銀閣寺は銀じゃない?

こんにちは、森田です。
みなさんは"銀閣寺"という言葉を聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

私は、最初に銀閣寺の存在を知った時に金閣寺と違って全く銀の建物じゃないじゃん!
そう思いました。では、銀閣寺の"銀"はどこからきているのでしょうか?

目次
①銀閣寺って?
②なぜ銀が付くのに銀箔はないのか?
③室町幕府の財政難説
④もともと銀箔を使う予定がなかった説
⑤まとめ


①銀閣寺って?
銀閣寺とは京都市左京区にある慈照寺の通称であり、室町時代の足利家によって建てられました。そして、初期の書院造りの遺構で白砂を盛り上げた庭園が残っている歴史的な建物です。また、1994年には「古都京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録されています。

②なぜ銀が付くのに銀箔はないのか?
調べてみると、銀閣寺に関してに昔は銀箔が一面にに貼られていたのか?というとそういうわけでもなく一度も建物自体に銀箔が貼られていたことがないようです。
そして、銀閣寺と呼ばれる理由に関しては諸説あるようです。

③室町幕府の財政難説
一つ目に室町幕府が応仁・文明の乱直後に銀閣寺建造が行われたため、大きな戦乱によって幕府は財政難に陥り銀箔を貼るまでの資金繰りがうまくいかなかったからなのではといわれています。

④もともと銀箔を使う予定がなかった説
銀閣寺は金閣寺をもとに作られたのですが、金閣寺は政庁として政治の場としても使用されていましたが、銀閣寺のコンセプトは山荘でした。そのため、政治的権力を象徴させる必要がなかったともいわれています。

⑤まとめ
そもそも"銀閣寺"という言葉自体も室町時代ではなく江戸時代にできたようです。
そのため、足利家も銀閣という言葉をもとに作ったのではなく、金閣寺をモデルにしただけで、豪勢で派手なものとは全く別のものをもとから作ろうと考えていたのではないのでしょうか?

以上です。




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