節分

皆さん、こんにちは。

今週のテーマは日本の宗教行事ということで、私は節分を選びました。節分は日本にしかなく、また鬼滅の刃が流行っていることから「鬼は外」ということでこのテーマにしました。

まず、節分とはどういった行事なのだろうか。

古く平安の頃から、「季節の変わり目には、邪気が芽生える」と考えられていました。現代においても、季節の変わり目には気圧や気温の急な変化によって体調を崩す人が多いですよね。平安の貴族においても例外ではなく、季節の節目にあらわれる体調の変化を、邪気が取り付くせいだと考えたのでしょう。そこで、とくに一年の始まりともいえる立春の前日に悪霊祓いをすることで、以後一年間の無病息災や国家繁栄を祈ったのです。悪霊や邪気を「鬼」に見立て、豆をまくことで邪気を祓う形式が定着したのは、室町時代以降とされています。もともと宮中行事でしたが、近代以降に庶民も行うようになってから、お寺などでの豆まきが一般化しました。豆まきは仏教から来た行事というより、日本古来の風習であるといえるでしょう。

また、豆まきの後には年の数だけ豆を食べると、その年一年の無病息災が約束されるといわれています。この「年」とは数え年のことなので、注意が必要です。

このように豆まきには色々と意味が込められており、日本独自の良い宗教文化であると分かりました。無病息災のためにはこれからも欠かさずしないといけないですね。

(参照) http://納骨堂辞典.com/column/1151

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