靴を磨く・・・PART2

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。感謝、感激です。
少しでも皆様のお役に立てればと思い本日も記事を書かせていただきます。
また一気に寒くなりましたので体調を崩されぬようご注意願います。

今回の記事は以前書いた記事(靴を磨く・・・|グリーンクロスの社員と採用情報を知るサイト《Pando》)の続きとなります。
前回の記事を見た職場の同僚より実践編の続きを書いて欲しいとの要望もありましたので今回は写真を多く使っていきたいと思います。
靴磨き実践写真の前に少し靴について書かせていただきます。

「自分に合う靴、椅子、ベッドを見つけることができれば、その人の人生は幸せである」

靴を磨く・・・

山本 充(グリーンクロス)
グリーンクロスの社員と採用情報を知るサイト

これはヨーロッパのことわざです。
人間は生きている限りは立っているか、座っているか、寝ているかの三つの姿勢で過しています。その姿勢をしっかりと支えてくれる「最適な物」があれば、「幸せ」になれると考えられています。
ベッドや寝具にこだわり睡眠の質にこだわる方、椅子にこだわって仕事の生産性を高めたりリラックス効果を求める方は多くいらっしゃると思います。ベッドも椅子も何年も大切に使われ中には親から子供に受け継がれていく物もあります。
靴も同じです。自分に合った靴をメンテナンスしながら大切にして履き続けることは「幸せ」につながると思います。なぜなら靴はたくさんの場所に連れて行ってくれるからです。美しい場所、出会いの場所、楽しい場所、悲しい場所と人生には生きてきた証となる思い出の場所があるはずなのです。お気に入りの綺麗な靴だとついつい出かけたくなりますよね。より多くの場所をお気に入りの靴で訪れることは幸せな事だと私は思います。
また前回の記事にて物を大切にする習慣が靴を磨く事で身につくと書かせていただきました。私は物を大切にする事で幸せを呼び込んでくると信じて日々靴磨きを行っております。

それでは靴磨きの方法について写真を交えてお伝えしていきます。

まずはわざと1週間メンテナンスを行わず汚した革靴を見てください。

小傷や汚れが目立ち光沢もあまりありません(照明の真下のため光っているように見えています)






メンテナンス開始です。まずは靴の埃や汚れをブラシで掃っていきます。



こすりつけないよう軽く掃います。
できれば馬毛ブラシを使用してください。
馬の毛は固すぎず柔らかすぎずホウキのようにゴミを払い落とせます。









つぎにクリーナーと布を使い革靴の表面についている汚れや油分を落とします。


私は皮にダメージを与えないようにするため天然成分のみで配合されたステインリムーバーを愛用しています。






全体的に汚れが拭き取れたらクリームを塗りこんでいきます。
(油が固まったりしていて落ちない場合は私の場合は熱湯で溶かしております)
クリームの色は購入時に履いている靴の色に合わせてください。

クリームを塗る際はペネトレィトブラシを使用することをお勧めします。ペネトレィトという言葉は浸透させるという意味でこのブラシは適度な硬さがあり皮の奥までクリームが入り込んでくれます。皮は生きていると言われるほどですのできちんと油分を浸透させないと皮膚と同じでカラカラに干からびてしまいます。


メンテナンスの仕上げは豚毛ブラシや山羊毛ブラシでクリームを伸ばし布で磨きツヤを出して終了です。




ブラシと布を交互に使い磨いていくとどんどんツヤはでてきます。ブラシで表面を撫でて布で磨き上げるの繰り返しです。










ここからは自己満足の世界になりますが、メンテナンスを終えたら次は鏡面仕上げを爪先と踵の硬くなっている部分に施します。比較的柔らかい紐が通っている周辺には施しません。理由は柔らかい部分はワックスが固まった後に歩いているとシワが入りヒビ割れにつながるからです。

ワックスを施す前にベース剤を使い下地をつくります。下地とは表面の小傷を埋めて凹凸を無くし光の屈折をできるだけ最小限に抑えるものです。ベース剤は比較的硬いのですが体温程度で柔らかくなりますので指で塗る事をお勧めします。
下地が固まるまで10分程度おいた後にワックスを塗る作業に移ります。




次にワックスを塗りこんでいきます。ここで準備するものは水です。
指に巻いた布にごく少量の水を染み込ませてワックスを適量取ります。

ワックスは力をあまり入れずに滑らせるように円を描きながら塗り込んでいきます。



←塗り込んだ後です。
見難いと思いますが白いワックスが円を重ねてます。




水を染み込ませた布にワックスを取り円を描くように軽く塗り込んでいく作業を繰り返していきます。ここで重要な事は適度な水分が重要で滑らせるようにする事です。

↑こんな感じにツヤが出てきました。

最後の仕上げです。これは私なりの仕上げなのですがブラッシングと布での磨きを適度に繰り返してきます。



ピカピカになってきました。
この繰り返しで鏡面となります。










室内では分かり難いですが、、、

外で見ると鏡のようになっているのがお分かりになりますか?
以上、靴磨きの鏡面仕上げ(自己流)でした。

いつも綺麗な靴でいると仕事のやる気も全然違いますよ。
是非皆さんも鏡面とまではいかないまでも簡単なメンテナンスはぜひ行って靴を大切に長く愛用していくことで幸せな人生を送れる事を願っています♪




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みやい
2021.12.08

この記事、最高です。ストックしました。。。

自分もレザーのメンテナンス、YouTubeで見ながらやってたのですが、今度からこの記事を見てちゃんとやります✍️

山本 充(グリーンクロス)
2021.12.11

記事を読んでいただきありがとうございます。
ストックまでしていただき感謝感激です。

革のメンテナンスは何度も繰り返して身体が覚えてきますので是非根気よく続けてみてください。(ツヤを出す工程は特に変化が出ます)
写真の革靴は茶色は5年、黒は3年使用しているものです。まだまだメンテナンスを行えば綺麗に使えます。ほかにもスエードのブーツのメンテナンスも行っていますがまたの機会でご紹介させていただきます。

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