ヒグチ式教材 「猿山」から学ぶ

皆さん、こんにちは。
烏丸御池ラボの重田です。

本日は、ヒグチ式教材の中の「猿山」から、学習のステップと学習時に重要となる点についてを記事にしていきます。

「猿山」から学ぶ学習のステップ

学習における最重要ポイントは、「学習内容を使い、喜びを感じること」です。
その上で、以下の5点が学習時に意識しておくべきステップとなります。

  1. 違いに気づく
  2. 繋がりを理解する
  3. 真剣に向き合う
  4. 動かす・使う

これを「猿山」を例に解説していきましょう。

1. 違いに気づく

まず一つ目のステップは、違いに気づくことです。
勉強においてもそうですが、違いが分からなければ何の理解にも繋がりません。

猿山を例に例えると、
多くの皆さんが、猿山にいる猿の群れ一匹一匹を区別することが出来ないと思います。
しかし、注意深く観察していると、それぞれの特徴が理解でき、違いに気づけることでしょう。
初めは大きな違いに気づくことから、少しずつ細かな違いに気づくことができてくれば、一匹一匹に対する理解もかなりのものとなりますね。

これは学習においても同じことで、注意深く問題を読むことで違いに気づくことが可能となり、問題理解や解答をするという次のステップに進むことに繋がるのです。
どれだけ違いを細分化できるかで、問題に対する理解度の深まりにも影響してきます。

2. 繋がりを理解する

違いを明確にできれば、次は繋がりを理解することが重要となります。

猿を区別出来ていれば、見えないところに消えた、また出てきた猿がいたとしても、どの猿がどのような行動を取っているのかが一瞬で理解できます。
これによって、「あの猿が岩陰に行ったのは食べ物を取りに行ったからで、食べ物を取り終えたから陰から戻ってきたのだ」というように、一連の行動の繋がりを理解できるようにもなります。

学習という面でも、バラバラな一つ一つの事象の繋がりを理解できると、基礎問題には出てこないような応用問題を解く道標にもなるのです。

3. 真剣に向き合う

いかに真剣に向き合えるかということが、素早い理解に必要なこととなります。

檻の外から猿を見ている人と、危険と隣り合わせの檻の中で猿と接する人とでは、明らかに後者の方が、一匹一匹の違いや特徴を素早く見つけることができるでしょう。
これは危険が伴う分、それぞれの猿を把握することに真剣になることが要因と言えます。

「良い点数を取らないといけない」という理由で真剣に学習に取り組んだ結果、試験直前の勉強内容が一番に頭に入りやすいのでしょう。
日頃から真剣に向き合うことができる人は、テスト前には楽に勉強をしても良い点数を取れているはずです。

4. 動かす・使う

そして最後に、動かすこと・使うことが重要となります。

飼育員さんは、猿の違いや行動を理解し満足するわけではないですよね。
餌をあげたり、合図を出したり実際に動かせることに喜びを感じるはずです。

学習もこれと同じで、内容理解や繋がりの理解ができて終わりではなく、それを使うことによって得られる達成感や、新たな発見に喜びを見出すことが学習の意義となります。

しっかりと理解をしてアウトプットをする、表現をすることが非常に大切であると言えますね。

最後に

今回の記事では、「猿山」を例に4つの学習ステップについて記事にしてきました。
この4ステップを意識して、何度も何度も繰り返し学習をし理解することで、学習がより楽しいものになると言えます。

この他にもヒグチ式教材の中には、まだまだ多くの考えや哲学といったものが蓄積されています!
今後、塾メンバー全員で整理をしながら少しずつ発信もしていこうと思うので、読んでいただけると嬉しいです!


関連記事