学生が大学に主題歌を作る? 前代未聞のアカデミックシアターの申し子! (前半)

在学中にアカデミックシアターの歌を制作された濱崎さん。今回は当時の制作について取材しました。どんな人なのでしょうか? 気になることを全部聞いていきましょう!

◯ただの臆病者だった

──大学時代の濱崎さんについて教えてください!


濱崎 : 受験に失敗して入学したこともあって、始めは勉強する気だったんですけど、すんなり友人が出来たことで遊んでばかりでした。軽音サークルに所属したり、学部の関係でボランティアに参加していたりもしましたが、自分にはしっくりこなくて中々楽しめなかったです。
それなりに大学生活を楽しんでいたと思います。ただ、心の中では「何をすればいいのか分からない」「社会にでるのが怖い」といった漠然とした不安を持って生活していました。

──そんな濱崎さんが変わり始めたのはいつ頃だったのでしょうか?
濱崎 : 3回生の時に転機が訪れました。まず、ゼミの塩崎先生との出会いです。塩崎先生には研究だけでなく、僕についても気にかけて頂きました。本当にお世話になった方で、僕の「育ての母」ですね。
もう一人は、ギタリストの友人です。彼のライブを観に行った時、ステージで輝く姿に「自分も何かを本気でやりたい!」と思いました。それをきっかけに機材を揃えて、音楽を本格的に始めました。

 周囲の人に恵まれていたのは、濱崎さんの運も実力の内というものがあったのかなと思います。


◯図書館が人生の分岐点

──アカデミックシアターと関わるようになったのはいつ?
濱崎 : 4回生になり、中央図書館でアルバイトを始めたのがきっかけです。この年にアカデミックシアターが出来て、必然的に関わりが出来ました。僕が企画したイベントが大盛況で、それが近大職員の寺本さんの目にとまり、仲良くさせて頂いて。そこからイベントをやらないかと声をかけてもらうことになったりしました。


──濱崎さんは大学院を卒業されていますが、そこではどのように関わっていたんですか?
濱崎 : 大学院1回生からは、アカデミックシアターの学修サポートサービスでアルバイトを始めました。音楽面ではこの頃、「ミックスジュースじゃ踊れない」、「アイマイメマイテンテコマイ」をインターネットで聴いた方に、一緒にMVを作らないかと声をかけてもらいました。そこで今までとは違う音楽の作り方を知ることができました。


 研究だけでなく、音楽にも全力で取り組む姿勢! かっこいいです!

 ここまで濱崎さんの音楽活動の原点についてお送りしましたが、次回は皆さんが気になっているアカデミックソングについてお話しを伺います!