2019 夏渡航振り返り 〜お絵描き〜

こんにちは!お久しぶりです。

ここにきて生活リズムが崩れ始めている柴田たくろーです。

バランスのいい生活を心がけていきたいところです😂


さて、自分からは2019年度夏渡航で行った「お絵描き」の授業について話していこうと思います〜🥳


方法としては、あらかじめ半円が書いてある画用紙を子供たちに配り、その半円に絵を書き足す、という内容でした✏️

その後、自身がどんな絵を描いたのか、そしてお友達がどんな絵を描いたのかを発表し合いました。


そもそもなんで「お絵描き」が授業なのか疑問に思った人もいるかもしれません。もちろん「半円をどのように活用するか」といった想像力や独創性を発揮してほしいという思いもあったのですが、この授業の一番の目的は、「自身の作品をみんなの前で発表すること」と「お友達の発表をちゃんと聞くこと」にあります!🙋‍♂️

聞いたところによると、フィリピンの教育現場では、“先生が教え、生徒が覚える”といった、一方向的な教育が主流であるため、学校においても自身の意見を分かりやすくみんなに伝える、といったような機会が少ないそうです🤔 みんなの前で自信をもって説明することは将来必要になってくるので、そのような経験ができる機会を作ろう、ということでこの授業を行いました!

実際に行ってみると、みんな思い思いの絵を描いてくれました👏 そしてみんな恥ずかしがりながらも頑張って発表してくれました。途中パプニングもありましたが、成功だったのではないかとおもいます〜😊

皆さんだったらどんな絵を描きますか?? 「すいか」や「傘」などを思い浮かべるかもしれません。現地の子どもたちは「ヨット」や「日の出・日の入り」が多かったです! たしかに小さな島で生活している彼ら彼女らにとって、それらはとても身近なものですね。

また、傘は傘でも、子どもたちは余白にお日様を描いていました。日本では「傘」=雨という印象が強いですが、南国のフィリピンでは雨をしのぐものというよりも、陽を遮るものとしての認識が強いのかもしれませんね🤔


自分は、こういった異なる文化・考え方に触れて自分たちも何か学び取る、といった姿勢がとても大事だと感じています。ボランティアってどうしても支援「する」側と「される」側の間に優劣の関係が生じやすいです。世間的にも、ボランティアは余裕のある人が貧しい人のためにするものだ、といったような考えが多いように思います。ですがこういった認識は支援される側からしてみれば不快だろうし、両者の間に信頼関係が成り立たずボランティアの価値も薄れてしまいます。ESTが何かを「教える」と同時に、ESTも現地の人々から何かを「教えていただく」。確かに我々が物質的に豊かな生活をしているのは紛れもない事実かもしれませんが、その生活が“正解”ではありません。フィリピンにも沢山のいいところがあります。同じ土俵に立ち、同じ時間・感情を共有すること、そしてお互いに高め合える関係こそが、一方的な支援から脱却する道なんじゃないかな、と思っています!!

少々長くなってしまいました😂

またお会いしましょう〜🙋‍♂️

MANA!!