禅のことば 『主人公』

この3連休、どのように過ごされていますか。同じだけ休みを取っても、人によって行動は違います。コロナが世間を騒がしている今だからこそ、無駄な外出を控え、思い切り眠るという人がいれば、いつもより早起きしてゴルフやスキューバダイビングといった趣味に投資をする人もいると思います。なかには、出掛けるわけでもなく、学ぶわけでもなくボーとしている間に休日が終わってしまう人もいるでしょう。

私はどのような時間であっても目的を持って本気に生きるということが大切だと思っております。言い方を変えれば、なんとなく生きるのは勿体ないような気がしています。どう生きようと自由ですが、なりたい自分が決まっていたり、夢を叶えたかったり、目標を高く持ち周りを幸せにしたいと思うのであれば、今から行動を変えると良いと思います。

今から行動を変えるというと抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、結局、悪い習慣からは悪い結果しか生まれこないので、いい習慣に今すぐ(から)変えなさい。と出来の悪い私に当時の経営者が教えてくれました。今ではこういった教えが、私の財産になっております。

「人はいくつになっても成長できる。良いことを始めるのに遅すぎたという事はない。今さらの「さ」を「か」に変えて今からが大切」

「今年、今さらと言っていたら来年はもっと今さらになり、10年後にはもっと大きな今さらになる。よし、今からそうしてみよう!という考え方が将来プラスの人生になる」


話がだいぶ逸れてしまいましたが、元に戻します。
先日、『主人公』という禅の言葉との出会いがありました。日常語での「主人公」とは、物語の主役、中心人物という意味で日常的に使われていますが、禅語でいう「主人公」は物語の主役という意味ではなく、「本来の自己」のことをさします。

心の乱れや迷いに惑わされず、理想の姿に近づこうとする、本来備わった素質を指します。唐時代の瑞巌和尚が坐禅をするときに、「主人公よ」「お前は目を覚ましているのか」「考え違いをしていないか」「本当のおまえは何だ」と自問自答していた時に生まれた言葉だそうです。

どのような時代においても人生の主人公は自分自身」という事に向き合うことの大切さを教えてくれております。私自身、この言葉の意味を知り、改めて自問自答すると自分の弱さに反省する面もありましたが、それ以上に、魂から湧き出る思いに素直になり、心に火を灯していただいたような気がしております。

あと10日もすれば、新社会人が産声をあげます。弊社でも8名がこの事業の思いに共鳴し一員となってくれます。大変有難いことです。会社としてはもちろんですが、私自身も彼ら、彼女らが生きる意味や信念を見出し、本当の意味で心満ち足りた人生を送る「主人公」になれる様に、自らが手本となり責任をもって導いていきたいと思います。

Qwintet life
182件
栁川 敏昭
2020.03.26

「人生の主人公は自分自身」素敵な言葉です。
自分が輝けば、他人を輝かせることが出来る。
自分が大いなるものに挑戦すれば、他人も一緒に挑戦しようと動いてくれる。
まさに「人生の主人公は自分自身」ですね。
僕も我がままに(我の姿のままに)挑戦続けます。
これからも、宜しくお願い致します。

粟本 邦幸
2020.03.27

人生で一番勿体無いのは、最後の目標を見失い、自分が自分の人生で勇者であることも忘れチャレンジすることの恐怖で動けなくなることだと思います。

私も、挑戦し続けてその背中を後世につないでいきます。柳川社長、いつも有難う御座います。

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