学生が読む「 七つの習慣 」 Vol.1

みなさん、こんにちは。  
Epoch所属の吉川和希です。

今日は私のおすすめの書籍「七つの習慣」を紹介したいと思います。

世界的な名著であり、日本でもとても有名な本なのでご存知の方も多いかと思います。
初めての記事で至らない点が多くあるかと思いますが、温かい目で見守ってもらえると幸いです(笑)


まずはじめにですが、この本は特に

・自分が何をしたいかいまいち分からない

・すぐに他人に流されてしまう

という方におすすめしたい一冊です。


自分自身そうであったように、このような悩みを持っている人の一つの特徴として、“自分の中で大事にしたいものが見つかっていない”ということが挙げられると思います。

だからこそ、短期的な目標を立てることはできても、長期的な目標にコミットさせたり、新しい短期的な目標につなげることが難しい。


著者であるコヴィーさんは、このような悩みを小手先の手段で変えても本当の解決には至らないといいます。

つまりは、このような悩みを解決するためには、食べ物や話し方といった小手先の手段を用いるのではなく、あなた自身のあり方を一から変えていく必要があるのです。

そして、あなた自身のあり方をよくしていくために必要なものが「七つの習慣」なのです!


この七つの習慣は、全体が三つに分類されています。

1.私的成功
第一の習慣:主体である
第二の習慣:終わりを思い描くことから始める
第三の習慣:最優先事項を優先する

2.公的成功
第四の習慣:Win-Winを考える
第五の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
第六の習慣:シナジーを作りだす

3.再新再生
第七の習慣:刀を研ぐ

これらは一見ばらばらなものであるように見えますが、一つ一つが深く関わりあっているものです。

本稿では、私的成功にあたる第一の習慣について紹介していこうと思います。

1.私的成功

第一の習慣 主体的である

いきなり主体的というとても曖昧な単語が出てきてがっかりしてしまった人も多いのではないでしょうか。

安心してください、コヴィー先生はただ主体的でいろ、というだけの方ではありません。ここでいう「主体的である」とはどのようなことかについて詳しく説明してくれています。

この記事を読んでくださっているみなさんそれぞれに多様な信条や価値観があると思います。そして、この信条や価値観、つまりはあなたの人格が行動の基盤となっていると思います。

では、これらはどのように決まるのでしょうか。

おそらく今あなたの頭の中に過去に経験した様々な出来事がでてきたのではないでしょう。実際、僕も今までの経験が自分の人格形成に直接繋がっていると考えました。

しかし、コヴィー先生によるとこれでは不十分であるらしいのです…

コヴィー先生も様々な経験が人格形成に影響を及ぼしていることは認めています。

しかし、先生は経験と人格の間に良心、自覚、意思、想像から成る選択の自由があると強調します。

つまり人間の行動とは様々な出来事によって生じた一時的な感情によって生じるものではなく、人格に基づいたあなたの選択の結果ということなのです。

さて、少し遠回りをしてしまいましたが、これを踏まえて本題である「主体的である」ということに話を戻しましょう。

「主体的である」とはつまり

自発的に行動するという意味だけでなく、選択によって生じたあなたの行動、またその行動によって生じたあなたの人生に責任を持つことをも意味します。


僕はこの時点でかなりの感銘を受けてしまってしまったのですが、コヴィー先生の素晴らしさはこんなところでは止まりません(笑)

「主体的である」ということが何であるかを私たちに示すだけに留まらず、私たち自身がどの程度主体的であるかを計るツールまで与えてくれるのです。

その素晴らしいツールを使うのに、ペンと紙を用意する必要はありません。ただあなた自身に普段あなたがどのようなことに時間とエネルギーを割いているかを問うだけで良いのです。

まずはあなたの関心について考えてみてください。

誰だって広く様々な関心を持っていると思います。

健康のことや家族のこと、職場や学校のこと、趣味…等々。

すべて挙げるのは不可能なのではないでしょうか(笑)

勘の良い人は既に気づいてしまっているかもしれませんが、あなたの関心にはあなたがコントロールできるものとそうでないものに分けることができます。

それをわかりやすく図にしたものが下のものになります。

この二つの輪にうち、あなたが多く労力を割いているのはどちらでしょうか。それによってあなたの主体度が決まります。

主体的な人は影響の輪の領域に労力を割いています。つまりその人が影響を及ぼせることに時間とエネルギーを使っているのです。

反対に、主体的でない人は影響の輪の外の問題ばかりに関心を寄せてしまっているのです。
例えば、他人の弱み、環境の問題が当てはまるでしょう。こうした自分にはどうしようもないことに目を向けすぎてしまうと、人のせいにする態度や被害者意識といったネガティブなエネルギーばかりが増えてしまうのです。


第一章は英国の文学者であるサミュエル・ジョンソンさんの言葉で締めくくられています。

満足は心の中に湧き出るものでなければならない。人間の本質を知らない者は、自分自身の人格以外の何かを変えて幸福を求めようとするが、そのような努力が実を結ぶはずはなく、逃れたいと思う悲しみを大きくするだけである。

自分の行動に責任を持つのは、自分以外にありません。そう、幸せになることだって自分自身の責任なのです。

しかし、言い換えると私たちはいつだって選択し、よりよい方向へ変えていくことができるのです。

私も、自分自身の幸せはもちろん、その他大勢の人の幸せにコミットできる行動を進めていきたいです。そのためにも、このEpochの活動を通じて、ひとつでも多くの繋がりを作り、その繋がりを僕と僕に関わって下さる全員の力に変えていくことができたらなと思います。

(第二部 七つの習慣 第二の習慣、第三の習慣へ続く)


ここまでお読みいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう!


学生団体Epoch 吉川和希