R3 体育大会

昨年度は体育大会が中止となってしまい、とても悔しい思いをしました。私は、生徒会執行部として活動する傍ら、応援団団長を務めることになり、昨年度のような悔しい思いはもうしたくないと思いました。今年度は最初から協議種目で接触が少ないものを行うことで、リスクレベルが上がっても開催できるように縮小日程で企画しました。また、例年団席を組んでいましたが、密集を避けるために団席を組まずに、ソーシャルディスタンスを保った座席配置を行いました。団席を組まない関係で、例年団席に掲げていた団画をどうするかという問題もありました。そこで団画は、普段野球部がトスバッティングで使用している防球ネットを借りることで掲示場所を確保することができました。そして、応援団演武については、協議そのものがあらかじめソーシャルディスタンスがあるため、実施できることとなりました。練習については、マスク着用、大声を出さない、練習期間が短いなどの制限もありましたが、無事に行うことができました。生徒会執行部では、2か月かけて準備を行い、説明会や物品の準備、本部の設置、賞状の準備、全体計画の確認などを行いました。各クラスから提出された出場競技名簿に基づき、全校生徒の出場競技のエントリーシートの入力を行うため、生徒会執行部のスタッフを統括するリーダー決め、誰が、いつ、どの競技を入力するか役割を決めました。次に、入力シートを4つにコピーして、それぞれで入力し、最後に4つのデータを1つのパソコンに集め、入力内容を1つのデータにコピーしていく方法で予定より2時間以上早く終わることができました。私たちは、天候や新型コロナウイルスにより1度もきちんとした体育大会を行ったことがありませんでした。すべての人が楽しめる体育大会を作るために、企画や準備をしっかり行うことの大切さを実感しました。また、体育大会が新型コロナウイルスの影響でなくならないように校内放送や生徒会公式インスタグラムを活用した感染予防の啓発を行いました。さらに生徒会執行部は、接触が少なくてみんなが楽しめる競技が必要だと考え、技巧走を企画しました。企画して、実際に実験したりして企画書を作成して先生方が出席する職員会議で承認を得るまでは大変でした。技巧走の中身は、ぐるぐるバットやピンポン玉運び、先生と一緒に縄飛びをしてゴールする競技になりましたが、とても盛り上がりました。コロナ感染症予防のため無観客開催でしたが、保護者向けにYouTubeでLIVE配信が行われました。私は団を牽引する応援団団長兼体育大会全体の企画運営を行う生徒会執行部という全国的に見ても珍しい経験できました。この経験を今後の人生の糧にしたいと思います。

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