女子ラクロスに迫る!~四大学合同インタビュー~

 みなさんこんにちは。
第70代成蹊大学体育会本部委員長の山田海斗です。

 先日緊急事態宣言が解除され、段階的に街も動き始めていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。当たり前のように部活動や勉強をしに外に出ていましたが、いざそれが制限されると当たり前の日々に感謝しなければいけないと毎日感じております。

 さて、先日から始まった四大学の課外活動紹介ですが、本日は女子ラクロスを紹介していきたいと思います。大学スポーツと言えばラクロス。部員の大多数が初心者として始めるスポーツにいったいどんな魅力が詰まっているのでしょうか。四大学の主将であるみなさんにお話を頂きました。


取材日:5/25 
担当:辰馬・山田
編集:山田

高貝学習院大学主将高貝菜々子です。学習院の運動部常任委員会の四大戦推進局長をやっているので、見たことある顔がいるって感じです(笑)よろしくお願いします!」
山崎成蹊大学主将山崎花帆です。はい、よろしくおねがいします!」
飯島武蔵大学主将飯島圭です。よろしくおねがいします!」
米本成城大学主将米本華と申します。よろしくお願いします!」



辰馬「最初の質問ですが、ラクロスの魅力について教えてください」

 高貝「やっぱりラクロスの魅力は、他大とか横のつながりが大きいと思っていて、普段の練習から他大学に行くこともできるし受け入れることもできるし、自分のチームでは学べないことがあったり、、、、、『ラクロス・メイクス・フレンズ!!!!!!!』って言葉もありますけどそれだけつながりがあることが魅力だと思います」

山崎「他の部活とちがって、初心者が多いスポーツだからこそ、可能性が大きくあるスポーツだと思っていて、私自身主将とかやるタイプの人間ではないけど、みんなが初心者だからこそ誰でも主将とか役職に就くことが出来る可能性があると思うし、努力次第で日本一とか日本代表を目指せる環境があるのが魅力的かなと思います」

飯島「同じく、大学から始める人が多くて、誰にでもうまくなれるチャンスがあることと、学生主体でやっているため、自分たちで目標を掲げてそれに向かってメニュー考えるのも自分たちなので、そう言ったことが魅力かなって思います。」

米本「私も被ってしまいますけど、やっぱり初心者の人たちが多いという点で、みんな大学から新しいことを始めたりとか、スポーツをやっていなかったけど始めたいっていう人にとって、やりやすいスポーツかなと感じます。あと、自主的にいろいろ調べたり経験したりすることで得られることがあるなと思うので、自主性も身につくのではないかなと思います。」



山田「すいません、就活みたいな質問になってしまうんですけど(笑)なぜサークルではなく体育会で、且つ女子ラクロス部を選択したのか教えてください」


米本「まずは誰かと一つの目標に向かって挑戦するのが好きっていうのと、チームスポーツを通じて得られるものがあると思うので、最後の大学生活でもサークルとかではなく何かに夢中になって挑戦し続けたいという気持ちがあったので新しいスポーツを始めるために部活動を選択しました」

飯島「本気になって取り組むことが出来るというのが魅力的に感じ、サークルももちろん身体を動かせると思うんですけど、部活はみんなが本気になって勝ちを目指しているので、そこに惹かれました。また本気になっている中、自分も成長出来ると感じ、サークルではなく部活動を選択しました」

山崎「部活を選んだ理由は、自分が今まで小学校の頃からスポーツをやってきて、『部活をやってきた』っていう人間だったので、もちろんサークルにも本気で取り組んでいるところもありますが、多くのサークルのように緩い環境の中で活動するのに物足りなさを感じて、最後の学生生活は本気で取り組みたかったから部活を選択しました。
そのなかでラクロスを選んだ理由は、初心者ばかりのスポーツで新しいことに挑戦できる且つ日本一を目指せるところに魅力を感じていて、今までスポーツをやってきて日本一などの高みを目指したことがなかったので、そこに魅力を感じ、ラクロスを選択しました」

高貝「目標に向かって本気で取り組んでいる先輩方に惹かれたっていうのが大きかったです。もともとはサークルにも入ろうかと迷ったんですけど、体験行ったときに何に向かっているのか分からず楽しくやるだけの雰囲気が個人的には合わなくて、部活で先輩方が目標に向かって本気でとことん頑張る姿やそれを話す姿に惹かれて決めました。ラクロス部に決めた理由はやっぱり人が大きいんですけど、オンオフの切り替えがしっかりとできていて、楽しむときはしっかりと楽しんで、部活動中は真剣な姿が素敵だなと思って入りました」

 山田&辰馬「ありがとうございます。やっぱりどうしても就活みたいになっちゃうね(笑)」



 山田「四大戦って、それぞれの部活によって、結構感じ方とか捉え方って違うと思うんですけど、女子ラクロスの四大学のつながりってどうなっているんですか?懇親会とか、定期戦とか、交流会があったりとか、四大戦への想いとか意見とかあったら教えてください」


高貝「懇親会とか交流会はないよねー?(笑)」
山崎飯島米本「うん、、(笑)」
山崎「交流会とかはないよね(笑)」
高貝「交流とかはあんまりないですねー、、、」

辰馬「例えばホッケーとかだったら、成城大学さんと学習院大学さんと公式戦とかで被る以外にも練習試合とかさせてもらってたりするんですけど、ラクロス部も四大戦で年一回試合をしている分他大学と比べてより多く練習試合とかしているのかなと思ったんですけど、、(笑)」

山田「そんな仲良くはないのかな?(笑)」
高貝「あまり関りがないんだよね(笑)」
山崎「部ごとが多いかな?リーグ戦があるからそのリーグの部ごとに試合組んだり、、っていう方が多い印象があります。だから四大戦で戦った時はもちろん戦うし、リーグ戦で見かけたときにも『あ、四大戦の人たちだっ』っていう意識はあります(笑)仲間感はありますね!」

山田「でもその四大学の仲間っていう仲間意識を持っていただいているのは運営側からすると嬉しいですね!」



 山田「また話が戻ってしまうんですけど、ラクロスで思うのはやっぱりみんな高校の時は何の部活動をしていたんだろうって思いますね、、さっきも山崎さんが高校まで部活動をしていたって話をしていたんでいろんな人が要ると思うんですけど、じつは文化会に所属していた部員がいたりとかって、ありますか?」


高貝「いますねー!文化会出身も、でも全然関係なくリーグ戦出ますし、本当に家庭科部とか演劇部とかもすごいいっぱいいるんですけど、普通に今までの先輩でもたくさん出てたし、そこがラクロスの良さかなって思いますね。」

山崎「同じですね、本当に何でも活かせる。スポーツもそうだし、逆に文化部だった人は(他の競技の)癖がないことが強みになるし。テニスだったらシュートがうまいとか、バスケだったらディフェンスがうまいとか。本当にやってきたことが何でも活かせるなとは思います。」

山田「やっぱりラクロスの魅力はみんなが可能性をもって強くなっていけるってところなんですね。。。」
辰馬「今までスポーツをやってこなかった人間とかも幹部になれたり、試合に多く出れたりするチャンスがあるってことですね。。。」


辰馬「今各大学で掲げている目標とかがあれば教えてください。」


高貝「部の目標は日本一です」

山崎「同じになってしまうんですけど、私たちも日本一を目指して活動しています」

飯島「私たちはチームビジョンと目標を二つ掲げていて、チームビジョンは『最後に全員でこころから笑い合う』と掲げています。目標は『圧倒的2部昇格』を掲げています」

米本「私たちの目標は『2部昇格』と置いていて、スローガンみたいなものも決めたんですが、それは『当事者意識を持って、主体的に行動する人になる』と決めていて、これは四年間それを培って社会人になっていきたいという思いで掲げています」


山田「最後にビジョンと少し被ってしまうんですけど、意気込みみたいなものを聞きたいと思います。武蔵大学さんの『最後に全員で笑い合う』って素敵なビジョンだなと思いまして、やっぱり体育会って結果もそうですが過程であるプロセスも大切だと思いますので。ビジョンであったり、意気込みを改めて聞きたいと思います」

 

高貝「私たちにもずっと変わらないチーム理念というものがあって、それは『愛される人』っていうものがあるんですけど、日本一という目標を掲げてもし日本一を達成できたとしても、応援されていなかったり、人として微妙なチームであったら何も残らないとおもうので、『愛される人』という理念を掲げています。それは4年間を通してなりたい姿でもあるし、日々一人ひとりが体現するという意味で置いています。
また、毎年変わるスローガンも置いているんですけど、今年は『Core Pride』というのを掲げています。結構学習院大学は1部リーグの中でも下の方なので、日本一という目標は高い目標ではありますが、それに対して常に一人ひとりが核となる誇りを持ち続けて前を向こうという意味があります」

山崎「私たちもずっと変わらないチームの活動理念と、今年のチームスローガンがあります。活動理念は『想いを言葉にそして行動に』というものを掲げています。それは一人ひとりがしっかりと想いを持って言葉に移して行動にも移せる人になろうというものを掲げています。
チームスローガンは今年は『Over Limit』と掲げています。超えるという意味があるんですけど、私たちのチームは昨年に比べても実力が足りない部分があったりとか、1部の中でも私たちも下の方なので、一人ひとりが限界を超えるっていう意味と、学年の壁とかもなく全てを超えて全員で戦えるチームを目指す。という意味を込めています」

飯島「私たちは『最後にみんなでこころから笑い合う』というチームビジョンを今年初めて掲げました。一人ひとりが強みを活かして、足りないことはみんなで補い合いながら、一人ひとりがこのチームを自分が勝たせたと最後思って心から笑い合えるようなチームという意味を込めています。
目標である『圧倒的2部昇格』は毎年2部昇格は掲げていて、本当にそれがずっと達成できていないというのが現状で、その中で圧倒的な技術力をつけて歴史を変えたいと思って『圧倒的2部昇格』を掲げています。あとは、行動目標みたいなスローガンは『貪欲にこだわる』というもので、一つ一つの練習などで、自分で考えて貪欲にこだわっていこうという意味合いが込められています」

米本「私たちは『2部昇格』という目標を毎年掲げているんですけど、昨年大学史上初で2部の入れ替え戦まで進むことが出来たんですけど、壁を感じて完敗してしまいました。なぜ完敗してしまったのか考えたところ、部内でどうしてもモチベーションの差があったのではないかという形になり、
新たにチーム理念として『当事者意識をもって主体的に行動する』と掲げました。レギュラーでない選手もそれぞれがチームでの存在意義を確立出来たらいいなと思っています。スローガンが、今年は『奪取』というものを掲げていて、昨年叶えられなかった2部昇格を今年こそは奪い取ろうという思いが込められています。」



山田「そろそろ時間も良い感じになってきたんで、最後、四大戦の副実行委員長もやっている高貝さんから何かありますか?(笑)」

高貝「やっぱり話してて思ったのが、ラクロスは四大学ですごい懇親会があるとかではなくて、『試合』っていうイメージが個人的にはあったんで、今後もっと四大学間で交流を深められたら、これからも良い関係が続いていくのではないかなと思いました。」

山田&辰馬「ありがとうございます!皆さん本日はありがとうございました。」



みなさんいかがでしたか。
やはり大学から初心者としてはじめるスポーツには全員に強くなる可能性が秘められている魅力があるみたいです!大学4年間、何か新しいことに熱心に打ち込みたいと考えている方にぴったりの部活ですね。

個人的に思ったのが、チームとして理念やビジョンをしっかりとして定めているところに四大学の女子ラクロスの魅力を感じました!
目標に向かって活動する上にも、根本とする価値観をチームとしてもって活動すれば、単に強くなるだけでなく人間的な成長も見られそうですね。

女子ラクロスの四大学の繋がりは、主に試合での交流ということでしたが、
ぜひ懇親会や交流会の機会も設け、四大学の絆をより強固にしていっていただきたいと思います!


以上で本日のインタビュー紹介を終了します。
最後まで読んでいただきまして誠にありがとうございました。
それでは失礼いたします。

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