好きこそ物の上手なれ

勉強なんて大嫌い

私は小学生時代、勉強に楽しみを見つけられない子どもでした。

「なんで勉強しないといけないの?」

これは当時の私の口癖です。毎日黒板を見つめて、板書をとり、帰ったらやりたくない宿題をする日常にうんざりしていました。大人は「なんで勉強しないといけないの?」という質問に対して理由ではなく「勉強はやらないといけない」、「やって当たり前」という言葉を並べたり、成績が悪いと怒るばかりで、私はやり場のない怒りを感じていました。そうして最終的に『勉強』そのものが嫌いになったのです。

中学での転機

相変わらず勉強嫌いな私でしたが、あるきっかけで『勉強』を始めます。
ONE OK ROCKとの出会いです。友達から紹介された曲をなんとなしに聴いた時、同じ日本人がネイティブばりのきれいな英語で歌を歌っている姿、曲の迫力に圧倒され、鳥肌が立ちました。それからいろんな曲を聴いたり、バンドを知るうちに、ボーカルのTakaに憧れを抱くようになり、自分も英語が話せるようになりたいという思いから英語の勉強を始めました。時には毎日ある自主勉強ノート2ページの宿題で歌詞と単語の意味、文法を調べて書いたり、お風呂でTakaになりきって熱唱することで発音を鍛えるなど、英語自体をすごく楽しみながら勉強しました。英語好きになった私はもっともっと英語が学びたい、そんな環境が整った学校に進学したいと思うようになり、そのためには、受験のため、他の科目の勉強の必要性が生まれました。勉強の目的が定まったことで、日頃はつまらないばかりだった学校の勉強でもやりがいを感じられるようになり、勉強嫌いを克服出来ました。


勉強の動機

実体験から、私は子どもが勉強をする動機は大きく分けて2つあると考えます。

①単純に楽しいから

得意科目がこの例として顕著です。ある科目だけは好きで、勉強するという体験は多くの人が経験しているのではないかと思います。楽しいからこそ人は自主的に学ぶ。これは私にとっての英語がそれで、これこそ勉強の動機の一番重要な要因だと考えています。

②目的のために必要だから

ある科目が好きだからと言って、全ての科目を好きになるというのはほぼ不可能な事です。しかし、勉強嫌いな生徒が受験期に突然成績が上がることってありますよね。「あの学校に進学したい」など目的さえ明確になればしんどくてもやりがいが得られるのだと思います。私が進学のために必要科目を勉強するようになったのも同様です。

勉強が好きになる教育作り

私がLearnBoを通して子どもに教えたいことは「好きこそ物の上手なれ」を軸にした楽しい勉強です。興味、関心さえあれば、勉強も楽しめますし、子どもの集中力は計り知れないので飲み込みも早いです。勉強は大人になっても付き合っていかないといけないものであるからこそ、楽しんだもの勝ちです。私と同じように「勉強が嫌い」な子どもほど「楽しい勉強」に触れることで苦手意識を減らし、少しでもイメージが良くなれば今後の人生のためになるはずですし、私としてもそれ以上にうれしいことはありません。これからも「好きこそ物の上手なれ」精神で子どもの興味、関心を伸ばす教育を作っていきます!

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