私にとってのESTとは?

Maayong hapon!(ビサヤ語でこんにちは)

学生NGO EST 16期 海外事業部リーダーの山崎桃子です。

前の3人のブログを読ませてもらいましたが、ブログってこんなに面白いものなんですね!

面と向かっては恥ずかしくて言えなかったり、普段のミーティングでは知ることが出来なかったメンバーひとりひとりが心の内に秘めていた想いとか。

読んでいるだけでも楽しい!(笑)

ブログを書くのは初めてなので、どんなことを書けば面白くなるかな、とか ただテーマにそって話を書くだけではつまらないのかなぁとか、色々考えていました。まあ考え過ぎても良くないですね。とりあえず、余談なども入れつつ書きたいことをありのままに書いていきたいと思います😌


1.ESTに入ったきっかけ

私がESTの存在を知ったのは浪人時代の夏頃。

そもそも勉強嫌いだった私がどうして浪人したのかと言うと、親に言われた何気無い一言がきっかけでした。

「勉強が嫌いなんだったら、わざわざ大学なんて行かなくても良いんだよ。その方がお金だってかからなくて済むんだから」

初めて痛いところを突かれたというか、悔しい気持ちになったんです。

その言葉により、ようやく勉強に対するスイッチが入りました。これが高3の初め頃。

しかし、周りの人たちと比べたら受験勉強のスタートが遅かった&嫌いな科目を放置していたこともあり、思うような結果を出すことが出来ず。でも、ここで諦めたら今までの自分と何も変わらないな って思ったんです。一度ONにしてしまったスイッチは なかなか自分で切ることが出来ないんですよね(笑) そして両親にお願いをして浪人させてもらうことになったんです。

朝から晩まで勉強の日々を送っていたわけですが、息抜きによくやることがありました。それはというと、

"世界史の資料集を広げて、頭の中で世界一周旅行をすること"

今日はアフリカに行ってみようかな とか、東欧ってどんな街なんだろう とか。頭の中だけですが、様々な国を見ていくうちに「実際にいろんな世界を見てみたい」という思いが強くなっていきました。海外に行きたい欲が徐々に高まりながらも勉強をしていたとき、ふとある疑問が浮かんできました。

"NGOって具体的にどんな活動をしているんだろう?"

世界史をやっていれば必ず目にするワードですよね(笑) 非政府組織って言われてもイマイチピンと来ない。気になって調べてみることに。貧困や飢餓で苦しむ人へのサポート、教育や医療体制が整っていない国への支援。国籍や民族を超えて様々な問題に取り組んでいる人がいるんだ と初めてちゃんと知ったんです。

大学生でもNGOがやっているような活動を出来たりするのかな?と思い、『学生 NGO』で検索してみたら、一番上に 学生NGO ESTの公式ツイッターが!

なんだろう?と思いながら見てみると、教育支援をするボランティアサークル と書かれていて何となく投稿を見てみることに。学校を建てたり、井戸を掘ったり、お金を渡したりという活動ではなく、子どもたちの夢を叶えるためのサポート。物ではなく、目には見えない「心」を繋げる活動もあるんだ と教科書や参考書にも載っていない、予備校の先生も教えてくれないようなことにとても感動したんです。

大学生になったらこのサークルに入りたい!と直感で思いました。

結局、行きたかった大学に行けず、ESTへの思いも薄れ、「4年間どうやって過ごせばいいんだろう」と大学生活に全く希望を持てずにいました。自分の大学のサークルを見ても、入りたい!と強く思えるものが見つからず、迷っているうちに 段々とESTの存在を思い出していくんです(笑)

新歓に行ってみようかな と思っても、大学の友達でボランティアに興味がある人はいないし、行くとしたら一人で行くしかないし。でも、行かないで後悔はしたくないと思い、一人で行くことにしました。行ってみると案外みんな一人で来ていて、「あっ自分だけじゃないんだ」と安心できました。(笑)

先輩たちも優しくて、フィリピンの良さや渡航での写真・動画まで見せてくれ、私もこの人たちとこの場所に行きたい!と思って入会を決断しました。

書きながら思ったのですが、まだ1つ目のテーマなのにこんなに書いちゃって大丈夫かな…(長くてごめんなさい🙇‍♀️)


次のテーマ行きますね!

2.ESTに入って変わったこと

まずは「今まで立ったことのない立場に立てるようになったこと」でしょうか。

これは"変わったこと"と言うより"変わりたいこと"と言った方が正しいかもしれませんが(笑)

私は昔から 部長、委員長、班長のような いわゆるリーダー的な立場に立った経験がほとんどありませんでした。でも現在、海外事業部のリーダーという役職で活動させてもらっています。海外事業部は主に渡航の位置付けや渡航内容決め、渡航報告書の作成など ESTが活動していく上で核となるものを作る部なのです。なのでミーティングのときに全体に話を投げかけたり、話の進め方を決めたりと前に出る仕事が多いんですよね。話の回し役にならなきゃいけないのにどうやって進めていけば良いのか分からない、どこまで自分が決めて良いんだろう?と様々な疑問があり、自分のやるべき仕事を果たせていないなぁ と毎度反省会を一人で開くわけです(笑)

話し合いをしているときは、他の人の意見を聞いて「その意見もいいな」「この人は自分とは違う視点で考えているんだなぁ」と色々考えているうちに、そういえば自分全然喋ってないな となることも多かったり。

でも今までやってこなかったことができるチャンスだと捉えて、やってみようとポジティブな方向に考えられるようになりました。まだまだ未熟ですが、どうかお付き合い下さい😢


そしてもう一つ。

「豊かさ」に対する考え方です。

これまでの私は、豊かさとは"何の不自由なく暮らせる基盤があり、欲しいと思ったものは何でも手に入る"そんな環境のことだと考えていました。でも、フィリピンに行ってわかったことは 本当の豊かさとは「人との繋がりを大切にする」ということでした。

決して裕福とは言えない生活を送っていても、一つ屋根の下で家族全員が幸せそうに暮らしているんです。モノで溢れている生活を送っている私は、日常では気付けない大切なことを教わった気がします。


3.ESTと他団体との違い

うーん、難しい…。でも最近ようやく気付いたことがあります。それは、

「ESTの活動に答えが存在しない」こと。

例えば、学校建設をするボランティアサークルだと やるべきことは学校を必要としている地域に学校を建てること。物資支援をする団体では 現地に足りないものを持って行き、現地の人の手に渡らせる。これが活動の答えだと思います。

でもESTの活動は、子どもたちが夢を実現させるためのサポート。現地の学校で行うような授業ではなく、ESTにしかできない授業をすることで フィリピンの小さな島の中では知ることができないようなものを共有する。私たちESTが発信できること・それを子どもたちが受け取ることは、はっきりと目には見えないかもしれません。なので、授業で得た知識をどう吸収し、どう使うのかは一人一人によって異なるのです。

他の人から聞いた話なのですが、ある先輩がこんなことを言っていました。

"100人子どもがいたら、100通りの受け取り方がある"

同じものを知見しても、感じ方は人それぞれで、何通りもある。だから「授業の目的や答えを我々ESTだけで全てを決めつけてしまわないようにする」ことが大事なんだと思います。

答えがないからこそ、ESTの活動に限界もなく、様々な方向に可能性が広がっている気がします。


あまり他の人に話したことのない過去の話までタラタラと書いていたら、こんなに長くなってしまいました…。大学の課題レポート並みの文字数ですね😂

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!


次は、某教育番組で放送されていたクッキンアイドルまいんちゃんに似ている さほです!😆