皆さんこんばんは
今日は、私がフランスへ行った時に見たデモについてお話ししたいと思います。
皆さんは「黄色いベスト運動」をご存じでしょうか?
私はフランスパリへ行ったときにこの黄色いベスト運動を目の前で見ました。
人生で初めて、これがデモなんだと感じたのを覚えています。
1.黄色いベスト運動とは??
簡単に言うと、毎週土曜日に黄色いベストを着て行われているデモです。
ちなみに参加者が来ているベストは、車の中に置いておくのが法律で義務付けられているます。車が故障して外に出なければいけないとき、それを着ます。そうすれば、目立つので、後方から来た車にはねられることがなくなります。今回のデモの発端が車なのでそれにちなんでこのベストを着たのでしょう(笑)
私はデモをパリで見ましたが、地方で行われているところもたくさんあるそうです。
2.原因は??
2018年9月に、フィリップ首相が「来年1月1日から燃料税を上げる」と発表したのが始まりです。
3.どれくらい変わるのか??
50リッター入れて、軽油で350-450円くらい値上がりします。ガソリン車ですと半分弱、200円くらい値上がりします(欧州、特にフランスはディーゼル車が多いです。 )
4.何が国民を怒らせたのか??
もともとこの運動は地方から始まりました。理由は地方の人は移動距離が多いということです。そして、フランスはディーゼル車が多く日本と違い隣の家までの距離が遠いので車が必須です。なのでそんな彼らにとってガソリンの値上げというのはとてもシビアなことなのです。
5.実際に見た時の感想
私は初めて見たときに、これがテレビで見ているデモだ!と少し興奮していましたが少し経つと集会所の真ん中で、参加者の一人が煙幕を投げ出して会場がパニックになり、顔面から血が出ているフランス人を見たときは、少し怖いなと思いました。
そして、デモに参加する人が本当に多い!!デモの時間帯は道路が閉鎖していることもありました。
それに私が思うデモとは少し違い、本当にたくさんの国民が参加していました。子供から大人までいました。時には杖をついて歩く老人やラッパを吹きながら参加する人もいて、本当に様々な人がいました。しかし疑問に思ったこともありました。
6.疑問とは??
1)デモの先頭を歩いていた警察は基本的には動かなかったことです。
先ほどのように、煙幕を投げたりする人は捕まっていましたが、基本的にはずっと見つめたいました。これを見たときに、国民の意見を尊重というのが大いに感じられました。国民の声を聴くことに対して尊重するという文化があるのだと思いました。
2)一方、日本ではデモというのを見たことがありません。これは文化の違いから起きることなのでしょうか??それに、参加する人を見ているとデモというよりはお祭りみたいな感じであったということです。
以上のことから私が見たフランスのデモで感じたことは
・子供から大人まで幅広い国民が参加していたこと
・デモというよりはお祭りみたいな雰囲気があったこと
・日本とは違い、デモを起こすことによって自分たちの思いを伝えようとしていること
・国民が意見を伝えることができる場面が日本とは違い大々的に行われていること
こういった点から、一度海外へ出て自国の文化との違いを感じどのような仕組みになっているのかを考える必要があるなと思いました。そうすることで、何が起きているのか?どういった理由でこのようなことが起きているのかを自分で考えることができると思ます。
コロナによってこれからのデモ活動がどのように展開されていくのかも気になります。。。
コメントありがとうございます。
そうですよね、今後どのようになるのか気になるとこです。
しかし、フランス南部では先日大規模なお祭りが開催されていたので、そのあたりも気になります。