こんにちは!9期のぺりです。今日は私たちの団体がカンボジアにこだわる理由を書きたいと思います。拙い文章ですが最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
私が初めてカンボジアを訪れたのは去年の3月でした。前回の記事でも少し触れましたが、私が海外ボランティアに興味を持ったのはストリートチルドレンの支援をしていた姉の影響でした。その為幼い頃から、行ったこともない、姉の話から想像するだけの東南アジアを、どこか近くに感じていました。
初めて支援先のグラフィス小中学校を訪れた日、バスを降りてすぐ、私の元に手を繋ぎにきてくれた1人の女の子がいました。言葉が通じないのに毎日私をすぐに見つけてくれて、一生懸命笑顔で話しかけてくれて、沢山名前を呼んでくれた10歳の女の子でした。(私のトップ画面の女の子です)
これまで「なんでカンボジアに行くの?」と聞かれてもはっきりとした自分なりの答えを見つけることができませんでした。街頭募金で通りがかりの方に同じ質問をされたのに何も言葉が出てこなかった時、自分は何のために活動しているのだろう、日本にも困っている人は沢山いるのに私がカンボジアの支援をするのはなぜだろう、と自信がなくなったことがありました。これはきっと私だけでなく、これまで沢山のメンバーが悩んできたことだと思います。
でも私たち団体が見つけた答えは「グラフィス小中学校にこだわる理由。それはただ単に困っている人を助けたいからではなく、助けたい人が困っていたから」ということです。半年に一回、たったの4日間しか会うことができない私たちを待っていてくれる子供達、バスを降りると毎回見つけにきてくれる子供達。そんな待っていてくれる笑顔の為に、彼らの将来の選択肢を増やすお手伝いがしたい。それが私たちメンバーが見つけたカンボジアにこだわる理由です。
私たちは支援先の学校の自立を最終目標として活動しています。自立とは何か、考えても考えても答えは一つにはまとまらないし、正解のない事をしていると、私たちのしていることは本当に必要なのか、自己満足なのではないかと壁に当たることが幾度となくあります。でも、私は、あの時初対面の私の元に手を繋ぎにきてくれて、最終日には涙を流してくれた"あの女の子"が、大きくなった時、昔遠い国から自分のために会いに来ていた大学生がいた事が、楽しかった思い出として残ってくれればそれだけで十分意味があると思っています。
縁あって入ったこの団体、縁あって出会った子供たち。私たちメンバーを待っていてくれる彼らのサポートができるように、私たちの代だけでなく、この先何代も何代も学生国際協力団体Michiiiiが続き、彼らのお手伝いができるように自分たちにできることを模索しながら活動していきたいです。