皆さんこんにちは! ☀️東京本部の企画部に所属する2年の濱美咲です!
今回はアフリカにおける地球温暖化の現状と環境問題への取り組みについてご紹介したいと思います🌱
現状について
世界の中でも地球温暖化の影響が大きくなると考えられているアフリカでは、すでに様々な被害が出始めています。
国連のレポートによると、サヘル西部で乾燥が深刻であり、気候変動の影響が特に大きいと懸念されている西アフリカでは、今後、気候変動により作物の生産量と収穫量の不安定を招き、食料の安全保障を脅かす可能性もあります。南アフリカでは、干ばつと熱波が起こると考えられており、降水量の低下による川の水量の減少も相まって、水不足が起こるのではないかとされています。
私たちASANTEが支援活動を行うタンザニア🇹🇿では、大陸最高峰の山であるキリマンジャロの山頂付近の雪が解けていたり、海岸線が200メートルほど内陸に浸食し、家や建物が流される被害が報告されています。
地球温暖化対策
アフリカの国々で行われている地球温暖化対策に対して皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか? 近年、地球温暖化による深刻な被害が危惧されているアフリカでは、様々な国で地球温暖化対策が盛んに行われています🌿
・プラスチック袋の規制
2003年に規制をはじめた南アフリカを筆頭に、アフリカ大陸では54カ国中、過半数の30カ国がプラスチック袋の使用、販売、製造、輸入に規制をかけており、24か国以上が使用を禁止しています。(2019年時点) なかにはケニアとルワンダのようにプラスチック袋の使用に対し、罰金や禁固刑を科すと定めている国もあります。
日本では、昨年からプラスチック袋の規制が始まったので、それに比べると、随分前からアフリカの国々ではプラスチックの地球温暖化に対する悪影響を認識し、行動に移していたことがわかりますね!✨
これらの規制でプラスチック袋に代わる物も出てきており、ルワンダのスーパーや市場ではプラスチック袋の代わりに紙袋が無料配布され、紙袋が浸透してきています。さらに、南アフリカの科学産業研究所ではとうもろこしと砂糖から作るバイオプラスチックも開発され、今後、プラスチックの代替品になりうるのではないかと注目されています。
・廃棄物発電
南アフリカのケープタウンではバイオマス発電が活用されています。こちらは日本を含む世界の様々な国で行われており、廃棄物のエコフレンドリーな処理方法として注目されています。🌱
バイオマス発電は地中に埋められる廃棄物の量を減らし、有害物質の発生を防ぐのみならず、電気不足が問題視されている南アフリカにおいて環境に優しいエネルギーを供給します。☀️
南アフリカに限らず、人口増加よる廃棄物の増加や廃棄物の埋め立て地の不足の問題を抱えるアフリカの国々にとって、バイオマス発電はますます盛んになっていくと見込まれています。
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介させていただいた地球温暖化対策はごく一部ですが、アフリカでは地球温暖化による影響が深刻になることが見込まれているため、環境問題対策の面では日本の先を行く国々が多数存在します。日本では昨年になってプラスチック袋の規制が始まったりと、地球温暖化対策における遅れが目立つ中、アフリカの国々から学ぶことができることは多くあると思います✏️
私たちも日常生活のなかで、エコバッグや水筒を携帯したり、公共交通機関を使うなど、エコフレンドリーな生活を心がけたいですね!🌎
参考:
Dan Shepard, Global warming: severe consequences for Africa, The United Nations
Ken Silverstein, Africa's Economic Growth Means More Garbage, Which Can Be Converted To Energy, Forbes, 2019年8月1日
目撃者の証言:海が暮らしを呑み込んでゆく、World Wide Fund for Nature、2006年11月16日
今回はアフリカにおける地球温暖化の現状と環境問題への取り組みについてご紹介したいと思います🌱
現状について
世界の中でも地球温暖化の影響が大きくなると考えられているアフリカでは、すでに様々な被害が出始めています。
国連のレポートによると、サヘル西部で乾燥が深刻であり、気候変動の影響が特に大きいと懸念されている西アフリカでは、今後、気候変動により作物の生産量と収穫量の不安定を招き、食料の安全保障を脅かす可能性もあります。南アフリカでは、干ばつと熱波が起こると考えられており、降水量の低下による川の水量の減少も相まって、水不足が起こるのではないかとされています。
私たちASANTEが支援活動を行うタンザニア🇹🇿では、大陸最高峰の山であるキリマンジャロの山頂付近の雪が解けていたり、海岸線が200メートルほど内陸に浸食し、家や建物が流される被害が報告されています。
地球温暖化対策
アフリカの国々で行われている地球温暖化対策に対して皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか? 近年、地球温暖化による深刻な被害が危惧されているアフリカでは、様々な国で地球温暖化対策が盛んに行われています🌿
・プラスチック袋の規制
2003年に規制をはじめた南アフリカを筆頭に、アフリカ大陸では54カ国中、過半数の30カ国がプラスチック袋の使用、販売、製造、輸入に規制をかけており、24か国以上が使用を禁止しています。(2019年時点) なかにはケニアとルワンダのようにプラスチック袋の使用に対し、罰金や禁固刑を科すと定めている国もあります。
日本では、昨年からプラスチック袋の規制が始まったので、それに比べると、随分前からアフリカの国々ではプラスチックの地球温暖化に対する悪影響を認識し、行動に移していたことがわかりますね!✨
これらの規制でプラスチック袋に代わる物も出てきており、ルワンダのスーパーや市場ではプラスチック袋の代わりに紙袋が無料配布され、紙袋が浸透してきています。さらに、南アフリカの科学産業研究所ではとうもろこしと砂糖から作るバイオプラスチックも開発され、今後、プラスチックの代替品になりうるのではないかと注目されています。
・廃棄物発電
南アフリカのケープタウンではバイオマス発電が活用されています。こちらは日本を含む世界の様々な国で行われており、廃棄物のエコフレンドリーな処理方法として注目されています。🌱
バイオマス発電は地中に埋められる廃棄物の量を減らし、有害物質の発生を防ぐのみならず、電気不足が問題視されている南アフリカにおいて環境に優しいエネルギーを供給します。☀️
南アフリカに限らず、人口増加よる廃棄物の増加や廃棄物の埋め立て地の不足の問題を抱えるアフリカの国々にとって、バイオマス発電はますます盛んになっていくと見込まれています。
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介させていただいた地球温暖化対策はごく一部ですが、アフリカでは地球温暖化による影響が深刻になることが見込まれているため、環境問題対策の面では日本の先を行く国々が多数存在します。日本では昨年になってプラスチック袋の規制が始まったりと、地球温暖化対策における遅れが目立つ中、アフリカの国々から学ぶことができることは多くあると思います✏️
私たちも日常生活のなかで、エコバッグや水筒を携帯したり、公共交通機関を使うなど、エコフレンドリーな生活を心がけたいですね!🌎
参考:
Dan Shepard, Global warming: severe consequences for Africa, The United Nations
Ken Silverstein, Africa's Economic Growth Means More Garbage, Which Can Be Converted To Energy, Forbes, 2019年8月1日
目撃者の証言:海が暮らしを呑み込んでゆく、World Wide Fund for Nature、2006年11月16日
https://www.wwf.or.jp/activities/climate/witness/2006/11/20061118tnz/
世界で一番「エコ」な大陸か?(アフリカ)アフリカのプラスチック規制を巡る現状と企業活動への影響、日本貿易振興機構 JETRO、2019年1月10日https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/special/2019/0101/820e6f02ed651777.html
地球温暖化と環境問題に関するとても興味深い投稿で、楽しく読ませていただきました😁
最近ではタンザニアに入国する際にプラスチックの持ち込みが禁止されるなど、環境問題に真摯に向き合う姿がこれらの政策からも垣間見ることができますね!!
地球温暖化の問題は、被害が深刻なアフリカだけではなく、世界全体で考え取り組んでいくべきことですね。アフリカからも多くのことを学びながら、日本も含めみんなで解決に向かっていけたらいいなと思います。
とても勉強になる記事をありがとうございます!
非常に考えさせられる内容の記事でした🤔
アフリカからも学ぶことがあるということを知るのは本当に大切なことだと思います。アフリカの方が日本より劣っていると見られがちですが,アフリカから学ぶことはもちろんたくさんありますよね。そのような発信をわれわれが出来れば良いですね😊
参考資料もあって,深く知ることができますね✨