タンザニアの人々の生業分野、インフォーマルセクターとは!?

 

皆さんこんにちは🔅ASANTE PROJECT 東京本部で企画部に所属している、梅原みつきです。今回私は、あまり知られていない、タンザニアの人々の生業について書いていこうと思います🇹🇿タンザニアの人々の仕事と言うと、何が思い浮かびますか?


  タンザニアには、「インフォーマルセクター」に分類される仕事に従事している人がとても多くいます。「インフォーマルセクター」とは、国家の統計の内に含まれない経済の分野のことで、これに従事している人々は、定職を持たず、路上販売、零細創造業、日雇い労働などの仕事を日々転々としています。タンザニアでは、このインフォーマルセクターの仕事で生活している人が、人口の66%にも上ります!


インフォーマルセクター従事者の多くは、調子が良い時でも15万シリング程度しか稼ぐことが出来ず、毎日寝て食べることで精一杯です。しかし、インフォーマルセクターで働くことには大きな可能性や価値があると彼らは考えているそうです💭例えば、仕事にいくつかの選択肢を持っていれば、一つが失敗しても他に移ることが出来ます。また、思いがけないチャンスがあった時に、定職を持たないからこそ、チャンスに飛び込み挑戦することが出来ます💡


定職を持たないことはもちろん失職などのリスクも大きいですが、それでもインフォーマルセクターで仕事をしているのは、タンザニア人の、人間関係への自信ゆえとも言えます。タンザニアの人々は互いに協力しあって生きているため、知り合いが非常に多く、自分が困った時も誰かが助けてくれるという安心感を強く持っています🤝この自信が、インフォーマルセクターで様々な仕事に挑戦することに繋がっています。


  皆さんはインフォーマルセクターの存在を知り、何を感じましたか?私は、自分の暮らす日本とは異なる価値観を基にした生き方を知ることで、自分の縛られた考え方を見直し、広げることが出来たと思います。今回の話を面白いと思ったり、タンザニアやアフリカに興味を持ったりしていただけたら嬉しいです!!☺️


参考サイト
https://www.jilaf.or.jp/rodojijyo/africa/east_afica/tanzania2019.html

https://toyokeizai.net/articles/amp/151389?display=b&amp_event=read-body

関連記事