こんにちは。元学生副代表の北野昂大です。
'22の5月にて学生副代表の任期を終えました。学生代表の執行、事務局のみんな、支部のみんな、その他多数の関係者の方々に支えていただいた一年間でした。本当にありがとうございました。今後は副代表の役割をHRリーダーの中に統合していきながらHRリーダーを全うする形になります。つまり、実際のところは副代表としての北野がまだ存在することです。その上で、やはり気持ちの面ではかなり大きな区切りを迎えたのでその気持ちや記憶を忘れないうちに留めておきます。
目次
1年4月:金沢大学支部に入部
1年8月:同期しかいない中で支部長に
1年10月:誰も先輩がいない秋販売の挫折で野望が出来る
1年3月:冬回収で3000冊回収
2年5月:支部へのメンター制度導入を目指してHRに加入&春販売で挽回
2年10月:HRリーダー、プレキャン係、心の不調から10日間ほど離脱
2年1月:支部長引き継ぎ
2年2月:春合宿係
3年5月:学生副代表に
こう記すと改めて私に風が立ったのは1年の8月だと思います。支部が空中分解しそうな状態のときに、使命感という風が立った感覚はいまだに覚えています。その使命感は大きく二つ。
当たり前ですが意識の類は作るだけでは意味がありません。それは実行して習慣化することで初めて意味を持つものです。リーダー職の良いところは、そうした宣言や行動が大勢の前で披露されるため、意識が定着しやすいことだと思います。早速私は、使命感という風を受け、価値観という意志を持ちながら今まで多くのプレゼンテーションや面談を行ってきました。時にはSTUDY FOR TWOの外部の方々にもお話しをする機会もいくつかありました。幸いにして自分のプレゼンテーションが誰かの頑張る理由になったケースもあります。本当に有難い限りです。そうして北野昂大という風を団体の内外に吹かせてきました。ところで風が吹くには風を遮るものがあってはいけません。風を遮ることなく受け入れてくれた方々のおかげで今があることに、改めて日々の感謝を伝えさせていただきます。
前者は私のパフォーマンスが落ちてきたときに追い打ちとして度々発生していました。私も人間なので時には落ち込みを選択しますし、毎日やる気に満ちあふれている訳でもありません。しかし、それ自体は自然な反応なのに私は周りに発した言葉を思い出してしまい更に自分を追い込んでしまうのです。その言葉を思い出すたびに、あの発言をしていた人間がこの有り様か、となるのです。もしかしたら知らない間に疲れていたのかもしれません。想起される言葉は風が運んできたもので、私はそれを背にずっと走ってきたのに、私は走り方を時折忘れるようになりました。いや、そもそも今までも走れていなかったかもしれません。
後者は頭がいいゆえに馬鹿というものです。私自身、問いを立てるのが得意であり好きです。そんなときに、人間不信に繋がりかねない問いを立ててしまったのです。今でもこれはあまりにも蛇足だったと反省しています。無条件的な肯定は人間関係を築くのに大切だとばかり思っていましたが、こうした側面もあるのだと痛感しました。肯定ばかりが優しさではないと強く学んだ瞬間でもあります。リーダーとは導く者であり、歩みを止めることは望ましくありません。それにも関わらず私は使命感という風に対して自身の否定と懐疑という逆風を吹かせ、凪に自身を陥らせたのです。このままじゃだめだという焦燥と、このまま休みたいという渇望の結果、何もしないという凪に。それはちょうど一日の終わりに吹く夕凪のころ、1月ごろの話です。
色々振り返ってみれば、自分らしい時間の過ごし方であり、自分らしい書き方だなと変に納得しています。私が残してきたものは直接成果に繋がるようなものではなかったかもしれません。もしかしたら、その貢献性は微々たるもので、局所的だったかもしれません。それでも、私は今まで皆さんから言葉を、想いをたくさん受け取らせてもらいました。その言葉が何かの貢献性を意味するものだと信じています。私がこうして文章を書けるのも、風を受けながら走ってこれたのも皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。私は皆さんがいるSTUDY FOR TWOに居れたおかげで、ここに所属していることを誇りに思えました。そして何より、幸せでした。ありがとうございました。
風が立った。翔ばねばならぬ。
その風はいつかは立ち去れど、どこかで新風となってまた立たむ。
風が立った。そろそろ、いこうか。
これからのSTUDY FOR TWOに風が立ち続けることを祈って。
'22の5月にて学生副代表の任期を終えました。学生代表の執行、事務局のみんな、支部のみんな、その他多数の関係者の方々に支えていただいた一年間でした。本当にありがとうございました。今後は副代表の役割をHRリーダーの中に統合していきながらHRリーダーを全うする形になります。つまり、実際のところは副代表としての北野がまだ存在することです。その上で、やはり気持ちの面ではかなり大きな区切りを迎えたのでその気持ちや記憶を忘れないうちに留めておきます。
目次
- 風が立った
- 吹かせろ、風を
- 凪
- 風が立ち去り、また立たむ
1.風が立った
私が学生副代表になった経緯をここでは記します。以下、副代表になるまでの簡単な経歴です。1年4月:金沢大学支部に入部
1年8月:同期しかいない中で支部長に
1年10月:誰も先輩がいない秋販売の挫折で野望が出来る
1年3月:冬回収で3000冊回収
2年5月:支部へのメンター制度導入を目指してHRに加入&春販売で挽回
2年10月:HRリーダー、プレキャン係、心の不調から10日間ほど離脱
2年1月:支部長引き継ぎ
2年2月:春合宿係
3年5月:学生副代表に
こう記すと改めて私に風が立ったのは1年の8月だと思います。支部が空中分解しそうな状態のときに、使命感という風が立った感覚はいまだに覚えています。その使命感は大きく二つ。
- 結果で示せ
- 自分の努力、そして結果が子どもたちの人生に直結しているのだから言い訳をするな
- SFTでの経験という種子が人生という風に乗ってどこかで花開きますように
- SFTに所属していることを誇りに思って欲しい
2.吹かせろ、風を
ここでは、副代表としての指針や考え方を記そうと思います。風に導かれ副代表になった私は新しく走り出すことになります。その上で、少し走り方を変えることにしました。というのも650名の代表という名札が否が応でもついてくる以上、それ相応の振る舞いが求められるからです。そのため、副代表としての価値観定立を行うことにしました。新しく副代表としての価値観は以下の通りです。- 感謝を忘れず、1人1人と信頼を紡ぐ
- STUDY FOR TWOを作っているのは自分ではなく支部
- 大切なことは何度も伝え続ける
- 自分の正義と相手の正義、両方満たされる倫理を
- 副代表なんてただの名札。同じ大学生、同じSFTメンバーとして対等に
- STUDY FOR TWOメンバーの規範であれ
当たり前ですが意識の類は作るだけでは意味がありません。それは実行して習慣化することで初めて意味を持つものです。リーダー職の良いところは、そうした宣言や行動が大勢の前で披露されるため、意識が定着しやすいことだと思います。早速私は、使命感という風を受け、価値観という意志を持ちながら今まで多くのプレゼンテーションや面談を行ってきました。時にはSTUDY FOR TWOの外部の方々にもお話しをする機会もいくつかありました。幸いにして自分のプレゼンテーションが誰かの頑張る理由になったケースもあります。本当に有難い限りです。そうして北野昂大という風を団体の内外に吹かせてきました。ところで風が吹くには風を遮るものがあってはいけません。風を遮ることなく受け入れてくれた方々のおかげで今があることに、改めて日々の感謝を伝えさせていただきます。
3.凪
順調そうに見えた私の任期期間ですが、やはり人と組織も「自然」で風が時折止まるようになります。それはなぜか。そう、その風を止めたのは紛れもない私なのです。大きく二つにその理由は説明できます。一つは自分の言葉が逆風として自分に襲い掛かってきたこと。一つは今まで吹かせてきたという風が全て自分の思い込みではないか?という問いを立ててしまったことです。前者は私のパフォーマンスが落ちてきたときに追い打ちとして度々発生していました。私も人間なので時には落ち込みを選択しますし、毎日やる気に満ちあふれている訳でもありません。しかし、それ自体は自然な反応なのに私は周りに発した言葉を思い出してしまい更に自分を追い込んでしまうのです。その言葉を思い出すたびに、あの発言をしていた人間がこの有り様か、となるのです。もしかしたら知らない間に疲れていたのかもしれません。想起される言葉は風が運んできたもので、私はそれを背にずっと走ってきたのに、私は走り方を時折忘れるようになりました。いや、そもそも今までも走れていなかったかもしれません。
後者は頭がいいゆえに馬鹿というものです。私自身、問いを立てるのが得意であり好きです。そんなときに、人間不信に繋がりかねない問いを立ててしまったのです。今でもこれはあまりにも蛇足だったと反省しています。無条件的な肯定は人間関係を築くのに大切だとばかり思っていましたが、こうした側面もあるのだと痛感しました。肯定ばかりが優しさではないと強く学んだ瞬間でもあります。リーダーとは導く者であり、歩みを止めることは望ましくありません。それにも関わらず私は使命感という風に対して自身の否定と懐疑という逆風を吹かせ、凪に自身を陥らせたのです。このままじゃだめだという焦燥と、このまま休みたいという渇望の結果、何もしないという凪に。それはちょうど一日の終わりに吹く夕凪のころ、1月ごろの話です。
4.風が立ち去り、また立たむ
これが本文の最後の節になります。時折、凪が私を訪れていましたが、そこに新風が吹くようになり私はまた走り出すことになります。後輩という新風が、同期の覚悟という新風が、立ち始めたのです。残りの任期もあいまって、新風と、今まで背中を押してくれていた風を受けて私は気が付いたらまた走っていました。そんな私に残されたものは走り方と風のつかみ方を教えるでした。教育と育成を通じて周りの人たちに翼を授け、風を受けて走るのではなく、より高く翔び立てるように。それが個人理念の教育とHRリーダーとしての使命です。色々振り返ってみれば、自分らしい時間の過ごし方であり、自分らしい書き方だなと変に納得しています。私が残してきたものは直接成果に繋がるようなものではなかったかもしれません。もしかしたら、その貢献性は微々たるもので、局所的だったかもしれません。それでも、私は今まで皆さんから言葉を、想いをたくさん受け取らせてもらいました。その言葉が何かの貢献性を意味するものだと信じています。私がこうして文章を書けるのも、風を受けながら走ってこれたのも皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。私は皆さんがいるSTUDY FOR TWOに居れたおかげで、ここに所属していることを誇りに思えました。そして何より、幸せでした。ありがとうございました。
風が立った。翔ばねばならぬ。
その風はいつかは立ち去れど、どこかで新風となってまた立たむ。
風が立った。そろそろ、いこうか。
これからのSTUDY FOR TWOに風が立ち続けることを祈って。