現在IDFC2020では、参加者を募集しています。詳細は下記のURLからお願いいたします。
https://idfc-jpn-mmr.jimdo.com/%E5%8B%9F%E9%9B%86%E8%A6%81%E9%A0%85/
ミンガラーバー!りょうきです!
今回は過去の参加者インタビュー第二弾ということで、現在イギリス留学中の田中さんにIDFC2019参加者当時のことに関してお話を聞きました!
IDFCへの参加に興味がある方はぜひご一読ください!
プロフィール|田中理保 1999年生まれ。大学で経済学を専攻。現在はイギリスの大学で開発学を学ぶため1年間留学中。
Q. IDFCに参加したきっかけ 理由は?
現地の大学生と交流できる東南アジア(ミャンマー)のプログラムに魅力を感じてIDFCに参加しました。
その理由は、成長の著しい東南アジアに興味があったからです。
これまでは家族旅行でアメリカ、カナダ、オーストラリアといった先進国にしか行ったことがないことに加えて、「失われた30年」と言われるように、日本の成長を感じることなく今まで生きてきました。
その一方で、ミャンマーは経済成長真っ只中であり、「アジアのラストフロンティア」とも呼ばれていて、そのような国に行ってみたかったという思いがありました。
しかし、1人で行くには親から反対されるということもあり、ミャンマーの同世代とディスカッションし、交流できるIDFCのプログラムに魅力を感じました。
Q. IDFCの良さはなんだと思いますか?
日本とミャンマーの両方で本会議を経験できることだと思います。
日本とミャンマーの両方の国で、社会課題に関するサイトビジットをしたことで、それぞれの相違点を発見することができました。
私はソーシャルインクルージョン(LGBT、フェミニスト等)の分科会に所属しました。
そして、LGBTとフェミニスト団体にサイトビジットした時に個人的な意見ですが、「団体の人も、学生もミャンマーの方が社会的抑圧が強いからこそ、よりその問題に対する当事者意識が強い」ということを感じました。
例えば、フェミニストに関しては、ミャンマーでは仏教の教えにより女性は仏になれないといった規範があることで、男女平等の考えがあまり浸透していなかったり、LGBTに関しては、ミャンマーでは同性愛は法律により禁止されています。
その一方で、日本では仏教などの規範はほとんどなく、法律によってLGBTを抑圧する動きもほとんどありません。
このように文化や、問題の背景から日本とミャンマーを比較すると、ミャンマーの方が社会的プレッシャーが強く、問題のスケールが大きいことから、ミャンマー側の団体の方と学生から課題に対するパッションをより強く感じることができました。
そういった意味で、両国で本会議を実施するIDFCは有意義なものだと思いました。
Q. IDFCに参加して学んだこと、影響を受けたこと、変わったこと
IDFCに参加したことで、留学や自分の人生への意識が変わりました。
今現在、私はイギリスで開発経済を学ぶために留学をしています。
IDFCに参加した当時は留学前で、ミャンマー側の参加者の子達にイギリスに留学に行くということを話したりしました。
その時に「僕たちには欧米に長期留学はできない」と言われたことにショックを受けました。
頭も良く、英語も話せる優秀なミャンマー人の学生にそう言われて、日本では普通な欧米留学だけど、ミャンマーではそうではない。経済的な格差を感じたと同時に、自分は恵まれているんだと実感しました。
その経験があったことで、私は留学先で開発経済をしっかりと勉強し、途上国における経済格差を是正に貢献することで、「ミャンマーの人たちの機会を広げてあげたい」「ミャンマーに友達がいるから頑張ろう」という人生のモチベーションにもなりました。
Q. 未来の参加者にメッセージを!!
IDFCでは2週間という短い期間ですが、日本やミャンマーだけでなく、自分のことについても考える貴重な経験ができます。
事前学習、ディスカッション、自己分析等、すごくタフだけど、自分を成長させる機会がたくさんあるので、ぜひ参加してみて欲しい!!
取材後記
田中さんは参加した当時一回生にも関わらず、IDFCを通して留学だけでなく、人生におけるモチベーションを見つけることができたということが印象深かったです。
ぜひIDFCでの経験を生かして、これからの留学生活を充実したものにして欲しいと思いました。
参加者募集URL↓
https://idfc-jpn-mmr.jimdo.com/%E5%8B%9F%E9%9B%86%E8%A6%81%E9%A0%85/