私たちはこう使った!ビジョナリーコンテスト第2位 インタビューVol.5

いつもPandoをご利用いただきありがとうございます。Pando運営事務局です。

昨年10月25日(日)に本戦が行われた「第1回ビジョナリーコンテストproduced by Pando」。

3月より応募を開始してから、オンラインでの熾烈な戦いを潜り抜け、エントリー132団体の中から選ばれた24団体が本戦への出場を果たしました。
本戦の様子はこちらをチェック!

思いを言葉に、夢をカタチに。ビジョン繋ぐ「ビジョナリーコンテスト」開催レポート

【公式】Pando運営

今回Pando運営事務局では、本戦にて見事受賞された8団体にインタビューを実施!!

受賞団体の皆さんがどのようにコンテストに挑んだか、どんな風にPandoを活用しているかが明らかになります!

受賞の秘訣を見付けられるかも😳

今回は、見事第2位に輝いた……

学生国際協力団体Michiiiiさんです!!

学生国際協力団体Michiiii

学生国際協力団体Michiiiiは、2012年1月25日に創設されました。創設目的を、グラフィス小・中学校(カンボジア王国・コンポントム州・ストーン郡・ベン村)の継続支援としており、現在も我々の活動の軸となっております。

今回はMichiiiiの9期代表である下山 遼さんと9期広報局長であったずぅさんにお話しを伺いました。

下山 遼

学生国際協力団体Michiiii OBOG&お休み中メンバー

ずぅ

学生国際協力団体Michiiii OBOG&お休み中メンバー

それでは早速見ていきましょう!


ビジョナリーコンテスト第2位!学生国際協力団体Michiiiiとは?

ーーまずは、団体の主な活動とビジョンについて教えてください。

下山
学生国際協力団体Michiiiiは、カンボジアのグラフィス小学校というところを支援している団体です。団体のビジョンとしては、誰かのために何かをしたい人へ新しい一歩を提供する」というものを掲げています。

このビジョンには、「ボランティアに興味はあるけれど、一歩を踏み出すことができていない人」に対して「ボランティアは特別なことではないんだよ。」ということを伝えていきたいという想いが込められています。

ーー続いて、マインドについて教えてください。

ずぅ
マインドは各代で異なっているんです。私達の代では、ボランティアの敷居を低くするという点に着目して、やりたいと言ってくれる人は全員受け入れるようにしていました。

制限をかけたりとか、こうしなきゃ入れないとか、大学生じゃなきゃ入れないとか。そういうことはせずに、例えば専門学生でも、来るもの拒まずで活動するということはマインドになっています。


下山
ビジョンが明確な分、マインドとして何かを掲げるというものではなく、ビジョンから落とし込まれるマインドのようなイメージです。

こうしたマインドがあることで、しっかりと活動内容にも繋がっていて。例えば、今年から高校生に対しての啓発活動というものを始めたんです。実際に高校に赴いて、自分たちの活動を伝え、可能性を広げてあげるという活動です。

今までであれば、募金やイベントに参加してくれた方たちだけにしか働きかけができていませんでした。しかしこの活動を行うことで、こちらから主体的に働きかけるということができたと感じています誰かのために何かをしたい人へというビジョンが、各々の意識に波及できていたからこその結果だと思っています

ーーではより具体的に、活動内容を聞かせてください。

下山
定期的に行っているものとしては、週1回行っているMTGと募金活動。それに加え、不定期で開催するチャリティーイベントと、カンボジアに赴くスタディツアーの4つが活動の柱となっています。

しかし今年はコロナの影響のため、カンボジアに行くことはできなかったので、基本的にオンラインをベースに活動をしました。

スタディツアーも『オンラインスタツア』という形で、Zoomを使って現地の人と交流したりですとか。普段のMTGも全てオンラインでの実施になりましたね。

同様に、募金とイベントもオンラインでの実施に切り替えました。従来では、新宿と池袋で募金を実施していたのですが、現在はオンライン募金という形で募っている状況です。イベントについても全てオンラインで開催をしました。

モチベーションの向上や新入生の理解にもつながったビジョナリーコンテスト

ーービジョナリーコンテストに参加した理由について教えてください。

ずぅ
最初は、こういったコンテストに広報局が主体となって参加したことがなかったので、「面白そうだなー。」くらいの軽い気持ちでエントリーしました。それこそ順位へのこだわりのようなものはなく、気合い十分といった感じではありませんでした。

しかし、その後コロナウイルスの影響でコンテストが延期になって。それと同時にMichiiiiの様々な活動自体も滞ってしまって。スタツアもいけない、イベントも出来ない、募金すら難しい……。みたいな。

そんな中で、Michiiiiとして何かできることを考えた時に、広報活動はコロナ関係無しに続けることができるなと思って。だからメンバー全員で頑張ってコンテストで結果を残すことができたらモチベーションにも繋がるなと思い、そこからエンジンがかかってきたという感じです。


ーーでは、オンライン審査の発表まで団体としてどんな取り組みをしましたか?

ずぅ
審査基準に「全員がPandoを利用していること」とあったので、全員に利用してもらうというのは意識しました。メンバー数が40人くらいいるので結構苦労したのですが(笑)。

ただ年2回カンボジアに行ったり、募金活動が毎週あるMichiiiiを続けているということは、メンバー各々に何かしらの想いがあるとは思っていました。なので、「そういった想いをちょっとでもいいから記事にしてみて。」と呼びかけ続けたことがメインの取り組みでしたね。

ーーでは大変だったことは、みんなに書いてもらうことになりますでしょうか?

ずぅ
そうですね。内側に持っているものを引き出すのが恥ずかしいというのもあったと思います。「ちょっとでもいいから書いてみて。」と呼びかけるのが大変でした。でもみんな優しいですし、絶対書いてくれるので、Michiiiiで良かったなと思います。

ーーそんな中で、最も頑張ったメンバーはずばりどなたでしょうか?

ずぅ
松崎紀花ですかね。Pando担当は、私ともう一人いて、それが彼女なんです。彼女自身、読んでいて良い記事だなっていうものを書いてくれるし、こまめにメンバーに記事を書くように連絡をしてくれたので、選ぶなら彼女です。

のりか

学生国際協力団体Michiiii OBOG&お休み中メンバー

下山
僕としては、ずぅが統括してずっとやってくれていたので、ずぅが一番頑張っていたと思っていて。普段プロジェクトを動かして行くときは、幹部の誰かがメインで動かしていくんですけど、今回はずぅが圧倒的に動いてくれていて。自分からするとMVPはずぅだなと思っています。

例えば全体に対する呼びかけとか、個人に対する呼びかけももちろんですし。すごい精力的に取り組んでくれたなと感じています。

ーーずぅさんがMVPだとお話がありましたが、何か工夫などはされましたか?

ずぅ
書いていない子にとにかく連絡してましたね(笑)。ただ私は広報局みんなで頑張れたと思っています。ちょっと早めに引退した人は、「全員にビジョン・マインドを書いてアカウントをつくってもらう。」という仕事を担当してくれて。しっかり全員分のアカウント作って早期引退してくれたりもしました。なので、広報皆で頑張れたと感じています。

ーーでは続いて、本戦の感想を教えてください。

下山

学生団体としてこのような形でプレゼンをするという機会が初だったので、当初は上位を目指そうよという雰囲気ではなかったんです。ただ、最終的なオンライン順位が5位という結果が出て。「え?上位狙えるじゃん。」という流れになって(笑)。本戦はマジでやろうよって話になったんです。

そこで、メンバーから協力してくれる人を募って対策チームのようなものを作って「どういうところが求められているのか。」「どういう風に伝えたら自分たちの想いが伝えられるのか。」といったような話し合いを行って。そしてそれに見合ったパートを作ってプレゼンという形で作っていったんです。

なので当日プレゼンをしてみて、「めちゃくちゃ頑張ってプレゼン作ってよかったな。」という気分になったのが一番印象に残っていますね。

プレゼンの際は対策チームで集まって、同じ会場でプレゼンをしていたのですが、結果発表の様子を動画で取られていて。その動画の中にめちゃくちゃ純粋に喜んでいる自分たちがいて。大変だったけど、本当に頑張って楽しくやり切れたんだなと感じることができたので、自分たちを表現する場として本当に良かったと思っています。


また、本戦ではボランティアというジャンル以外にも色んなジャンルの団体のプレゼンを聞くことができたので、発見という意味でも面白さがありました。

ーー色んな団体を知れて、発見があったと仰っていましたが具体的にどんな発見がありましたか。

下山
交流会でラブホ図鑑の方と一緒になって色々話を聞いたんです。そして本当に学生って、無限大にいろんなことができるんだなというのを感じさせられたといいますか。

自分はボランティアっていう分野に大学生活を捧げたわけですけど、色んな道があるんだというのを感じて。大学生って本当に面白いなと感じましたね。

ずぅ
海外ボランティアをやっている学生団体って、お互いのイベントに参加したり、クラファンを拡散したり結構横のつながりも多いんです。例えばPandoを使っている所でいうと、ONELIFEさんやActryさん、YELLさんとか。

学生団体ONE LIFE

2015年7月3日創設世界中の人々に目を向け、他人の事を自分の事のように思う。みんなが夢や希望を抱き、笑顔が笑顔を創り出す活動をしています。1度きりの人生最高に楽しもう!!!

学生団体Actry

学生団体Actryは団体目標に『可能性への挑戦』を掲げており、またボランティア目標には『動物と共生する社会』を作るべく活動しています。メンバーは現在30人で個性豊かな人が多くアットホームな団体です。Actryは今年で6年目になり、これまで様々なイベント開催やボランティア活動をしてきました!!

学生団体YELL

YELLは、チャリティーイベントの開催を通じて、「国際協力」とは誰でも簡単にできるものだということを発信しています。具体的には、イベントの収益は、現地の支援にあてられます。つまり、イベント参加者の笑顔は現地の子供たちの笑顔に繋がるということです。そのために、参加したい!楽しかった!と思っていただけるイベントを毎週のミーティングで企画し、運営しています。きっかけはなんでも構いません!現地の子供たちに幸せを与える活動を一緒にしてみませんか?ぜひ一度、私たちの活動・イベントをご覧ください!

なので逆に言えば、同ジャンルの団体はそれくらいなのかなと思っていたんです。しかし、上位に上がってくる団体で知らない団体も結構多くて。自分の活動ジャンルはまだまだ広くて、もっと繋がる幅があるんだなと感じました。

ーー受賞した時の想いと、受賞できた要因を教えてください。

下山
ビジョナリーコンテストはメンバー全員が関わっていて、そういったもので大きな結果を残せたということが自分としては本当に嬉しかったです。しかも今年のコロナで何も出来ていない状況の中での出来事なので感慨深いものがありました。

また団体としても、明確に1つのことを成し遂げることができたことは、今までやってきたことがやれなくなっていた状況の中で、モチベーションの向上に繋がったなと感じましたね。

受賞の要因としては、ビジョナリーの対策チームで審査員から求められているところを考え、明確な意図を持ってプレゼン作りができたことだと考えています。そうすることで、ただ単に団体紹介をするのではなく、Pandoをどう利用して、そこからどのような価値を生み出していったのかを発表することができました。

ずぅ
もちろん私も嬉しかったのですが、正直なところ2位だったので、そこはすごく悔しかったですね。「ワンチャン1位いけるんじゃないか!?」って待ち構えていたので(笑)。なので2位で発表された時は悔しい気持ちもありました。

ーービジョナリーコンテストを通して良かった点、成長出来た点を教えてください。

ずぅ
コロナ禍での団体運営の助けになってくれたと感じています。例えば、MTG一つとっても、メンバー40人の声を全て聞くことはできないので、特に新入生に関しては「この子どんな子なんだろうなー。」って思いながらMTGが終わってしまう……。なんてこともあったんです。

ビジョナリーコンテストがきっかけとなって、新入生がPandoのプロフィールや記事を書いてくれたことで、お互いを知ることができました。そういった点で凄く役立ったと感じています。

また、「この記事見ました!頑張ってください!」といったようなコメントをくれる外部の方もいらっしゃって、色々な方に見られているということにも気が付くことができました。なのでこれからは、記事の読み手も想定しながら運用していかなければなと感じています。

下山
ずぅとほぼ同じですが、新入生のことを知るには役立ちましたね。オンラインだと雑談ができないので、新入生がどんな人なのかが全く分からなかったんです。

そこでコンテストがきっかけとなって記事を1・2本書いてくれた時に、「どうしてMichiiiiに入ったのか。」という内容を書いてくれることが多くて。その記事を読んだうえで、新入生と話すことができたのですごく話しかけやすかったですね。

Pandoを通じて、口にはしないけど文章だと書けることって意外とあるなと感じて。個人の熱意みたいなものですかね。団体としてもすごいプラスに働いたなと感じています。

Pandoへ想いをぶつける

ーー団体としてどのような形で活用していますか?

ずぅ
Michiiiiに関する何かしらの想いや、支援先への想いを伝える場としてメンバー全員で活用しています。

やっぱり、メンバーそれぞれ様々な想いがあるんです。例えば、「スタツアに行きたいんだ!コロナでいけないから行きたいんだ!」というイライラをストレートに伝えている子とかもいて。それは自分に言っているのか、このイライラをどこかにぶつけてたいのかなって思って、変な意味じゃないですけど少し面白いなと感じて。

なので、特にテーマは設定せず、「どんなことでも書いていいから、何か書いてみて。」といった感じでMichiiiiや支援先への想いを伝える場として活用していました。

ーー使って団体として良くなったところや変化を教えてください。

ずぅ
繰り返しにはなってしまいますが、お互いがお互いをより深く知れたことは良かったと感じています。

下山
会話の種になっていたことが多かったと思います。Pandoを使う前から仲が良かった人であっても、Pandoを通しての新たな発見がたくさんあって。

逆に自分としても、メンバーのことをより深く知れて。このように会話がしにくい状況も相まって、良い影響があったなと感じています。


ーーメンバー間で読み合っているんですね。

ずぅ
そうですね。「読んでね。」と呼びかけているわけではないのですが、みんな興味本位で「この子どんなこと書いているんだろう?」という感覚で読んでいるのだと思います。

ーー今後は、どのようにPandoを活用していきたいですか?

ずぅ
引退したので、これからMichiiiiを引っ張ってくれる10期と11期。そして新入生にあたる12期が、自由にPandoを作り上げていって欲しいなと感じています。

ただ、引退した身からすると、想いの発信はし続けて欲しいなとは思っています。「新入生がどんな想いでやっているのか。」とか、「スタツアを経験して何を感じたのか。」とかを見れたらOGとしては良いなとは思います。

今後の展望

ーー今後の目標を教えてください。

ずぅ
暖かく後輩を見守る。

下山
本当にそうですね…。あとは後輩から助けを求められればしっかりと携わっていきたいなって思います。見守りながら。

ーー最後に、読者の方にメッセージをお願いします!

ずぅ

いつもご覧くださりありがとうございます。

「この子何書いているんだろう?」というような上手く言葉になっていない記事もあるとは思うのですが、それはそれで学生としての熱い想いとして受け取ってもらえると嬉しいです。個性たっぷりなのでこれからも暖かく見守ってください!


下山
これまで書いてきた記事は、全て学生が作り上げたものです。学生と聞くとイメージが悪いじゃないですけど、捉えられ方としては「遊んでいる。」という印象がやっぱり強いとは感じていて。もちろんそういう側面もあるとは思うんですけど、その一方で熱い想いを持っている人たちがいっぱいいます。そしてそれを表現する場所の一つがこのPandoだと思っています。

だから記事では、Michiiiiメンバーも1人1人が熱い想いを語っています。そして、その想いに触れていただくことで、例えば学生の方なら、「あ、こういう考え方もあるんだ。」「こういう生き方もあるんだ。」という刺激にもなると思っています。

色んな人の考え方や生き方、大学生活の送り方のようなものに触れて、それこそ「海外が旅行好きになりました。」というような読者の方が増えてくれたらすごい嬉しいです。

Michiiiiさんと一緒にカンボジアを支援しよう!

現在、Michiiiiさんはオンライン募金を実施しています。
今回のインタビューやMichiiiiさんのPandoページを見て熱い想いを感じられた方はぜひご支援ください!

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