「僕らの仮面が外れる瞬間に」

「僕らの仮面が外れる瞬間に」

今日で制作していた作品「僕らの仮面が外れる瞬間に。」が無事完成しました。

広くて狭い街、東京。そんな東京で必死に夢を追い続ける3人の高校生の物語。

私達は今回約25分の長編作品に挑戦しました。

そこで私は仲間と協力すること、作品を制作することは撮影だけではないという事を多く学びました。撮影は一部の人がモチベーションがあっても、関与している全員が作品への想いが揃っていなければ良い作品は作れません。また、一部の人の負担が大きくなってしまいます。

私は今回撮影中に体調を崩してしまい、撮影に参加できない日がありました。メンバーには本当に迷惑をかけてしまいましたし、自己管理できなかった事、カメラマンは監督をサポートするぐらいの気持ちで撮影に望まければなりません。今回は、自分が迷惑をかけてしまった事本当に反省しています。そしてメンバーには、撮影に行けなかった時自分(カメラ)がいないとどれだけ大変かと言う事を改めて教わり、今回失敗をきっかけに私は改めて撮影への思いや、映像制作をしていく中で重要な事を見つめ直す事ができました。常に先のことを考えて行動することです。

撮影中は何が起こるかわかりません。急に体調を崩したり、天候が悪かったり、撮影地が使えなかったり。特に今のご時世特に何があるかわからないからこそ感染症対策を徹底する事など撮影以外の周りにも目を向けていかなければなりません。その様なハプニングにも臨機応変に対応できる力が必要だと感じました。

技術面では画面ごとの切り替えを工夫しました。場面が切り替わる場面を工夫するだけでこれだけ作品は変わるんだと感じました。これから映像を撮る時の場面の切り替えを事前にしっかりイメージしながら繋がりを考えて意識撮ろうと思いました。もう一つは、カットのはじめと終わりは間を空けてカットする事です。そうする事によって映像の間であったり余韻を表現できる事が重要で、また編集の時など画面の切り替え部分が早くなってしまわないとわかりました。

もう一つ学んだ事は素材の量の重要さです。編集のつながりなどで素材が使えなかった時に素材の量が多ければ困ることはありません。常に自分が撮りたいと思った時はカメラをまわす様にしました。また、2つのカメラで撮影するため、ここで撮影すれば違うカットを撮影できるや、ここの視覚に隠れれば撮影できるなど現場ごとに周りを見てどれだけ「効率よく多くの良い映像が撮れるか」にも拘っています。

もうひとつ私が今回感じたのは、背の高さです(笑)演者が男性で背が高いとどうしても少し下からアングルになってしまう事や、足の歩く速度に合わせる事が大変でした。今回は三脚無しでの撮影だったため、自分で固定して撮影するシーンもあり、やはり人間にも限界があるため機材の大切さも学びました。

次の撮影では編集者や、監督、演者などひとりひとりの相手の事も考えて、ここを長くとれば編集がしやすいだろうや、このインサートがあれば使いやすいなど技術面でもそれ以外の事でも常に先のことを考えて行動していければと思います。今回は沢山の挑戦がありましたが自分にとって学びも沢山あり、すごく良い作品が完成しました。

この作品を夢を追う全ての人に届けたいです。