2回目の投稿で、授業での最後の投稿になります。本当にあっという間でした。
ここ最近は外気が肌を刺すかのように寒く、すっかり年の瀬が近づいて参りましたね。
今回の投稿では、今年1年で私が「起業」というものに対して感じたものを拙い言葉で語らせていただきます。


さて、ここ10年の間に「起業」という単語がバズワードになっているかと思います。Facebook を開くと起業家セミナーの広告が目に入らない日はありません。それらの影響もあってか、「将来は起業したい」と起業に対して憧れを抱く人が増えている気がします。
しかし、起業ってなんのためにするのでしょうか?なぜ起業したいのでしょうか?
お金や名声、地位が欲しいのか?なんとなく楽しそうだから?
その質問に対して、今年はいろいろと考える機会がありました。


今年の6月、私は友達と事業を立ち上げました。至ってシンプルなもので、供給先がなくなり困っている1次産業の方から作物を仕入れ、地域住民に販売するという THE・商売 といった事業です。1次産業の方や地域住民への営業からスタートし、作物の仕入れや地域住民への配達まで全てを自分たちでやりました。今思えば本当に泥臭いです笑。
ただやっている最中は新しいことだらけで多くの発見を得られました。全く苦ではなかった。

楽しみながらも利益目標は月末に150%を達成し、この事業は成功だったといえます。
ところが、私も友人もここで燃え尽きてしまいました。7月に入り、お互い明言はしないもののもういいやという気持ちが垣間見えていました。もともと、「何か事業をやってみたい」「一定の利益が見込めるものがいい」という気持ちで始めた事業。それを達成したのに、達成感が得られなかった。目標が低かったのでしょうか?いや、多少上げたところでそんなに変わらないだろうし、大幅にあげたとてそれを達成するまで継続できたかは定かではありません。
ここで唯一悟ったことは、僕にとって起業」は手段であって目標にするべきものではなかったということです。"「起業」の先に何を見るのか?"、こちらの問いに対する答えの方が僕には重要だったのだと思います。
(ただ、このことに気づけたのは実際にやってみたからであり、事業を立ち上げたことは大いにプラスに働いています。)


起業家セミナーの受講生のうち、実際どれだけの人が起業するのでしょうか?やり方・手段(HOW)だけを学んで、なぜそれをやりたいのか(WHY)がなければ気持ちは続かないし、周囲の人もついてこないと私は考えます。自分の心の声に耳を傾け続ける、その先に自分の実現したい世界が見えて、その道に起業という手段があるのだと思います。
"自分の、自分による、自分のための起業" を見つけていけたらと思います。

以上です。閲覧いただき、ありがとうございます。

謝辞.
この授業は多くの方々の支えがあって、私たちは受講することができました。
運営に関わって下さった全ての関係者に感謝を申し上げます。

PS. 
最近、思いついたサービスのプロトタイプを作ることに勤しんでおります。
こちらのリンクは最近作った(結構自分の中では力作です)プロトタイプのリンクになるので、もし閲覧いただければ嬉しいです!
テーマは、「ビジネスの出会いを加速させるアプリ」です。コメントもお待ちしております。https://www.figma.com/proto/c8Yt02ZFd3KMsShjMY39Tz/%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AEfigma?node-id=149%3A6959&viewport=-557%2C155%2C0.09662158042192459&scaling=scale-down

岩尾俊兵
2020.12.26

長谷川さん、面白い活動ですね!
みんな実は色々なことに取り組んでいることが分かって嬉しいです。講義が少しでも役に立てば幸いです。