皆さんこんばんは、vent arrière の中田です。
今週の一週間テーマは、「様々な習慣」です。
先週に、竹花君が日本では靴を脱ぐ習慣があると言っていました。私は、なぜ日本人が靴を脱ぐのか?知らなかったので調べてみました。
靴を脱ぐ習慣があるのは日本だけ??
私は、調べるまでは日本だけが靴を脱ぐ習慣があると思っていました。
実際のところはというと、お隣の韓国も日本と同じように靴を脱ぐ家庭が多いようです。
他にも高温多湿の東南アジア、東アジアでも脱ぐ習慣があるそうで、
同じくアジアである中国は、地域によって脱ぐ・脱がないの習慣が分かれるそうです。
中には靴を脱がない代わりに、靴用のカバーをかけてから上がる地域もあります。
ちょっと離れて「穢れを外から持ち込まない」という宗教的な理由から、トルコなどの中東でも靴を脱ぐそうです。
また、アラスカ、カナダ、ノルウェーなど寒い地域でも意外と靴を脱いでいるみたいです。
靴を脱がない国は?
フランスやイギリスなどヨーロッパでは人前で靴を脱ぐのは、はしたない事だと思われています。特にドイツでは他人に靴の裏を見せるのは失礼に当たるそうです。
私がフランスへ海外実習に行った際は、ホストファミリーの家では土足でした。しかし、ずっと靴を履いているのは落ち着かないので代わりにスリッパを履いていました。また、土足なので日本とは違い地べたに座ることもしませんでした。
しかし、最近ではコロナウイルスの影響で事情も変わってきているそうで家の中では、靴を脱ぐ家庭も増えているそうです。
ヨーロッパでは、ドイツの発祥ブランド「ビルケンシュトック」のサンダルの靴をroomシューズとして履いているそうです。
では、本題に参りましょう!!
なぜ、日本は靴を脱ぐ習慣があるのか?
まず一つにあげられるのが、「高温多湿な気候」だから!
先人たちは湿気が床にたまらないように縁の下を作ったことから始まります。そうすることで、必然的に外と家の中には段差ができます。この段差ゆえに「家に上がる」という表現もされます。この「上がる」こそが、靴を脱ぐ理由の一つです。家の中は一段高く、大切な場所だと考えられました。そこに「上げ」て、招き入れられるのは特別な人だけだし、大切な場所に土足で入るのは失礼にあたるのです。
もう一つの理由はというと、「足が蒸れるのを防ぐため 」と言われています。
高温多湿な気候だからこそ、肌が蒸れると皮膚病にかかりやすいし、においがすることもあるという問題に悩まされます。なので、通気性をよくするために靴を脱ぐと言われています。
また、床に座り、直接布団を敷く日本の文化も、靴を脱ぐ習慣に深くかかわっていると言われています。現代の日本の大半の道路は舗装がされており、靴もそれほど汚れないが、それでも、土足で踏んだ床に直接座ったり、布団を敷いたりするのはためらいますよね?
そのためか、土足で家に入る国は、大抵の場合、椅子やベッドの文化です。くわえて冒頭にの書いたように、足も隠すべき体の一部と考え、人前で裸足になるのは失礼にあたると考える国もあります。たとえばドイツでは、人前で靴を脱ぐのはマナー違反なので気をつけましょう。
ちなみに、
☝
ビジネスホテルにある、ベッドの上にかけている黒い布は、靴を脱がない文化の人が泊まって靴のままベッドに寝転んだ時に、布団が汚れないようにするための物だそうです。
今回調べて初めて知ったのですが、文化に対しての配慮がなされているのはすごいなと思いました。これぞ、異文化理解の一つではないかと思いました。
最後に
以上が、日本は靴を脱ぐ習慣の理由でした。やはり先人のしてきたことはすごいなと思いましたし、気候によって変わってくる文化も様々です。
また、靴を脱がない習慣のヨーロッパでは、靴を履いたままの生活からなのかコロナの感染者が多いと言われています。感染者を増やさないためにも、文化にのっとった政策というのもしなければならないのではないかと考えました。
日本の文化についても新たに再認識できたので調べてみてよかったと思いました。