UBC渡航プログラム②

こんにちは!商学部2年の南茉衣子です。

UBC渡航プログラム体験談の第二弾をお届けします。前回はホームステイをテーマにお話しましたが、今回はこのプログラムのもう一つの特徴、現地の学生ガイドについて書いていきます。

期間中、毎日異なる学生ガイドさんが色々なところへ連れて行ってくれました。やはり現地に住む人から街を紹介してもらうことは面白いものです。バンクーバーでは外国からの富裕層がマンションを買い占め、その影響で地価が高騰してデモが起きていると話してくれました。また、バンクーバーでは物価が高い割に最低賃金が低いため、チップ制度がないと家計が成り立たない人が沢山いる、とも話してくれました。きっと、ガイドブック頼りに観光していたら"住みやすい街と言われるだけあってきれいだな"で終わっていたのだと思います。観光客として外部から街を堪能するだけではなく、そこに住む人の考えにも触れて内部からの視点も教えてもらい、とても有意義な時間になりました。

そして、もう一つ学んだことが、海外からのお客さんを受け入れる心意気です。もちろん、私達のガイドをしたからといってお金がもらえるわけではありません。それでも、現地の学生さんたちは本当にボランティア精神に溢れていました。私達のためにわざわざお昼ご飯の候補地を調べ上げてまとめた資料を持ってきてくれたり、チャイナタウンでは中国語でお店の人と交渉して試食させてくれたり、大学に行った際にはツアーのように満遍なく、そして詳しく説明してくれたり、ぼそっと発した質問に対して10倍の量で説明してくれたり、とにかく自分の街を紹介したい、その気持ちで溢れていました。彼らと比較し、自分が今まで海外からの来訪者の方に対してひどい対応をしていたことを悔やみ、情けなく思いました。日本に迎え入れる側として、自分の言葉でしっかり伝える努力をしようと考えさせられました。

この状況が落ち着き、国際交流を楽しめる日が少しでも早く来ることを願いつつ…お世話になった学生ガイドさんへの恩返しの意味も込めて、おもてなしの精神を大切にする人になりたいと思います。