再会―卒業生の成長した姿-

1/14(金)

今日は、後期から指導を担当しているファッション科の勉強のため、商品の特別販売会場に足を運んでいたのですが、
帰り道に甘いものを食べようということで寄り道をしました。
先輩教員が連れて行ってくれた先は、卒業生の店です。
直接指導を担当するまでのファッション科の学生は、 顔と名前が一致しない学生も多くいますから何の気なく連れられて行きました。

そうすると、これまたうれしい再会がやってきたのです。

たしかに担当になる前から、指導担当をしていなくてもやたらと絡んでくる学生が多い学科ですし、間接指導で思い入れがある学生も幾人かいます。

今日は、まさかの、その間接指導で思い入れがあった学生に再会できたのです!!

はじめは、カウンターに設置してある飛沫防止のカーテンが反射し顔の認識できず、
知らない世代の学生の可能性の方が高かいという思い込みで、
人の話は上の空、後ろでのほほんとしていました。

そうすると正面から
「あっ!!!」という声が聞こえ、

よくよく覗いてみたら、、、

こっちも、「あーっ!!」となりました。

卒業懸念で大変な学生でしたが、
商品を説明する姿、言葉遣い、振る舞い、すべてが見習わなければならないと思わせられるほどの大人な姿に変身していました。

卒後の成長は、本当にすごいですね。
人が生きる道を考え、生きるために何かをする姿は、輝いています。
​人間は、誰もが何らかの課題を抱えて生活していますが、
教え子が前向きに歩んでいる姿は、本当に励みになります。


デスクに戻ってから、彼の指導記録を見返しました。
彼に卒業前補講の時に送ったメールが、次の内容です。
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今日は、真剣に話をきいてくれてありがとう。
君が真剣に授業を受けて、真剣に考えて、
90分間で成長した姿は、わたしがしっかりと見ていました。
本当に嬉しかったです。
興味を持って話を聞いている姿勢や反応は、
しっかり伝わっていたし、こどもでいたい学生としても、
責任ある父親としても、気持ちの整理をしながらこれからの人生を考えながら聞いてくれたと受け止めています。

学生であり、父親でもある君がいるから、
授業の内容に少し親視点を交えて話したりもしました。
その気持ちをも感じてくれているだろうと、そう思えるほどの姿勢でした。
ありがとうね。

ただ、思いがけないことも起きたから、
わたしなりにできる限りのことをしようとしてみたが、力及ばずでした。
授業後も、そのあとも話し合ったけど、、、

さっきまでN先生ともM先生とも話しました。
明日も受講することになったとききました。
わたしのせいで申し訳ない。
それなのに、しっかり大人な対応したんだね。
偉いです。すごいな。
何にもおれにはできなかったから、もやもやして悔しいけど、
それなのに、授業良かったっていってくれて、
ごめんなさいとありがとうの気持ちです。

君からも勉強させられました。

だから、明日はIも頑張って。
なにか理不尽なこと、イラっとすること、他にもなんかあったら、
その瞬間はぐっとこらえて、
拳ふりあげず、態度にもださず、睨みもせず、
何もせずにわたしのところに来てください。
明日はN先生もM先生もお休みです。
代わりに一日だけはわたしが話を聞くから。
---------------ここまで


学生たちは、それぞれが生活する環境でたくさんの課題を抱えて過ごしています。
進路指導教員にできることは、その現実への向き合い方とそれを踏まえたうえでどのように自分のキャリアを切り拓くかを共に考えることです。

彼らが壁にぶち当たるとき、私も壁にぶち当たります。
大変ではありますがその経験があるからこそ、専門的な実践値が蓄積されます。

彼が今日、私に振り返らせてくれたこと。
それは、我々の仕事の成果は、数年後にしか見ることが出来ないということ。

わかってはいても、日々を走る師はその事実を見失いがちです。
だからこそ、教え子のカフェで寛げたことで思い出したこの事実を励みに、
またあしたからがんばろう。


最後に。
「皆さん、ぜひおいしいフルーツサンドを食べに行ってください!!」
彼の人柄が、従業員にも店舗の雰囲気にもはっきりと映し出されているお店です。
私は、悩んだり、落ち込んだりしたら、すぐにでも行こうと思っています。
そして何よりも、これからもどんどん繁盛してもらいたいものです。

kaikaina

表参道/南青山3丁目
https://www.instagram.com/kaikaina_omotesando/


素敵な癒しの時間をみなさんにおすそ分け♪

ぱらせんのつぶやき
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