ブランディングチームの現在と今後の在り方

ブランディングチームの存在意義

 今から私自身が2回生の秋頃から所属して活動を継続してきたブランディングチームについて語ろうと思います。そのために自身がこのチームで何があったのか時系列的に出来事を並べて思い出す作業をしていきます。

 まずこのチームには昼活で偶然初めて出会った偉大な先輩に誘われ、見学、そしてすぐに一員になったという速攻就任の経緯があります。入った時はリーダーの流れるような思考力と話し方に圧倒され刺激を受けたことを今でも鮮明に覚えています。最初は企業のコーポレートガバナンス、SDGsに取り組んでいる企業の例を各自宿題として調べて共有することが習慣として実践されていました。私も当日までに調べ本番では鋭い質問、疑問点を聞かれ内容が深まっていく体験をして初めて企業でするようなミーティングに自分が加わっていると徐々に気づいていきました。

 次に業務の一環としてSNSチェックが始まります。大学の担当支部を5つ程掛け持ち、その支部の一週間Twitterチェックを入念に行い、SFT用語に基づいて間違い、不適切な表現がないか確認するという内容でした。正直、Twitterすらしていなかった当時の自分はSNSを上手に使うことができず、慣れない作業にこの仕事ができなくなった時期もありました。しかし「自分のためになる」と考えることで真面目に取り組み、今では支部探索の手段や他支部からアイデアを見出す方策としても活用できています。以上のように最初はこの二本の仕事が主な業務です。加えてBDの使命、活動内容の把握を皆で毎回共有し、その後定量、定性目標を決めて議論することも多かったです。そしてここまでの仕事が捗るのに議事録の見やすさがありました。文字の字体、色合いが堅苦しい印象を払拭してくれたため当時のリーダーの構築された土台が今でもDNAとして継承されています。

 次にBDの人の入れ替わりについてです。私が入った時はメインが5人程、サブが3人という規模感で学生代表の方も時々参加されBD設立への熱い思いを伝えていただきました。大学、学部も多様であったためBDでの意見の交流はもちろんのことアイブレ、slackでの質問担当コーナーで相互理解が進んでいく過程が私のなによりの楽しみでした。途中から導入されたほめほめタイムではお互いを労わり、各々のモチベーションを向上される目的が内包されていたのでとても良い制度だと思います。このコーナーで毎回20分程時間を使うほどです。
 
 ある時点でリクルート活動がされた時に4回生が2名仲間入りを果たしました。初めて関わるにも関わらず積極的な交流が図られ、各々が真面目に議論に参加して違った雰囲気がもたらされました。ラーマネ(各々が学んだことをプレゼン形式で発表する)という学習型の議題が開催された時期にはブランディングに対して深めたいという意欲が溢れ有意義な時間が続きました。ある時にはフェルミ推定を夜中に真剣に取り組み、その他12時超えるときは多かったですが質の高い時間だったと今思えます。

私が3年になるまでは自分の学部の専攻であるブラィング、マーケティングと並行してSFTでも学ぶという合わせ技を使っていました。そのため専門分野への飛躍的な自己成長が見込めると考えていたのですが現実はそんな簡単ではありませんでした。

 4回生になりBDのリーダーが新しく就任して「ブランディング」はみるみる成長していきます。基本的な仕事は同じなのですがリーダーのブランディングとSFTへの熱い思い、変革していく挑戦心がメンバーに行き届き、次々に新たな施策が展開されています。その中でも印象的な議題が新歓のための広報活動の内容を決めることでエクセルシートを利用して細かく5W1Hを2か月に渡り作成していきました。誰にどんな気持ちになってもらうかを具体的に考えて、結果的にその考案をデザインチームに依頼して連携をとりました。他にも専門性を高めるため2名で小さなチームを作り、ターゲットを教科書を買う大学生、新メンバーになる大学生(新歓用)、協賛企業、事務局メンバー以外と内部、外部それぞれ定めた上での施策作りと実行を繰り返しました。私は協賛企業と教科書を買う大学生を担当しており、かなり頑張ったのですが両方ともBDの範囲内で物事を進める限界を感じました。

 今のBDが機能していないと言われる点がまさに先の出来事で明らかになったと思います。この縦割りの部署と全支部の活動をBDが俯瞰的に把握できていないことから発生する問題はBDがマーケティングという機能も果たせない根本的な理由でもあります。制度がまだ整っていないこと、知識、分析能力が不足していることもBD内の課題です。協賛企業という議題では営業チームの活動内容の把握から始め、綿密なコミュニケーションの必要性を痛感しました。また後者の教科書を買う大学生向けでは各支部ごとに購入までのステップが違い、全支部のカスタマージャーニーマップを作ることの困難さに直面し、このマップ作りは各々の現場体験を踏まえて作成しており支部長にこの業務を任せることが迫られその際にも伝達、連絡の難しさが分かりました。

 このようにブランディングチームは日々ブランディングの知識を身に着け、それをSFTで実行するように全力で努めています。その中でも至らない箇所、学生だからすぐにはできない部分も多くあり、他部署やSFT全体から見たこのチームは何をしているか想像すらつかない可能性もあると思います。それでも設立されてから数年しか経っていない中で各々が自主性と積極的実践、論理的思考力をフルに活用して地道に毎回ミーティングを行い、SFTの絆も同時に作っています。
 
 今回はブランディングチームの私の経験に基づいた一連の出来事を述べましたがまだまだ触れられていない部分、明確な考察ができていないです。
そこに関しては長い目でこのチームの成長変化を見て頂きたいですし、いつでも遊びに来てくだい。本当に和むので(笑)

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