私が渡航したい二つの理由

私が今回の渡航に行きたい理由は自分を変えたいから、そしてともに未来を描きたいからです。

自分を変えたい
中高生の頃、国際協力に関心がありながら何もできていない自分に罪悪感を感じていました。本やネットで得た情報だけでわかった気になっている自分を変えたい、自分の目で見て、肌で感じたことを語り、変化を生み出すことのできる人になりたい。そう思って機会に恵まれている東京の大学に進学しました。
大学入学当初、高校時代に関わったNGOでインターンをするつもりでした。しかし、それで変化を生み出すことが出来る人になるのか。既にある整ったシステムや経験豊富なスタッフの助けを借りているにもかかわらず自分で何か成し遂げたかのような錯覚を起こすことが不安になり、学生団体に入ることを決めました。

しかし、入会から二年以上が経ち、振り返ると変えたいと思っていた以前の自分のままでした。カンボジアのことを自分の経験として語ることが出来ない。直接相手に何かをできたわけでもない。子どもたちの将来を変えられたとは思えない。
三年生になってしまった私にとって今回が最後の渡航できるチャンスです。それは同時に自分を変える最後のチャンスでもあります。今回の渡航で自分を変えたいです。

未来を描きたい
アフリカや中東が関心の中心であった私にとって、なぜ東南アジアなのかということは入会当初からの大きな問いでした。歴史を学び直し、情報を集め、考えたことを書き溜めてきました。その中でも今回の渡航に関することを書きたいと思います。

「アジア」という概念に日本人はどれだけ帰属意識を持っているでしょうか。アジアよりも欧米に目を向けた脱亜論的な考えを無意識に持っている人が多いのではないかというのが私の印象です。アジアインフラ投資銀行や一帯一路構想などアジアで大きな存在感を示している中国だけでなく、日本こそアジアの盟主としてアジアの中に自らを位置づけ、アジア全体を主体的に考えていかなければ、各国と未来志向の関係を築き、ともに未来を描くことが出来ないのだろうと思います。

日本人がアジアの一員として帰属意識を持つためには交流を通した相互理解が必要です。そしてともにより良いアジアの未来を描くためには大人では駄目だと思います。未来を担う学生同士だからこそ意味があります。

学生の渡航は社会人と比べてリスクが大きいです。また、専門的な知識や経験に乏しいため、一見すると社会人に代わりに行ってもらった方が安全で、効率的に思えます。
しかし、交流を通して互いを理解し、ともによりよい社会を、未来を描くことは日本の学生である私たちにしかできないことであり、私はそこに大きな大きな価値を感じています。
今回の渡航だけで何かを大きく変えることが出来るとは思いません。しかし、コロナ禍を乗り越え、改めて互いの未来を描く第一歩として今回の渡航は絶対に必要です。





2022夏WC 渡航への想い
16件
はるか
2022.08.10

コロナ禍を乗り越え、改めて互いの未来を描く第一歩として今回の渡航は絶対に必要です。

春都からのこの言葉、待ってました。
そう春都がはっきり言ってくれたから、よしこっちで合ってるんだ!って答え合わせをしてしまった。今回ばかりは盲目に、「今回の渡航は絶対に必要」という言葉に自信を持つことにした。
絶対に渡航しよう

三浦紘花
2022.08.10

未来を担う学生同士が行うことに意味があるってすごく共感。
最後のチャンス絶対に逃すまい!