映画『STAY HOME』

言うまでもないのですが、

今、

わたしが住んでいる福島県が、

わたしの実家がある山形県が、

いや、日本が、

いやいや、海を超えた世界中が、

新型コロナウイルスによって、

普通の生活を過ごすことができなくなっています。




ある人が、この間こんなことを言っていました。

映画の世界に取り残されたみたい と。




全米が震えた



舞台は、2020年、春。

中国の武漢で新型コロナウイルス(COVID-19)が突如現れた。

コウモリがこの起源となった可能性が考えられている。

そのウイルスは、人々のからだを容赦なく苦しめ、命までをも奪うものだった。

みるみるうちに世界中に感染を広げ、ほんの数ヶ月のうちに、誰も予想もしなかった最悪の事態を迎えてしまう。

日本では、マスク買い占め問題が勃発し、全国に緊急事態宣言というものが出されるのである。

わたしたちは果たして、 自分の命、 大切な人の命、 誰かの大切な人の命、を守れるのか。

そして、最終的に、人類は、そのウイルスにどう立ち向かい、どんな結末を迎えるのか。

こんな時にできることはなんだろう。

その近道はそう、STAY HOME

       映画『STAY HOME』



わたしたちは、この映画の世界に取り残されてしまったのではないか、と。



まあそんなはずもないのが、現実ですが。








それはそうと、

何事でも、大人数をまとめるには、上に立ち、最終的な決断をしなくてはいけない人がいます。

とてもとても大変で責任のある仕事です。

わたしは、今までの人生を通して、そのような立派な立場についたことはないに等しいです。

いつもついていく人間でした。







【サッカー部だった高校時代】

雨の日。

頭上からはもう降っていないものの、湿っているグラウンドで部活動をするのか、グラウンドを使わずに外周や筋トレをするのか、決めるのは部長の仕事だった。

個人的に、わたしは、外周が大嫌いだったので、少しグラウンドが湿っていても、グラウンドでできるべ!と言って、どうにかグラウンド練習ができないかと思っていた。

けれど、湿ったグラウンドは、ただでさえ多い怪我人をさらに増やしてしまったり、ただでさえ平らではないグラウンドをさらにガタガタにしてしまったりする可能性があるので、できれば使わないで練習した方がいいというのはわかっていた。

それらを考慮して、部長は決断をする。

わたしは、外周したくないなあ、足痛いし、など不満に思いながら、あまり本気を出さずに、練習に取り組んでいたと振り返る。

今思えば、1人の部員として、もっと部長に協力すればよかったなと後悔している。

決断する人は、いつも大変だ。





【73人で行ったカンボジア派遣】

昨年、参加者として、Step to Peaceで、73人という大人数でカンボジアに行った。

73人で行動するのは、とても大変だった。

夜ご飯を食べに行って帰ってくるだけで、何時間もかかってしまう。

そのせいで夜のミーティングのスタートが遅れてしまって、寝る時間も十分にとれないまま、次の日の朝を迎え、疲れが蓄積していくばかり。

(まあ疲れなんて吹っ飛んでしまうくらい、楽しい2週間だったんだけど)

少しでも早くホテルに着いて、早くミーティングが始められるように、また、車やバイク、トゥクトゥクの邪魔にならないように、レストランとホテル間の移動は、Step to Peace 2019の運営メンバーが、

急いで横断歩道渡って!!

早歩き!!!

しゃべらないで!!!

と、叫んでいたことがとても印象的だった。

ひとりが少し意識をすると、その意識は連鎖する。

その小さな小さな積み重ねが、案外大きなものになったりする。

いわゆる、塵も積もれば山となる

反対に、

全体に、素早い移動をするように❕と注意を呼びかけても、参加者の意識が変わらなきゃ、次の日もほとんど現状は変わらないまま。

わたしは、運営という立場で去年のStep to Peaceを経験していないので、実際に感じたとは言えない。

しかし、その運営メンバーの言動を思い出すと、一人ひとりの小さな意識が、本当にありがたかったりするのだと思う。



73人がまとまってひとつのことをするのだって大変なのだ。






新型コロナウイルスの収束のために、日本全国に、緊急事態宣言が出ました。


今は、去年カンボジアに行った73人とは、比べ物にならないくらい多くの人が協力しなくてはいけない時です。

部活のこととも、去年の派遣のこととも、規模も状況も同じではないけれど、大人数で同じことに向かって動くって思ったよりも大変です。

そう、世界中にいる約76億人の人が同じ目標に向かって動くって本当に難しいことだって思うんです。

上に立って、決断する人がいて、わたしたちがいます。

わたしたちの少しの意識で、上に立つ人間が少し楽になるかもしれません。











映画『STAY HOME』の結末が、ハッピーエンドとはいかないまでも、言葉も出ないようなサッドエンドを迎えないように。



今わたしたちにできること、

それは、STAY HOME 

早く皆さんと一緒に、映画『STAY HOME』のクランクアップを迎えたいです。















わたしは、

この写真の時のように、

よく晴れた日に、青空の下で、

あごがおかしくなるくらい大きな口を開けて、

早起きして作った いちごサンドとバナナサンドを、

お腹いっぱい食べて、

大切な人と一緒に いつまでも笑っていたいです。








わたしは、
普通が恋しいです。


しずく 

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ばんぶー
2020.04.25

とっても素敵な記事で感動しました😭 映画「Stay home」、結末を決めるのはそこの貴方って感じが良かったです。一人一人の意識が大きく結末を変えることを私も自覚していきたいと改めて思いました🧐

No Name
2020.04.28

コメントありがとうございます!
わたしも、今できることをこつこつとやっていきたいと思います!

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