こんにちは! 日和のまこです。
今日は、私の大好きな剣山を使った『生け花』についてお話ししようと思います。
生花に詳しくない人でも、簡単に真似できる生け花の法則も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!!
1. 生花とフラワーアレンジメントの違い
日本の花の美学といえば生け花ですが、西洋の花の美学といえばフラワーアレンジメントですよね。この二つ、何がどう違うかご存知ですか?
まずよく言われるのは、
フラワーアレンジメントは「足し算の美学」で、花をたくさん使い、立体的に埋めていく。
一方、生け花は「引き算の美学」といい、季節の草木をできるだけ少ない数で、平面的な豊かな空間をつくる、ということです。
どうしてこのような違いが生まれたかというと、日本人と西洋人の美に対する捉え方が違ったからだといえます。
この二つの写真、あなたはどちらが好きですか?
上の写真は、花が一番大きくまるく見える角度から撮られており、花の形そのものがきれいに見える撮り方です。これは西洋人的な捉え方。
下の写真は花が光に向かって伸びていく様子、植物が成長する姿を感じるように写しています。花の形そのものよりも、表情をとらえた撮り方です。これは日本人的な捉え方ですね。
フラワーアレンジメントでは、花をたくさん使い、立体的に表現することで、花そのものの形に美しさを求めました。
そして生け花では、花を極限まで少なくし、空間の美を利用することで、植物の成長する様子に焦点を当ててきたのです。
2. 生け花をいけてみよう!
生け花には流派があり、敷居が高いと思われがちですが、今回は流派にとらわれず初めての方でも簡単にできるコツを紹介したいと思います。
○準備するもの
- 器
- 剣山
- 花ばさみ
- 花(お好きなもの2〜3種類)
○コツ
- 剣山を隠すこと
→ 大きな葉や、小さめの花を用いて隠すとバランスを取ることができます。
- アシンメトリー(左右非対称)三角形を意識して構成すること
- 3:5:7 → 一番長い花を10 とするなら、二番目は7、下に添えるのは3の高さにバランスを揃えておく
- 中心となる花の本数は奇数で
→ 日本人は古来から、左右対称を嫌う傾向があるそうです。そのため、偶数より奇数。四角形より三角形を意識しましょう。
- 躍動感をつける
→ 葉と同様、長い枝も生け花では貴重な花材として用いられます。左右どちらかに思いっきり飛び出させることで、躍動感のある1ランク上の作品に仕上がります。
参照;『高嶺の花』ではありませぬ!【華道】誰でもできる「いけ方」基本の ...kaigo.news-postseven.com › 暮らし › 知恵
実は生け花、基本のルールさえ押さえれば、誰でもきれいにいけられるよう、計算されています。空間の美を大切にする生花では、切りすぎない程度に葉を落としてすっきりさせてあげてください。咲く花だけでなく、葉の緑や枝も貴重な花材になるので、いつもは通り過ぎてしまうような植物にも目を向けてみてあげるといいかもしれません。
最初から、自由に創造するのは難しいですよね。
そのため今日は、写真多めにしてみました! 全く同じ花、形で真似して見るのも一つの案だと思います。
花には、人の心を癒し、ポジティブな気分にする効果もあり、生けている時間だけでも、自分と向き合うことができます。
ぜひ皆さんも、花に触れる生活を心がけてみるのはいかがでしょうか?
花は人の心を癒す効果があると思います。生花は立体的な美しさが強調されていて、生き生きしているなと以前から思っていました!
空間の美が関わっているんですね!私はほんとに生け花のセンスが無かったのですが、このルールを参考にまたやってみたいです!
生花が引き算の美学というのとても納得です!空間を使って、花自体の魅力や生命力を表しているのが日本らしくて素敵だなと思いました!
あと個人的にどっちが好きかの質問は楽しかったです!私は西洋派だったのですが笑
生け花は小学校でやったので、とても懐かしいなと感じました。
今では当時の作品を振り返ることもなかったので、今度花を生けて、当時の作品と見比べてみたいなと思います。
生花は茶道を習っていたときに数回やってみたことがある程度で、ほぼ無知の状態でした、、
引き算の美学は、能楽でも言えると聞いたことがあります。日本の美しさは他国と違う独特なところがあり、やはり魅了されます