私が大学1年生から今現在続けているのが、個別塾講師のアルバイトです。
大学に入り、新生活も慣れてきた頃、アルバイトを探していました。
「時給良さそう...子供好きやし...得意だった英語教えるのっていいかも...」
こんな軽い気持ちで始めましたが、
4年目となる今では塾長、保護者、生徒から大きな信頼を得ています。
そこで、私が生徒の成績を伸ばすために大切にしていることを皆さんにお話したいと思います。
その1 生徒の"つまずき"を見つける
私の勤める塾に通っている生徒の多くはいわゆる勉強苦手タイプです。
宿題や学校のワークは提出期限ギリギリまでやらない(もはや提出期限過ぎてもやらない)
テスト勉強は1週間前からやっと基本からスタート
分からないところが分からない
もちろんこのような子ばかりではありませんが...
中学時代、内申点目当てに死ぬほど勉強していた私からすると、理解不能って感じでした(笑)
そんな生徒たちの成績を上げるには、
その問題が単に "できる" のか、"できない" のか
ではなく、
"何につまずいているか" を知ることだと思います。
一つ一つの間違えている問題を見て、
「これはこうだよ」と正解を教えてあげるのはもちろん間違っていません。
しかし、沢山の色んな間違えた問題を客観的に見て、
"この子はこういう所につまずいているんだ"
ということに気づき、伝えてあげることが成績を伸ばす一歩だと考えています。
自分で自分の間違いの傾向を見極められて対策できたら、勉強には困っていないはずですよね。
でも生徒は問題を解いて、合ってるか間違ってるかだけを見て、解き直して終わりです。
そこから、それぞれの子のつまずきポイントを見極め、伝え、指導する
これが私が心がけていることの一つです。
その2 保護者との連携
塾業界は、当たり前ながら消費者とサービスを受ける対象が違います。
そのため、いくら生徒に熱心な指導をしても、塾代を出している保護者から認めてもらえないと成り立ちません。
中でも個別塾に通わたいと思う保護者は、集団や学校の授業についていけていない子供を持つ方が多いため、特別勉強に対する思い入れが強い傾向があります。
そこで大切なのが、保護者への電話です。
電話入れを通して先程述べた、生徒一人一人のつまずきポイントを保護者にも伝え、
家での様子、困っていることなどを聞き、アドバイスをします。
電話では相手の顔が見えないため、いつも以上に話し方や声のトーンには気を配っています。
こうして保護者への丁寧な対応を欠かさないことで、
この先生なら熱心に子供のことを見てくれているし、安心して任せられるな
と思ってもらえるようになります。
「教える」ことのやりがい
自分では分かっていることも、相手、小中学生に理解してもらえるように伝えることは難しいです。
でも、楽しいんです。だから続いているんです。
どんなに疲れていても、塾に行って、生徒と話して、教えていると疲れなんて吹っ飛びます。
先日塾長から嬉しい言葉をいただきました。
『英語の授業がめちゃくちゃ分かりやすいって〇〇(生徒)さんがずっと家で言ってるらしく、お母さんが絶賛してたよ。』
そんな風に思っていただけていることに感激しました。
生徒と保護者、どちらからも信頼を得る
私が理想としている形はまさにこれです。
たかが学生アルバイトですが、とてもやりがいを感じています。やりがいしかないです。
この経験は自分の人生においてかけがえないものになっています。
これからも、私らしい授業でたくさんの生徒の喜ぶ顔が見れたら嬉しいです。