パッと見「レッドオーシャン」でも、よく見れば「ブルーオーシャン」かもと思った話

こんにちは、横地です。

今回は「レッドオーシャン」「ブルーオーシャン」という話題で記事を書いていこうと思います

今、家で飼っている猫の可愛さ(世界一可愛いです)を人々と共有するためにTikTokをやっているのですが、自分の投稿をたくさんの人に見てもらうためにはどんな動画をとってどんな音源を使えばいいかなと考えたりします。

TikTokで動画を投稿している人はたくさんいるので、その中から見てもらえるように何かに特化させるのが一番でしょう。(ブランディング)

情報社会で質や価格で他と差別化することが難しくなった現在では特にブランディングが超大事になってくる時代なわけですがこういうSNSでも同じなんじゃないかなと思うんです。

広い意味で'可愛い'猫のコンテンツをバズらせるなんて難しいので(無理と表現しないのはTikTokの性質上でまれに新参者でもバズることがあるから)、足の短い猫の普通の猫とは違った寝方、座り方、ジャンプの仕方etcの様子などで特化させることにしました。
飲食店でいうとパンケーキしか出さない。みたいな

少し前に、パンケーキ専門店・タピオカの屋台が人気になったように、情報が均一化された社会では何かを尖らせた個性が重宝されているように見えます

今までは何かを足すことで他との差別化ができていたけど、これからは逆に減らして特化させることによる差別化が支持されていくのでしょう。

なので、Twitter + インスタ + TikTokのような文章も写真も動画もなんでもありなSNSができたとしたら、一見便利に見えても魅力が伝わりにくく既存のサービスに埋もれてしまうと思います(足りなさを補える圧倒的な魅力って超大事)

私は新しいサービスに興味があり、ローンチしてから時間が経っていないサービスをよく利用するのですが、面白いって思うサービスは必ず何かに特化していて、あるいは何かと何かを掛け合わせています
↓最近利用して面白かったものを置いときます↓
例:東京かあさん(シニア層お母さんのお節介さに特化したお母さん出張サービス)
例:subsclife(家具 ×サブスクリプション)
例:Muscle Deli(ボディビルダー特化の食事提供サービス)

それは新しく作るのではなく、大抵の場合すでにみんな何か特化するものを持っていると思います

例えば、同じチームの横山さんや一人でプロジェクトを頑張っている黒木くんは、ラクロスが好きだそうですが、詳しく知らない人にとってのラクロス好きのコアな話って価値があって面白い

それぞれにとって好きなものというのが当たり前すぎて、その伝え方が普通だと思っていても、知らない人からしたら価値がつく

同じもの好き同士では大きい反応は得られないかもしれないけど、場を変えるだけで反応は大きくかわる。
これこそ、何かに特化した上で頑張る場所を適切に選ぶことが大事だという例だと思います。

こうした視点でみれば、パッとみレッドオーシャンに見えるマーケットも、まだまだブルーオーシャンに見えてきませんか?





北村 和久(SSDC)
2020.11.24

要素を減らして尖らせると魅力が引き立つ、まさにその通りですね。

『引き算する勇気』という書籍でもこの「尖らせるマーケティング」について触れられています。もしよければ参考にしてみてください。
http://ur2.link/0Rtz