東大25ヶ年や東大27ヶ年は必要なの?各教科について解説!【理系】

こんにちは!

初めてブログの記事を書くので拙い文章にはなりますが、頑張ります!

早速ですが、東大の勉強をしたい!というときに皆さんはどのように勉強をしますか?各予備校の対策授業を受ける、赤本を使う、模試を受けるなど様々な方法があり、一概に正解などはありません。しかし、東大に限らずともやはり傾向や目標を知るために「過去問」をやる人が大半だと思います。そしてその時、本屋で約7年分が載っている赤本のほかに、「東大英語27ヶ年」などの教科ごとに過去問が20数年分載っているものを見かけるのです!この○○ヶ年シリーズの特徴としては年ごとに問題を分けずに単元で問題を分けているので、自分の苦手単元を集中的に行えるのが特徴です。しかし、これらは全部揃えると結構お金がかかります。

そこで今回は理系科目に限りですが、各科目について買うべきかどうかをご紹介いたします!あくまでも一個人の意見ですので参考までにご覧ください!おすすめ度は★5つで表されて、★★☆☆☆で星2つとなります!

(生物はやっていないので今回は書けません…経験者がいれば書き加えるかもしれません…)

数学 おすすめ度 ★★★☆☆

東大の前期数学はセンター試験が導入されてからは大問6つで構成される形式でずっと行われています。ですので問題形式が同じなので2000年以前の問題でも過去問として利用できますが、ここで注意すべきポイントがいくつかあります。

  • 単元が分かってしまう
  • ネットで探せば過去問が見つかる

という点です。

一つ目に関しては、問題の中で解法を見つけ出すのが難しい問題に対してですが、このシリーズは単元ごとにまとめられているので、ある程度の解き筋が分かってしまうのが難点ということです。

二つ目に関しては、東大数学のみに限定されますが、今2020年現在では数々のサイトで東大の過去問とその解答が公開されています。また、Youtubeに関しても解説動画が多く、調べてみればそれ以上のものが得られるかもしれません。しかし、問題によっては現在範囲外となっている行列を扱う問題もあり、数十分間悩んだ挙句、自分の知らない範囲の問題だったということもあります。この場合、○○ヶ年シリーズではきちんと表記されているため、これらのことも考慮すると一長一短です。

現代文 おすすめ度 ★☆☆☆☆

東大理系の国語は~1999年と2000年~で出題形式が変わっており、~1999年では大問4つで構成されており、2000年では大問3つで構成されています。~1999年の現代文は大問2つであり、時間配分が現在と違うので注意しなければなりません。

また、東大現代文の一番の問題点として、「答えが明確に存在しない」ということが挙げられます。東大は基本的に解答を公開していないので、過去問の解答は各予備校、出版社によって作られます。他の教科とは違って解答が本によって大きく異なり、しかもその解答が確実に正しいという確証はないのです。私の意見としては、現代文は一人で過去問を解くのではなく、予備校や学校の先生の解き方を参考にしてある程度の時間配分を知っておく程度でいいと思います。

古文 おすすめ度 ★★★☆☆

現代文で前述したとおり、東大理系の国語は~1999年と2000年~で出題形式が異なるのですが、古典に関してはあまり差異はなく、演習の代わりにはなります。しかし、注意すべきポイントとしては、○○ヶ年シリーズの現代文・古文は文系の問題も含まれているので時間配分が少し違う場合があります。しかし、古典では文系理系の違いがあまりないので、多くの問題に触れることができるという利点もあります。

英語(筆記) おすすめ度 ★★★★☆

東大英語は数年でころころ出題形式が変わりますが、問われている力は昔から変わらないので、昔の問題でも十分な難しさになります。ただ語数が今よりもだいぶ抑えられているので、それを注意しながら解く必要があります。

この○○ヶ年シリーズの利点としては東大以外にはあまり見られない80字~100字の要約や文法問題、小説の長文読解問題などが一気に数十年分まとめられていることです。東大英語の参考書は多くありますが、これほどの量があるものはそうそうありません。1990年代の問題はユニークな問題も多いので苦にならない勉強ができると思います。

英語(リスニング) おすすめ度 ★★★★☆

リスニングは東大英語の120点中30点を占めており、他の大問よりも安定した点数が得られるものです。○○ヶ年シリーズでは筆記と分けて販売され、15ヶ年にはなりますが、CDが3枚付いています。

2018年以前では選択肢が4つのものがありますが、特に難易度が大きく変わるわけでもないので本番に近い問題が解けます。ただし、年度によっては2000年代前半の問題が入っており、これらは問題の傾向が大きく違うため、参考にならない場合があります。

東大はリスニング問題がある数少ない大学なので、買う価値は大いにあると考えます。

化学 おすすめ度 ★★★☆☆

東大化学は大問3つで構成され、大問1つの中に2つに分割されていて、実質6つの大問があることになります。ここ近年で問題数が増加していて、いかにスピーディーに解くかがカギになっています。1990年代の問題を見てみるとその問題数の少なさに驚くかもしれません。実際2000年代から似たような問題形式にはなっていますが、時間配分が明らかに最近と違うので、75分で解くのではなく、65分、60分で解いたほうが良いのかもしれません。

東大の化学は他大学の問題では補えないものもあるので、10年分だけでもいいので解いてみたほうがいいと思います。

物理 おすすめ度 ★★★☆☆

東大物理は大問3つで構成されています。こちらも化学と同様に昔に比べて問題量は増加していますが、化学ほどの違いはなく、程よい難易度となっています。また、昔の東大物理では原子分野から出題されていますので(現在でも原子は出題範囲ではありますが)、東大が原子分野の問題を出した時の対策にもなりえるかもしれません。

ただ、東大以外にも物理の良問は多く存在するので、あまり東大にこだわらないほうがいいのかもしれません。

終わりに

いかがでしたでしょうか。学生時代は勉強をする時間が限られます。私のこの記事を参考にして、自分に合った勉強法を見つけてくれれば幸いです。