プロジェクト すみだの'巣'づくりプロジェクト

学生がいなくても地域が繋がり続けていること。

本学生プロジェクトでは多種多様な課題解決には他業種・他分野の壁を越えた様々な連携が必要になると考えている。しかし、縦割り行政に代表されるように大人は他分野とのつながりを使いこなせていないというのが現状で、分野の壁を越えた課題解決はなかなか進んでいないといえる。そこで、この地域をつなぐ役割を学生が担い、「防災」という地域の共通課題をきっかけに他業種・他分野同士がつながり、最終的に「学生がいなくても地域がつながり続ける」ことを目標に掲げ、活動を行っている。

防災ものづくり活動

防災観光ふろしき 制作

普段防災グッズを常に持ち運び生活をしている人は少ない。理由として、防災グッズは「防災」という一つの機能しか持っていないものが多く、日常的に使用することができない。そこで、「防災も」機能の一つとして兼ね備えた常に持ち運ぶことができるものづくりを行い、商品化することで新たなビジネスモデルとすることができると考えている。

そこで私たちはNPO団体、地元企業と連携して、「防災観光ふろしき」という製品の開発を行ってきた。
本製品は、防災マップ、観光マップと風呂敷を掛け合わせたものであり、普段は風呂敷として日常的に活用してもらい、非常時には防災マップを見て避難の役に立ててもらうことを目的に制作している。また、撥水機能があり、バケツとしても使用することができる。防災マップは既存の防災マップを活用しつつ、専門家の意見を交えて作成した。一昨年に完成し、小学校へ防災授業を行うとともに、計170枚以上の配布を行った。

現在は新たに墨田区の南部版の制作に取り掛かかり、今年度内に完成、配布・販売することを目指している。


防災ものづくり活動

防災ものづくり活動

コミュニティ活動

防災遠足

 木造密集市街地が多く存在する墨田区は、都内でも火災や倒壊の危険度が高い地域として周知されている。そんな中地域住民からは「本当に1人で避難することができるか不安」「災害について学べる講座を行ってほしい」といったような声が多く挙げられた。そこで子供から高齢者まで幅広い世代が楽しみながら防災を学べる機会を提供してきた。
 私たちの主イベントである”防災遠足”は墨田区の住民と一緒に歩き「まちの魅力を再発見してもらうことでまちをより好きになってもらいたい」、「避難場所や自身の避難時の行動を確認してもらいたい」などの気持ちから始まりまった。2016年から毎年開催し、昨年度は小学生17名をはじめ幅広い年齢層の地域住民や、福祉関係者、看護師など総勢117人の方に参加・協力をいただき、前年度よりも充実したものとなった。
 今年度はコロナ禍を踏まえ、オンライン防災講座を実施予定。

コミュニティ活動

コミュニティ活動

墨田区 防災関連動画 

墨田区のみなさまに防災動画をお届けします。

1分前後と気軽に見れる動画ばかりです。子供から高齢者の方々まで、一人でも多くの方にご覧いただけるよう努めて参ります。

墨田区 防災関連動画 

墨田区 防災関連動画