古くから受け継がれる中山農村歌舞伎

みなさんはじめまして

農学部3回生松崎菜央です!私は大学ではボランティアサークルのローターアクトクラブに所属しています。今が自由に過ごせる最後の夏休みだと思って映画や自炊を楽しんでいます笑


私も同じくりくやひなほちゃん、アルドさんと同じくSUIJIに参加しました!

中山は棚田で有名ですが…

今回私からは小豆島中山の約300年前から伝わる「中山農村歌舞伎」についてお話ししたいと思います!じっくり農村歌舞伎について話したいので2回に分けて投稿させていただきます!笑


去年10月13日、実際に中山農村歌舞伎の役者として出演させていただきました。

中山農村歌舞伎の紹介とその時の練習から舞台の準備、本番まで舞台の裏側を拙い文章ですが最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです!


中山農村歌舞伎の起源は今から江戸時代中期、お伊勢参りに出かけた島の人々が上方から伝えたとされています。

昔は島全体で30ほどの舞台がありましたが今は中山と肥土山の2つしかありません。


中山の舞台は重要有形民俗文化財に指定され、舞台や衣装は約300年前から受け継がれています。そのため、舞台は歩くと軋んだり、着物はすこし汚れていたり虫に喰われたりしていますがそれも一つの魅力だと思っています。ですが、300年前の道具とは思えないほどほとんどが綺麗に保管されています。



歌舞伎保存会という中山の住民の方々がボランティアで今まで受け継いでこられました。


中山の歌舞伎の舞台の1番の魅力は観客席は青天井の芝生席という点です!夕焼け空の色から真っ暗な星空に移り変わるの感じつつ歌舞伎を楽しむことが出来るのは小豆島中山ならではしかできない事だと思っています!





そして、中山農村歌舞伎は会長の久保さんが監督、保存会のメンバーの方々が役者・鳴物や化粧師そして準備等によって行われています。皆さん何年も練習を重ね舞台に出演しているため素人とは思えないほどとても上手で初めて練習を見せてもらった時驚きました。


練習の流れとしては、初めは台詞の読み合わせをし台詞や流れを掴みその後実際に舞台で動きをつけながら練習します。皆さん昼間はそれぞれお仕事がある為、夜に集まって本番近くなるとほとんど毎日遅くまで練習しているということでした。


小学生だけで出来た子供歌舞伎もあります。子供たちも練習のために宿題をちゃんと終わらせてから練習に来るそうです!笑


大人の方々の本番同様に真剣に取り組む姿と子供たちの元気いっぱいの演技に圧倒されました。


舞台で演技すること自体初めての事だったので緊張して初めは声も上手く出せなかったのですが、久保会長の指導や役者の方々のアドバイスはとても丁寧で段々と良くなってる事が自分でも分かりました!

練習中に感じたのは、監督だけが指導しているのでははなく役者さんや鳴物担当の人メンバー全員でアドバイスや意見を出し合ってよりよいものに仕上げているんだなと感じました。


このように、忙しい中皆さん協力的に何度も何度も練習してそして本番に向けて調整していきます。



今回はここまでで、次回は本番当日について紹介したいと思います!よかったら読んでください〜!


もっと詳しく中山のこと知りたいよ〜って方は他の記事やまた今後メンバーとともに更新していきますのでフォローよろしくお願いします!