第4回 DtF議論

 8月10日にDefine the Futureの第4回目となる議論が行われた。
今回の議題は、「グローバル化と言われている社会で今後も現行のカリキュラムのままで学校教育を進めて行くのことに賛成か反対か」であった。

 私自身今回の議題提示者としてこの議論に参加した。この議論をしたいと思った、背景には、インター系の学校に通う人と公立の学校に通う人との間には今後の社会に対応できるための引き出しが変わってくるのではないのかと感じたためである。また、それと同時に今現在多様な意見が求められている中で学校生活の中でうまくディベートができず苦い思いをしたことがあったためである。

 議論前の私の見解としては、グローバル化といわれ、価値観や考え方が変わっていきさなざまなことが見直され改訂されていく中で、教育カリキュラムは従来のことに新しいことを上乗せし新しい指導要領として発表しているに過ぎないと私自身は感じ取ったためである。そして、日本の義務教育はおいろんなことに触れ自分の視野を広げられるというメリとの傍ら、背景には受験のための埋め込み型の教育であることが多く生徒一人一人が意見を求められる機会が大変少ないと感じた。

 私が今回の議論を通して見直したことがある。それは、グローバル化に日本がどう対処していくかについて考えていく一つの視点に、日本が取り残されている。=今後周囲の先進国に追いつくような教育が必要だと考えてしまっていたことだ。やはり、各国にはそれぞれの歴史的背景があり、全ての国々が同じ教育をするわけにはいかないと思った。
 
 今回の議論のまとめとして私自身が思ったことは、答えのない世の中に向き合っていくことになるのは確かだが、全ての人が対等に考え発言できなくてもよく、それぞれが個性を発揮しそれぞれの場所で活躍できるための最低限のことを学校教育で行っていけばいいのだと実感した。また、今回の議論だけに限らず、議論を深めることであらゆる方向からのアプローチができ、そうすることで、自分な考えは揺らぎより深い自分なりの考えがまとめられる。これは自分自身が成長し物事を多角的に見られるようになる架け橋なのかもしれない。