春の味覚山菜〜日本文化〜

こんにちは。日和のhinakoです。

桜が咲きはじめましたね。ぽかぽかと暖かくなっていくこの季節は、たくさんの山菜が芽を出しています。日本の四季は食卓からも感じられ、山菜料理で旬の味覚が楽しめます。今回は春の訪れを知らせてくれる山菜についてご紹介します。

山菜と野菜

  • 自然に自生するものを山菜
  • 畑などの人間の管理下で育成するものを野菜

山菜の特徴

野生植物である山菜は、独特の苦みと滋味があり、香りを楽しめる食材だが、収穫量が少なく季節が限られていて「旬」を感じることができる。

山菜と万葉集

いはばしる たるみのうへの さわらびの もえいづるはるに なりにけるかも

岩の上を激しく流れる滝のほとりでは、さわらびが芽を出す春になったことだなぁ

日本最古の歌集『万葉集』の中に、上記の志貴皇子が詠んだ歌以外にも27種もの山菜が登場していることから、奈良時代から食されているのがわかる。また、縄文遺跡の三内丸山遺跡から、たらの芽の種が発見されているため、日本で山菜を食材としてきた歴史は長い。

人気の山菜

  1. 春の訪れを知らせる蕗の薹
  2. 山菜の王様タラの芽
  3. アク抜き必須
  4. 独特の歯応えうど
  5. 前かがみに縮こまっているように見えるこごみ
  6. にんにくのような独特の香りがする行者にんにく
  7. 雌雄があるゼンマイ
  8. 蕗の薹が成長したふき
  9. 春の七草のひとつせり
  10. 微妙なぬめりうるい


山菜料理は限られた時期にだけいただける大地の恵みで、食卓に並ぶだけで季節感が味わえます。天ぷらや和え物、お浸しや炊き込みご飯などなど。日本の春の味覚を楽しみながら新年度を迎える準備をしましょう!


みく
2021.06.15

山菜料理はあまり食べたことがなかったのでこれを機会に食べてみたいと思います。