10月7日の授業では、第8章「経営のリーダーシップ」について学習しました。
この章では、現代の大きなテーマであるリーダーシップについて述べてあります。どんな人がリーダーに向いているのか、その資質は何なのかという問題や、リーダーシップの力はどんな影響力を持っているのか、また経営者と管理職のリーダーシップはどう異なるのかについて理解を深めました。
ディスカッションでは以下の3つについて意見を出し合いました。
1. リーダーにふさわしい資質は何なのか、それがどのようにリーダーシップに作用するのか。
この問題では、創造力や人間性、コミュニケーション力などの資質があげられました。これらの資質は信頼やモチベーション、全体を把握して効果的な行動がとれるなどのリーダーシップのあり方に作用するのではないかという意見がでました。
2. 理想のリーダー像を行動科学のリーダーシップと創造のリーダーシップに基づいて描いてみよう。
この問題では、部下の成熟度が低い組織などではジャイアンタイプのようにグイグイ引っ張っていくようなリーダーシップも効果的なのでは、という意見がでたり、部下を配慮し民主的なリーダーシップが組織としてのまとまりを強くするのではないかという意見がでました。
3. リーダーの交代で集団や組織の行動や業績が変化した例をあげ、その理由を考えてみよう。
この問題では、会社の例として日産や大塚家具があげられました。また、部活では圧力的なコーチだったときは部員の結束や信頼はあまりなかったが部として成績をあげていた。民主的なコーチに変わってから部員の結束は強まったが、だからといって成績が伸びたとは言えないという部活動の経験もあげられました。必ずしも民主的なリーダーシップが効果的というわけではないのではないかという意見がでました。
次回は第9章「企業文化の創造と変革」について学習します。