【YES!制作の裏話?】 浅妻式?! 脱出ゲームの作り方

こんにちは。

いつもYES!の記事をご覧いただきありがとうございます。

今回は、投稿した問題の解説ではなく、私たちが企画してきたイベント、つまりリアル脱出ゲームをどうやって作ってきたかについて書きたいと思います。

ということで、今回は、YES!ストーリー(構成)担当の浅妻沙良がお送りします!


さて、私が思うに、脱出ゲームは3つの要素で構成されていると思います。

それは      設定  謎  鍵       です。

謎とか鍵はまあわかるけど設定とは?と思う方もいると思いますが、これ、結構大事だと思うんです。なぜなら、脱出ゲームには、「○○からの脱出」のように、脱出すべき状況や背景が隠れているからです。この背景がないと、ただ閉じ込められて何となく脱出するつまらないゲームになってしまうのではないでしょうか。

つまり、「なぜ閉じ込められたのか」「なぜ閉じ込められたのか」がはっきりしないとスリルもわくわくもあったもんじゃありません( ゚Д゚)

ここまで脱出ゲームの3要素を紹介してきました。
ここからは、実際の作り方を書いていきますね。

「設定を構成する」とは、もっと簡単に言うと「おはなしをつくる」ということです。

いつ・どこで・(誰が)・どうした(どうなろうとしている)のかを考えるところから始めるのですが、このアイデア出しが一番楽しい仕事だなあと思っています。

時間があるときに考えたアイデアを溜めておいたり、(特に古典や世界史で)習った事柄や人物から連想した即席話を授業中にノートの隅にメモしてみたり、などなど日ごろからちょこちょこためていたネタ帳から引っ張ってきたり、その場でぱっとひらめいたりと、おはなし作りは、小説を書くように自由に行ってきました。

(余談になりますが、私は自ら短編小説を書き自宅で印刷・製本まで行ったことがあり、お話を考えるのが好きでした。今でもスマホに少しづつ書いて適度に趣味を楽しんだりしていますが、YES!で構成担当になってみんなに自分の考えたストーリーを使ってもらえるのがとてもとても嬉しいです。)

例えば、「ピラミッドからの脱出」では、

参加者古代ピラミッドタイムスリップしてしまい神を怒らせてしまった!
神からの謎を解きピラミッドから脱出しないともとの世界に戻れない!!」

という設定の脱出ゲームを考えました。


時・場所・(人)・事件を決めたら、次にカギを開ける方法を決めます。

普通の脱出ゲームでは、鍵を開けて脱出するのですが、私たちは場所の都合上、部屋に鍵がかけられませんでした。というか、もはやカギ穴がないドア達だったのです。
しかも横にガラガラ引くタイプ。

これは大変だ( ;∀;)

そこで、閉じ込めるためにとりあえず外から突っ張り棒をし、鍵を使わずに脱出できる方法を考えました。


今までの例でいうと、楽器を〇秒鳴らすドアの隙間から紙を外に出すなどです。

このようにして、設定と脱出の仕方を考えます。

そうそう、鍵を探すための道のりも作るのですが・・・
それはまた次の記事に書くのでそちらもぜひご覧ください!!


ここまで長い記事を読んでいただきありがとうございます。

最後にちょっとだけ、このお仕事をして思ったことを書かせてください。

私は、誘われてYES!のメンバーになりました。他の3人は私が尊敬する人の集まりで、ついていけるのか、役に立てるのか、とても不安でした。でも、ストーリー構成を自分から担当して、自分にしかできない役にしたいと思い頑張ってきました。新しいお話を考えるときはわくわくしても、いざみんなに提出するときはすごく緊張して、もっとおもしろい設定にできたんじゃないか、などいろいろな思いが巡ってしまいます。でもみんなの「おもしろい」や「よく思いつくね」といった声がききたくて毎回お話をつくってきました。新メンバーが入る時には、この役にはつかないでほしい...と思ってしまうほど、今では自分の仕事に誇りを持っているし、楽しいです。企画会議で提出した構成が採用されると具体的にイベントの話が進んでいく感じは、自分がスタートの合図をしたようでとても気持ちがいいです。その後の話し合いをしている最中も、心の中ではとっても満足感を味わい、嬉しさでいっぱいでした。みんなのようにかっこいい謎解き問題をつくることはできないけど、自分なりに新しいスキルを身に着けることができたと思っています。構成以外にも演出や広告、動画作成などさまざまな仕事をしてきて、ストーリーを考えるのが一番楽しかったなあと思います。そして、YES!を通して将来やりたいこと、それに伴って大学で学びたい分野も具体的に見つかりました。なんとなく過ごした1年なんかじゃなく、考えて考えて考えた1年だったと思います。時には帰りたくなるような重めの議題を話し合う会議があったり、アイデア出しに行き詰まりスランプになって落ち込んだり…つらいことが最初のころはありました。でも今はいい経験尽くしだったなあと振り返ることができます。そして、全員それぞれすごいところがあるメンバーと、一緒に企画に取り組んでこれて幸せだなあと思います。話があっちこっち飛んでしまいすみません。この活動が大好きなので言いたいことが書けば書くほど出てきちゃうんです・・・。言いたいことは、

   YES!やってよかったな!       ってことです。

最後に・・・

途中で私の個人的な思いが横入りしてしまいましたが、脱出ゲームの構成や作り方、大事な要素が皆さんに伝わったでしょうか?「浅妻式?!」とタイトルに書きましたが、ほとんど全部自己流で作ってきました。なので、私たちがYES!から身を引いたとき、あえて引継ぎをしませんでした。その代の個性があったほうがおもしろいと思うので!そもそも初期メンバーで作り方を熟知している人はいないと思われます(笑)

今までYES!を応援してくださった皆様、ありがとうございました。

これからも、応援よろしくお願いします!

皆さんの声は私たちへダイレクトに届き、やる気が出たりもっと良くしようと思ったりします。一言のコメントでもとても嬉しいのです。お待ちしております☺

読んでいただきありがとうございました。

もう一本の記事もぜひご覧ください! 以上、浅妻沙良でした!(^^)!

三浦 輝
2020.03.29

1年間お疲れ様でした!
ストーリー構成は沙良にしかできない仕事だし、一緒にYES!を作ってくれたこと、感謝してる!いつも独創的なアイデアありがとー。
高3も、大学も頑張ってください!三浦

浅妻 沙良
2020.03.29

YES!に誘ってくれてありがとう!
残り1年、高校生頑張りましょうね。
大学でも面白いこと始めるときは教えてね〜

No Name
2020.03.29

浅妻さん
はじめまして!Pando運営事務局の永井と申します😊
YES!への愛と、メンバーの皆さんへの愛が溢れている記事で、「いいなぁ〜〜〜」と羨ましくなりました。

>みんなの「おもしろい」や「よく思いつくね」といった声がききたくて毎回お話をつくってきました
一緒に頑張ってる仲間のために頑張りたい、という想いが一番のパワーになってること、すごく共感します!!素敵なチームですね🥰

考えて考えて考えて過ごした1年だった!!と私も言えるよう、頑張ります!素敵な記事ありがとうございました(*^^*) 永井

浅妻 沙良
2020.03.29

さっそくコメントありがとうございます!
現状に満足しないでこれからも充実した日々を送って行けるようにがんばります^_^

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