中国の節日ー中元節

みなさん、こんにちは。関東支部のmakaです。最近、関西も関東も急にpandoへの熱が上がってきてますね!気づいたら新しくいろんな記事が上がっていたことにビックリです!ちゃんとpandoこまめに確認しないとですねw
 
今日は、中元節の話で熱を冷ましましょうw
(実はこの記事2週間ほど前から書いていたのですが、どのようにまとめるのか苦悩してましたw)
こちらもまた、関東支部のイベント「第三回freebird大学」において魏さんが紹介していました。(最後のスライドで「ほかの人にも広めましょう」ということでpandoでも共有しますw)
以下のPDFで確認できます!そのほか日本のお盆について(私が作ったものですがw)も紹介しているので一緒に確認してみると、日中の違いや共通した部分が理解できると思います!

さてと、中元節の紹介に入っていきましょうか。
中元節は、日本のお盆に似ていて、亡くなった親族や祖先を祭る節日です。主に旧暦の7月15日に行われて、「七月半」と呼ばれたりします。
その中元節ですが、実は兄弟的存在がいます。
「中元」と言われるのですから、「上元」さんと「下元」さんがいらっしゃいますw。
この上、中、下元は合わせて三元と呼ばれ、その由来は…道教の信仰から生まれました。
 

むかしむかし…龍王様の三人の娘が陳子椿という青年に恋をして、3人の娘はそれぞれ子供を産み下ろしました。(とても魅力的な青年だったのねw)。
長男は1月15日に生まれた天官さま、次男は7月15日に生まれた地官さま、三男は10月15日に生まれた水官さまでした。この三官の誕生日を「三元日」と呼ばれ、
「上元」は、旧暦の1月15日の「元宵節」であり、天官様が福を世に賜わる日、
「中元」は、旧暦の7月15日であり、地官様が罪を赦す日、
「下元」は旧暦の10月15日であり、水官様が厄を祓う日とされました。
(誕生日なのにいろいろ仕事しないといけないのは大変よねえw)
 
特に贖罪の神徳がある地官の誕生日である「中元」 は、死者、特に先祖を供養する日とされるようになりました。
ただ、「中元」という言い方は道教チックであり、民間では「七月半」や「鬼節」と呼ばれています。(ちなみに父に「中元」って知っている?と聞いても伝わらず、「七月半」と言って初めて認識されましたw)
そのほかにも、旧暦の7月15日は仏教の「盂蘭盆会」(日本では、この「盂蘭盆会」と独自の民間信仰と結びついて「お盆」とされています。)とも結びついて、現在の節日になっています。いわゆる…いろんな具材がコトコト煮られたカレーのようですねw

                                             ↑こんな感じw 

では、最後に中元節の慣習についてお話をしたいと思います。主に「烧纸钱(shao1 zhi3 qian2)」、「祭祖(ji4 zu3)」、「放河灯(fang4 he2 deng1)」が行われます。いずれも先祖に対する供養でありますが、簡単に烧纸钱(shao1 zhi3 qian2)についてお話しますと…

烧纸钱(shao1 zhi3 qian2)は、紙で作ったお金を燃やすことです。燃やすことで、そのお金を天国にいる祖先に届けることができると考えられています。そのため、最近では紙で作ったスマホやテレビなどを燃やすこともあるみたいです。(ご先祖さまはちゃんと使えるのかなあ…? そしたら説明書も一緒に渡さないとですね。)
以上簡単に中元節についてお話をしました。
先月の関東支部のイベントFreebird大学では、みなさん「烧纸钱」に興味を持っていただいたみたいです。
紙のスマホを燃やしたら、それと一緒に充電器も燃やさないとスマホが使えないとか、電子機器の説明書も燃やさないとご先祖様が使い方わからないと心配する声も上がりましたw
 
みなさんがご先祖様という立場になったら一番燃やしてほしいものは何ですか?よかったらコメント欄で教えてくださいね!

  • 中元普渡簡介.pdf
  • 日本のお盆について.pdf
滝田 和己
2022.09.03

初夏におじさんが御中元をくれたんですけど、そこで改めて自分で調べて、中国由来の習慣だったことを知りましたね。中国語で「鬼節」とも呼ばれるってことで、この日にあの世から妖怪たちが放たれる…とかで、freebirdのイベントで怖い話について教わったのも楽しかったです!

ちなみに僕の家は今年初盆だったので、色々感じながら夏の文化を過ごせました。

日本文化と中国文化は繋がっている部分が多くて面白いですよね😁

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