なぜ渡航に行きたいのか

私が渡航に行きたい理由は大きく２つある。
　一つ目は会員として現在のプロジェクトの進行や新規のプロジェクト作成に支障が出ているからだ。会での話し合いをしている時などに現地の情報がないので動けないという話やこれは実際現地に行って行うべきことなので、渡航ができなければこれ以上進まない、などの理由でプロジェクトが進行できない、実際に行って情報や現状を確認しないとプロジェクトが本当に必要か、本当に実行できるのかを判断できないという理由で新プロジェクトが立たないといった状況を何回を目の当たりにしてきた。会のこれからのためにも渡航なしでの進行には限界があると考える。
　二つ目は私が途上国支援にはミクロな視点が必ず必要で、ありそれを確認するには実際の渡航を通じた調査や交流が必要不可欠だと考えているからだ。マクロな視点でこの支援方法が正解であるとされがちであった途上国支援であるがエスターやデゥフロらの議論からミクロな視点で地域や分野ごとに支援をとらえなおす議論がされてきた。私もその議論に大いに共感を覚えているので渡航をしたいと考えている。
　そして私がここで言及したいもう一つの観点はなぜ渡航に行かなければならないのかである。この理由も二つある。
　一つ目は私たちは一日も早く本当の”支援”を再開しなければいけないからだ。私は本当の支援とはただお金を回して、途上国を対象として利益の最大化を図ることではない。心と心が通い合った先でお互いを真に理解しより良い互いの未来のため、相手のために最大限できることを考え、行動することであると私は思う。そのために私たちは早急に支援先に赴きその関係を取り戻す必要がある。
　二つ目は渡航実現のために頑張ってくれた渡航メンバー、リーダーズ、サポーター、OBOG、危険であることを知って渡航を応援してくれている両親の存在である。渡航メンバーが自分の予定をやりくりしながら準備や練習を頑張っている姿、リーダーズが深夜まで日程調整や情報確認など渡航準備をしている姿、サポーターが自分たちより早く来て準備をしてくれている姿、OBOGが仕事が忙し中、わざわざ自分たちの活動を見に来てくださったこと、行きたいといったとき心配だけど自分の意思を尊重するから頑張ってと背中を押してくれた親。たくさんの人が自分たちの渡航に関わっているし、助けてくれている。このことを考えると私は渡航に行くことをあきらめてはいけないと思う。
そしてこの二つの行かなければ、私の熱意の大きな原動力であろう。
　このような理由から私は渡航に行きたいし、行かなければいけないと考える。