コロナ後の世界とか、デジタルトランスフォーメーションとか、Society5.0とか、AI、仮想現実、拡張現実とか、人は変わりゆくものに目を向けます。短期的な競争、目の前の便利で快適な生活、そんなところに目を向けると、それら技術革新による社会の変化は重要なウエイトを占めるものです。
テクノロジーの進歩は、生存と競争、快適さの向上という人の性質の一面に支えられて、進歩を続け、変化を遂げてきましたが、人が心の底から自分を認めて充実感を味わうという生き甲斐や幸福は手のひらをすり抜けていく風のように、生存と競争による進歩が掴み損ねてきたように写ります。
どんな生物よりも競争に明け暮れているのがホモサピエンスです。何かに取り憑かれたように、競う必要もない状況でも我こそはと競い合い、競争優位に執着する。
皮肉なことですが、肉体的には生態系の頂点にはないけれど、知能によって生態系の頂点に上り詰めたがばかりに、常に不安を掻き消す為に奔走する羽目になってしまったのでしょう。
競争に疲れ果てたように見えても、まだ競争を激化する。社会が技術的に発達しても、この性質に動かされているばかりでは、心の豊かさは手に入らないでしょう。
それでもまだ、競争優位こそが幸福への道と勘違いして、技術革新を志向すれば、人類の未来は明るくはなりません。
変化に目を向けることも生きる上で必要ではありますが、変わらぬものにこそ私達の生き甲斐や幸福に繋がる原点があると私は強く思っています。変わらぬものに目を向けて、それを掴み取る時に、風のように掴みきれずに消えていく幸福は心の中に宿ることができます。
タイムマシンと翻訳コンニャクがあって、過去、未来の世界中の人々と話せたとしたら、多くの競争や環境に関わる話しは噛み合わないでしょうが、人の幸福や生き方ということについては誰とでも有意義に話し合うことが出来るでしょう。
世界に宿る性質、生命に宿る性質、ヒトに宿る性質は変わらぬものとして横わたっているのです。
変わらぬものに目を向けることこそが人生充実と、幸福への唯一の道です。私達に宿るものによって感じるものであり、それを大脳新皮質で理解することが私達の意識が人の幸福を掴み取れる唯一の方法なのです。
「日記」と「変わらぬものに目を向ける」を読ませてもらい考えさせられました。
「人類の意思が叡智を積み上げてきた中で見出してきた経験則は」平和に繋がるものだと思います。しかし「競争に明け暮れているのがホモサピエンスです。何かに取り憑かれたように、競う必要もない状況でも我こそはと競い合い、競争優位に執着する。」その行き着く先は、、、
全世界、コロナ 禍というかつてない事態の元、自国の優位性を競い合う各国のリーダー達。
SF映画の様な、競争に明け暮れた人類が、故に人類が滅亡する様な未来にならない様、祈るばかりです。
非常事態宣言解除とはいえ、観光に関係する会社は弊社を含め昨対9割減収が当たり前になってきました。
コロナとの我慢比べです。
でもコロナ倒産の数には絶対に入りません。
やるやる行って今までやっていなかった事を全部出し切って復活します。
引き続き、これからも宜しくお願い致します。
いつも目を通して頂いて、ありがとうございます。私共もコロナの影響で4月、5月は売上半減の状況ではありますが、9割減というのはとてつもない苦難の状況とお察しいたします。私に出来ることでお力になれればと思いますので、考えてみます。
松下社長コメントありがとうございます、そして温かいお言葉も本当にありがとうございます。
今まで頂いたご尽力で十分でございます、これからは自力で頑張って行きます。
前回もお話しましたが、コロナ禍の元Zoomにて学生さんとの繋がりが深まってきています。
学生起業の学生さんの話を含め、また報告させて戴きます。
本当にありがとうございます。
技術経営と経営戦略という、わりかし目の前の技術と競争優位(を得る方法)を追いかけがちな分野を専攻してしまっている私ですが、おっしゃること良くわかります。
技術にしてもお金にしても、最初は幸せになるために追いかけていたはずが、いつの間にか追いかけること自体が自己目的化して、さらには技術やお金のために幸せを犠牲にしよう!という倒錯した本末転倒な価値観に至ることがあります。
産業革命後にむしろ貧しい人より裕福な人の自殺が増えたというデータがありますが、それと同じ状況が繰り返されているかもしれません。
技術とその進歩を加速させる競争は、それ自体は可能性を広げる手段なわけですが、本来の目的が何であったかという大前提が抜け落ちると目的に対して意味をなさないものになり得るという認識を人類が持っていないとなと、いつもそこに問題意識が向かってしまうんです。
私は経営者というよりは思想家よりの人間なのだろうと思います。ご理解いただける方がいるというのは思想家としては嬉しい限りです。