早大卒がベンチャー企業の「社員第一号」として入社を決意した3つのワケ(後半)

こんにちは、こんばんは。株式会社CINCのKoichi.Eです。
前回は、前編という形で略歴~早大生としてのインターン学生時代について書き綴りました。

早大卒がベンチャー企業の「社員第一号」として入社を決意した3つのワケ(前編)

早大卒がベンチャー企業の「社員第一号」として入社を決意した3つのワケ(前編)

Koichi.E
株式会社CINC(シンク)

そして今回は

前編からのお約束通り、なぜ大手企業・有力ベンチャーへの就職ではなく、社長一人だけのベンチャー企業に「社員第一号」として入社するキャリアを選んだのか、お伝えします。

「社員第一号」のキャリアパスを意思決定した理由

今、振り返ってみても、私の人生史上最も良い選択をしたと納得するのが、新卒で入社した会社のことです。入社した会社は、社長と私の二人だけの会社なので、大学4年制の頃は、もちろん両親から疑いの目を何度も向けられました。両親は、日本ユニシス・商船三井の超大手企業に勤務していたような人たちなので、到底受け入れがたいものだったと思います。でも、私は、両親の言葉に揺さぶられることなく、むしろ両親から突っ込まれるたびに決心は固くなっていったのを覚えています。

そして本題、私が「社員第一号」のキャリアパスを意思決定した理由は下記のとおりです。

  1. 働く企業<<働く上司・「人ベース」で就職先を決める
  2. 就職は、会社に勤めるのでなく、文字通り「職に就くこと」
  3. 「経営者と一緒に働く」ことで最短で成長できる

順を追って説明します。

1.働く企業<<働く上司・「人ベース」で就職先を決める

これが私の就活で最も重要だった軸であり、就活ナビでの一般的な就活のやり方に疑問を持った軸でもあります。

抽象的な話をしますが、ヒトはよく、目的と手段を履き違えます。特に、切羽詰まっていて焦っているときは尚更です。就活はまさにこの状態に追いやられがちです就活のあるあるは、本来は「会社から内定もらう」ことは手段であって、自分のしたいこと・自分のなりたい姿に近づくためにその会社で働く・修行することが目的になります。しかし、自分の周りで多くの企業にエントリーし、どんどん内定をもらっているせいか、「会社から内定をもらう」ことが目的になりがちです。これは、手段と目的を履き違えてしまう例としてよく使います。

何がいいたいかというと、企業に就職してもその後あらゆる変数によって、本来の目的である「自分のしたいこと・自分のなりたい姿に近づく」ことが達成されるのか、全く自分の手ではコントロールできなくなってしまうことはリスクであるということです。

入社後のアンコントローラブルな変数として、配属先部署・配属先部署の上司・配属先部署の雰囲気があります。これらを新卒が決めることは普通の会社では不可能です。人事がトップダウンで決めます。私は、この自分ではコントロールしようがない変数によって、万が一望まない状況下で働くことにならないかが非常にリスクだと感じました。だからこそ、このような変数が発生しない、

  • 部署が一つしか無いので配属先部署を選択する余地もない
  • 社長しかいないので、必然的に配属先の上司が予め分かる
  • インターンで社長の雰囲気は理解あるので、配属先部署の雰囲気も既に知っている

自ら変数をコントロールできると感じ、「社員第一号」として入社を決めたのです。

2.就職は、会社に勤めるのでなく、文字通り「職に就くこと」

これも、就活あるあるです。就活するときに一番重要視するのは、業界・会社になっていますよね?でも、就職活動は文字のごとく、「職に就く」ための活動であるべきです。もちろん、文系・理系で大きく職種を絞ることはあります。しかしながら、それ以上細かく指定して、職種ベースで就活している学生は多くないですよね。

私は就活の学生時代から、今後のキャリアを定義していました。当時から一社で定年まで勤める価値観は持っておりませんでした。そうなると、必然的に中途採用の活動が必要になることがわかります。なので、中途採用のフローを学生時代に勉強しました。すると、職務履歴書という書類を提出するのが一般的で、この書類は学生の就職活動時には書くことのない中途採用独自のものであることがわかったのです。職務履歴書に書く内容は、簡潔にまとめると「あなたが仕事で何をして、どういう成果を上げてきましたか?」というものです。ここから学生の私が学んだことは、職務履歴書は、「どういう会社にいたか」が重要でなく、「なにをしてきたか」という職種にフォーカスされているということでした。

このエピソードを通じて、就職は「会社に勤める」のではなく、文字通り「職に就く」ことが重要だと認識していただけたら幸いです。

余談ですが、実際に職種の繋がりで別会社の人たちと交流することもあります。マーケター交流会はそのいい例です。これからの時代は、縦のつながり=会社の中でのつながりだけでなく、横のつながり=職種でのつながりも重要だと理解しておくのがいいでしょう。中世のギルド的発想ですね。

3.「経営者と一緒に働く」ことで最短で成長できる

これは社会人になってから、誰しも同じことをいいます。最短で成長したければ、「自らリスクを取り、常に意思決定を行う立場にある」意味で経営者の近くで仕事することが挙げられます。これは私も同感です。まさに新卒入社した会社が、「経営者の右腕としての価値創造」を理念に掲げられ、一貫して経営者を顧客に持つコンサルティング会社だったので、入社を決める背中を押してくれました。

以上いかがでしたでしょうか

私が一般的な就活もしつつ、その違和感から、学生時代で2年6ヶ月もインターンしたことで会社のビジョン・雰囲気・今後やることが明確に理解していた会社に入社したのは必然的だったと今では思います。

ぜひ、みなさんも早めに「就くべき職」をみつけ、インターンしてみることをおすすめいたします。




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