「THE TEAM 5つの法則」⑥ 〜Boarding(人員選定)の法則(2)〜

皆さんこんにちは!今回もTHE TEAM 5つの法則」についての要約記事を掲載します!

6回目となる今回は、Boarding(人員選定)の法則における、4つの選択肢について、それぞれのチームの特徴に当てはめながら深く掘り下げていきたいと思います!

その際、②の記事の内容を参照するので、是非②の記事もご覧になってくださいね!

↓↓↓②の記事↓↓↓

 公開 2020-03-29   

「THE TEAM 5つの法則」② 〜初めに(2)〜

本多 勇揮
西南学院大学硬式野球部

THE TEAM 5つの法則」② 〜初めに(2)

「THE TEAM 5つの法則」② 〜初めに(2)〜

本多 勇揮
西南学院大学硬式野球部

人員選定をするに当たって、全部で4つの観点があります。まずは、''入口''''出口''2つです。誰を迎え入れるのか、または誰を除外するのか。そして、もう2つが''似たタイプのメンバー''''異なるタイプのメンバー''のどちらを選ぶのかということ。

まずは、''入口''''出口''に関してですが、ここで登場するのが②の記事で示した「環境の変化度合い」です。「環境の変化度合い」が小さいチームは「メンバーが入れ替わらないチームが良いチームだ」と考えるべきです。この場合、メンバー選びは入口にこだわる方が良いでしょう。入り口でメンバーをじっくりと厳選し、長期間にわたって固定的なメンバーで活動する方がパフォーマンスは高まります。これは主に野球型のチームの特徴で、1つ例を挙げると、プロ野球の巨人です。巨人は、1965年~1973年の9年間全て日本一という偉業を成し遂げ、「V9」として語り継がれています。この間、巨人のレギュラーメンバーはたったの4人しか変わっていないのです。9年間で、4人しか変わらないとはにわかに信じ難いですね(笑)。それだけ、入口にこだわって結果を残したいい例と言えます。

では、「環境の変化度合い」が大きいチームはどうでしょうか。この場合「メンバーが入れ替わるチームが良いチームだ」と考えるのが妥当なのでメンバー選びは出口にこだわるべきです。入り口ではハードルを多少下げた上で、その都度パフォーマンスを発揮できるメンバーに残ってもらい、そうでないメンバーには去ってもらう形でメンバーを構成するといったチームに向いています。これは主に、サッカー型のチームの特徴です。例を挙げるとW杯の予選と本選を見ると分かるでしょう。W杯の予選は長期に渡って行われます。その際、戦法と共にメンバーもガラッと変えることがほとんどでしょう。本選に出場しても、メンバーの変更は当然のように行われます。相手チームの特徴が全く異なるため、作戦やメンバーを変えた方が勝率は高まると考えます。まさしく、出口にこだわる方が良いという好例ではないでしょうか。

今回はここまで!

簡単にまとめるとこんな感じでしょうか。

〇「メンバーが入れ替わらないチームが良いチームだ」

=「環境の変化度合い」が小さい

野球型

⇒メンバー選びは入口にこだわるべき

〇「メンバーが入れ替わるチームが良いチームだ」

=「環境の変化度合い」が大きい

サッカー型

⇒メンバー選びは出口にこだわるべき。


必ずしも、入口にこだわれば良いということでは無いということが分かるはずです。チームによっては、そのメンバーを入れたあとからが本番ということもあるのです。

7回目となる次回は、今回の続きとして、4つの観点のうちの残り2つ、''似たタイプのメンバー''''異なるタイプのメンバー''のどちらを選ぶのかということについてです!

その際も、②の記事を参照しますので、ご覧になって下さいね!

それでは、お楽しみに!😊

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