「ガリバー」が好調なワケとは

みなさん、こんにちはこんばんは。

ACT TRADERS運営のナカザワです。


本日も、読むだけで経済や金融に詳しくなれる、そんな記事をお届けします!


本日のテーマは、中古車販売の大手と言える、「ガリバー」について、コロナを絡めてお話をしていきます。


みなさん、ご存知の中古車の買取販売チェーン「ガリバー」を手がける、株式会社IDOMはこのコロナ禍においてもかなり好調です。


2020年3〜11月期決算の売上高は前年比3.5%増の2,821億円、営業利益は同じく11.5%増の86.2億円でした。


コロナ禍で多くの産業・企業が数字を落としてる中で、かなり力強い業績であるといえますね。


僕自身、若者の車離れが進んでいる実感はあります。

みなさんは運転免許証を持っていますか??


僕は持っていますが、今都会に住んでいる人は特に、免許証いらなくない?というトレンドにある気がしています。

(著者の弟も、頑なに教習所に向かおうとしません。笑)



そんな車離れのトレンドはありつつも、自動車産業は巨大です。


IDOMの資料によると、新車市場が13.8兆なのに対して、中古車小売は3.7兆だと言われています。

その中で、かなりの存在感を誇っているのが、IDOMである。


このIDOMの中で、ガリバーというサービスは、今までの中古車市場の不透明さを大きく変えてきたのです。


日本の自動車メーカーは頻繁にモデルチェンジをするため、中古車価格の下落スピードが早いです。

それに起因して、多くの中古車販売業者は消費者から安く買い叩くしかないというマイナスな側面がありました。

これでは、信用を勝ち取ることができないと考えた、創業者の羽鳥氏は、全国の中古車オークションでの最新情報を収集するというモデルを構築しました。


これによって、ガリバーは今ならいくらで売れるという確証を持つことができるようになり、結果として買取価格も上げることができて、顧客からの信頼も獲得できるようになりました。



それでは次に、コロナ禍での話をしていきましょう!


2020年3~5月、新車市場が低迷したことで、買取台数が大きく減少しました。

一方で、底堅かったのが小売販売です。

一回めの緊急事態宣言が解除された後は、来客回数が回復し、小売台数がさらに上振れしました。

そこからまた、新車販売台数も復調してきて、買取台数も正常化していっています。



僕がこの動きの中で面白いと思っているのは、出店基準・閉店基準の見直しです。

閉店基準も引き上げ、出店基準も引き上げました。


要は、店舗数を絞って、コストダウンしたのです。


コロナによって、大きく人々の行動は変わりました。

それに対して、どのように対処していくか。



車の市場については、そもそも移動しない人が増えている中で、クルマと日本人の関わりについても今後の動向が気になるところです。


自動車市場かつ、中古車市場のマーケットをリードする、ガリバーの動きは今後も要チェックです!!!


本日は、こんなところで!

最後までありがとうございました!

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