「感情移入」の部屋〜最高の動画のネタ〜

       感情移入

動画制作をする際に、感情移入する事は大切です。いわゆる、なりきって演技するという事です。編集技術や台本作りが同じく大切なように、感情移入もまた一つです。しかし、俳優や女優ではない故明確な事が分からない私では ありますが、私なりの感情移入の大切さや仕方をお伝えしていこうと思います。


そろそも、感情移入とはなんなのか。「共感」と少し似ている部分はありますが、明確に違う部分を抜き出しました。

他人や芸術作品や自然と向かいあうとき,これら対象に自分自身の感情を投射し,しかも,この感情を対象に属するものとして体験する作用をいう

これはネットで検索した意味です。ネットも正解とは言えませんが、多数派の人間がこれが正解とは認識しているからこうなんでしょう。

私の見解では、感情移入しやすい人とそうでない人に別れると思います。学校や塾に、様々なネットワークを持ってる私が授業中のプレゼンや朗読、なにかを話す際に声のトーンが一定の人、目元が鋭い人、様々ありますが、

   「あ、この人今何も感じてないんだな」

とわかる時があります。そして、感情移入しやすい人というのは完璧主義の人達です。過度ではなく、少しでも完璧にしたいと向かう人達こそが感情移入しやすい人だと思います。完璧にしたい故、様々なプロのプレゼンや発表を研究してどういう感情で向き合っているのかを研究するからこそ、感情移入しやすいのです。


感情移入というのか、理解ではなく投影です。自分が体験したことではないけど、自分に起きたことのように想像して感情が生まれていくのが感情移入の根源です。

       「自分は、自分!!!!」

という個人がきっちりしてる方にとっては、少し慣れない話になると思いますが、決してきっちりしていないのが悪という訳ではありません。自分を客観的にみる事ができる方もまたそれも才能です。

感情移入は、対象と自分を重ねる事で行います。私の場合は、まず自分を殺します。私の中身を空っぽにして、対象の全ての感情や非情をまとめて頭の中にインプットして、進みます。これは、あくまで私なりのやり方です。人には人のやり方があるため、感情移入の仕方は様々です。

俳優 大泉洋…「僕は、一旦泣いてから役者としての仕事をする」

女優 広末涼子…「私は、子供と向き合いながら、子供になり切ります」

このようにやり方は、一人によって違いがあります。自分なりのやり方で、やった方がしやすいですが、探すのにとてつもない場数と経験が必要です。私自身も2年間かかりました笑。日々の動画制作の過程で試行錯誤を繰り返してやっと分かりました。


今回のまとめです。感情移入とは、投影であり理解ではない。完璧主義が多く、個人が強い人には現れにくい。しかし、経験と場数でそれは大きく変わることもあり、過程でやり方を探す方法もある。あくまでも、私個人の視点であり、この情報社会において一人の意見は大きく小さいです。皆さんも、それらを見分ける力を持って日々行動していきましょう。