街頭募金
「正直、学校を一校建てたところで、すぐにカンボジアの教育基盤を整えたり、全ての子どもたちが学校に行けるようになったりするわけではありません。
それでも、私たちが建てた学校を卒業した何百人、何千人の子どもたちが大きくなって、カンボジアの未来を変えてくれるかもしれません。」
初めて参加した募金活動で先輩が言っていた言葉。
「カンボジアの子どもたちの多くが教師か医者を将来の夢としてあげます。
教師と医者が人気だからではなく、子どもたちは身近な職業しか知らないから、
教師か医者しか目指すことができません。」
実際にカンボジアに行った先輩が、自分で見て知ったことをメッセージに。
「ボランティアって、どんな活動もありがとうって言ってもらえることが多いけど、
募金は誰かのために、誰かの代わりに俺たちがありがとうを伝える活動」
二時間の募金活動が終わった後に先輩が教えてくれた。
現地のひとの想いを、私たちが届ける。
現地への私たちの想いを、自分の言葉で届ける。
私たちの言葉や想いが街の人に届いたとき、
「暑いから体気を付けてね」
「いつもご苦労様」
「少しだけど…」
「自分も学生の時カンボジアでボランティアしてたから」
たくさんの人が
温かな言葉と想いと一緒に、募金してくれる。
資金を集めることだけを考えたら、募金活動はかなり非効率。
募金に参加してくれてるメンバーがバイトして、その給料を募金したほうがよっぽどお金になる。
商品を売って、その売上を寄付したほうが大きな収入を得られる。
だけど、私たちが建てたい学校はただの建物じゃなくて、
想いの詰まった、未来につながる学校。
だから想いの詰まった募金はやめられないし、やめたくない。
今はコロナで難しいけど、
直接想いを届ける活動をずっとつないでいきたい。