I.I.R.の先輩

最高の先輩との出会い
 この団体の人は皆「いい人」です。大勢の人が所属しているが、見事に皆、「いい人」です。そんな団体には面白くて尊敬できる先輩がたくさんいます。ここでは自分が出会った先輩たちを、エピソード付きで紹介します。

自分を巻き込んでくれた先輩
 私がI.I.R.に入って出会った先輩たちにはある特徴があります。それはONとOFFがはっきりしているということです。この団体では責任感が必要な仕事が多く、プロジェクトを盛り上げるために真面目に団体のことを考えることが求められます。ここの先輩たちはもちろんそれができる。しかし、OFFの時に彼らは全力で遊びに取り組みます。アホみたいなことを全力でして、それを全力で楽しんでいます。
 私がこの団体に入って最初に仲良くなった先輩は私より2つ年上でした。その先輩と出会った最初の日、彼は頼んでもいないのに大学の食堂に私を連れていき焼きそばパンをごちそうしてくれました。初対面の1年に対して変なことをする人だなと思いましたが、同時に面白い先輩だとも感じ、その日のうちに仲良くなることができました。そしてしばらく経ったある日、突然LINEでドライブに誘われました。そして伝えられたことは、「とりあえず渋谷に来てくれ」だけでした。当日渋谷に着くと、その先輩を含めた4人の先輩たちが待っていました。車に乗り込み、動き出します。そしてその時、私は行き先を伝えられていないということを思い出しました。行き先を伝えられることなく車は高速道路へ。
「え、あの、どこ向かってるんですか?」
「300km先(笑)」
慌てて携帯を取りだし半径300kmを検索。乗った高速、走っている方向から判断して、、、
「もしかして、名古屋向かってます?(笑)」
「正解(笑)」
この時点で驚きなのに、目的を聞くと
「好きなYouTuberがよく行くラーメン屋に行きたいんだよねー」
「(それだけ!?)」
なんとこのドライブはラーメンを食べに行くためにわざわざ往復8時間かけて愛知県に向かうというものでした。実際に目的地での滞在時間はわずか40分程度。私は先輩たちの行動に理解ができませんでした。しかし彼らはとても楽しそうにしていたし私自身も終始笑っていたような気がします。
 そんなアホな先輩もONになると真剣にこの団体のことを考え真面目に議論をしていて、そのおかげで去年の夏のプロジェクト(IW)は大成功に終わりました。

 私はそんな先輩を見て、真面目なだけではダメ、時には全力で楽しむことが大切であるということを学びました。IW期間中、その先輩に言われたことがあります。
「IWを全力で楽しめ」
この言葉に先輩が込めた意味は、最高の団体、最高のプロジェクトを作るにはまず自分が楽しむことが重要であるということだと思っています。
 自分たちの代も先輩から学んだ姿勢を忘れずに、最高の団体を作っていきます。そしてその姿勢を今度は自分たちが後輩に伝えていくべきだと考えます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。