2019-09-30 岩尾ゼミ授業内容 第七章「モティベーションと組織活性化」

 9月30日(月)は初めての岩尾ゼミの授業日でした。今学期の岩尾ゼミでは、春学期に引き続き、教科書「経営管理:塩次喜代明・高橋伸夫・小林敏男」の輪読及び演習問題に関するディスカッションを行います。30日の授業では、第七章「モティベーションと組織活性化」について学習しました。

 第七章では、1930年代に登場した人間関係論、1950年代に入ってそれに代わった人間資源アプローチを中核とした組織行動論、1960年代の期待理論、1970年代に入り誕生した内発的動機づけの理論などについて書かれています。また、アメリカで誕生した組織開発が日本で独自の発展を遂げた組織活性化、最近再注目されている組織均衡論についても述べられています。

 輪読後、演習問題4題について、3つの班に分かれてディスカッションを行いました。今回はその内の2つについて書きます。

 1、企業で働いていて、今の職務に満足を感じることは重要なことに違いない。しかし、どういった意味で重要なのか。あるサラリーマンの考えをヒントに論じてみよう。「しかし、今の仕事に満足してしてしまっていいんですかねえ。人間やっぱり現状に不満を持って前向きにチャレンジしていかないとねえ。」

 この問題に関して、「自分のモティベーションがないと次の仕事にも行けない。」「待遇には満足せず、条件を改善していくことが大事。」「組織に所属していること自体に不満があれば、モティベーションは上がらない。」などの意見が出ました。

 2、人はどうして働くのか。金や出世のために働くのだろうか。大金を積まれなければやっていられない仕事は何か。(教科書の内容とは一部変更)

 これに関しては、「単純作業」「責任、リスクある仕事(命を預かる仕事など)」という意見が出ました。

 他の演習問題では、バーナードの公式組織成立の3条件をもとにして、私たちの所属する岩尾ゼミが組織として機能しているかどうかを分析しました。

 次の授業では、第八章「経営のリーダーシップ」について学習します。


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