私と秀實社の役割

緊急事態宣言が今月末まで延び、新型コロナウイルスの影響は、私の想定以上となってしまいました。
2月末の福岡出張の際は、コロナが騒がれ始めた時でしたが、ここまで収束に時間がかかる、寧ろ感染が拡大するとは思ってもいませんでした。
あらためて、ウイルスの脅威を感じております。

弊社は、今年4月に入社する社員はいませんでしたが、4月には入社式が行われ、新入社員が入社する企業もあります。
弊社「研修トレーニング®」事業の同業界の方々は、例年4月は、新入社員研修の対応で、繁忙期の日々を過ごされておりますが、今年は概ねキャンセルとなり、相当な損失をこうむっています。

一方で、Zoomを始めとしたWeb会議アプリが普及し、研修やセミナー、ミーティングをオンラインで開催することが常識になりつつあります。
弊社のお取引先企業様には、60年以上の社歴を持ち、今まで新しい取り組みや研修の導入には、相当な時間を要していましたが、今回の影響では、そのような企業様が直ぐにITシステムを導入するという、大きな変化も生じています。

現在のように、時代が大きく変化することを肌で感じている中で、弊社代表は常々、以下の重要性について話しています。

  • 社会的課題、問題に目を向けること
  • 社会的課題を解決するための方法を生み出し、事業化すること
  • 人と組織が突出した能力を身につけること
  • 夢や志、目標を掲げる企業であり続けること
  • 医療の正しい知識を身につけること


「人と組織が突出した能力を身につけること」に関しては、これまでもIT、AIについて何度も目にしてきましたが、今後は、技術面並びに個人としての、魅力、能力を高める必要性について、理解を深めています。

「夢や志、目標を掲げる企業であり続けること」に関しては、私も気を引き締めて、日々に臨んでいます。
顧客経営者から相談を受け「コロナの影響もあって今後、事業も雇用もどうなるかわからないから、一旦目標を低くしようと思うのです」
「企業理念手帳を作成し、理念を語っても、社員には響かないのではないか」
などの話を聞くこともありますが、弊社高橋は真逆のことを言います。

今後は、経営理念やビジョン(注:各社によりその呼び名は異なります)を掲げる企業だけが生き残ることができ、人は益々、経営理念やビジョンを掲げる企業に集まると話しています。
これは、歴史からも明らかになっているようです。

不況またよし。不況は改善、発展への好機である。景気の悪い年はものを考えさせられる年。だから、心の革新が行われ、将来の発展の基礎になる。
―松下幸之助(松下電器産業創業者)
2.不況時こそ、腕を試す最良の時である。人間、苦労するたびに、いくらかいい考えが出てくるものである。
―早川徳次(シャープ創業者)
3.不況は、新しい種まきをする絶好の機会である。
―大社義規(日本ハム社長)

松下幸之助は、事業経営を進める中で、昭和初期のいわゆる“昭和恐慌”をはじめ、幾度となく不況に直面したそうですが、その都度見事に切り抜け、そのたびに事業を大きく発展させてきたそうです。

上記の言葉は、そうした数多くの不況時の体験と実績から生まれた実感とのことです。


最後に、私の役割に関してです。

新型コロナウイルス流行で、多くの大学生が経済的苦境に追い込まれていると報道から耳にします。
また、今回の影響から多くの企業は苦境に立たされて、雇用を維持することが難しくなることを私も肌で感じています。

弊社は、経営コンサルティング事業を通じて、多くの企業の業績向上支援に努めています。
日々、私も顧客経営者からご相談の連絡を受けています。
21歳から秀實社で働かせていただき、7年目を迎えますが、当初は想像できなかった仕事に携わり、日々を過ごしています。
最近少しばかりですが、顧客の最後の砦であり、重責を担うことを体感しています。
今後も「情熱と挑戦に満ち溢れた企業」であり続けるため、大学生の方々の就業体験やアルバイトを通じて、一人でも多くの雇用を生み出し、働く意味や価値を伝え続けていきます。

その上で、秀實社の同志となる方を育て上げていくことが、私の役割の一つです。

槇尾 敦矢
2020.05.07

熊川様、お疲れ様です!
全ての業種、企業が今、大きな変化、改革が必要な時期が来ていると思います。
御社 髙橋代表や先人の方々のお言葉を教訓に、中里有限会社も飲食業に携わる者として、全スタッフの物心の幸福、お客様の満足を追求するとともに、得た技術・知識・精神を全世界の笑顔に挺身していきたいと思います。
これからも宜しくお願い致します!