インターネット広告と得られる効果について

こんにちは。株式会社クインテット戦略企画部の熊谷です。


突然ですが、私は今「インターネット広告」の運用に携わっています。

前職で私は主にSEOのコンテンツマーケティング業務に長い間従事していました。

インターネット広告はWebマーケティングの中でも非常に数値にシビアで厳しい世界のように感じていましたが、クインテットに入社した現在はそんな世界にどっぷり浸かった毎日を過ごしています。


私はこれまでは「インターネット広告」というと何やら漠然としていて、どんな種類の広告があり、どれだけの効果を得られるのか、そういったことが実態として見えていませんでしたが、実際どっぷり浸かってがっつりと触れてみて、そして得た経験と知識を僭越ながらご紹介したいと思います。


始めにですが、取り扱う業種によって広告を打つ目的が異なります。

クインテットの戦略企画部ではクリニックの集患支援を行っており、主に下記のような目的が挙げられます。


①認知を広げる (開院時・キャンペーン時など)

②申込みの増加 (悩みに沿った施術の訴求)

③ブランディング (イメージアップ)

クインテットで出稿している主な広告


クインテットの戦略企画部で出稿している主な広告は下記の通りです。


  • リスティング広告 (Google広告(検索)・Yahoo!スポンサードサーチ)
  • ディスプレイ広告 (Google広告(ディスプレイ)・YDN・リターゲティング)
  • SNS広告 (Facebook・Instagram・Twitter)
  • 自社媒体での広告 (口コミ広場内・AdBit含む)

など


これらの広告を、クリニックへの集患のために使い分け、運用しています。上手く広告を使い分けることができれば、得られる効果を最大限に伸ばすことができます。

それではこれから上記に記載した主な広告について、基本的な特徴や得られる効果をご紹介いたします。

リスティング広告の特徴と効果

Google広告(検索)・Yahoo!スポンサードサーチについて

Google広告(検索)、Yahoo!スポンサードサーチはリスティング広告と呼ばれるもので、

Google、Yahoo!などの検索エンジンに表示される広告です。ユーザーがキーワードで検索したときに、そのキーワードに連動した広告を表示させることができます。


検索連動型広告とも呼ばれていて、「②申込みの増加」に効果的です。

キーワード単位で広告を出稿できるため、ユーザーの行動や興味・関心に直接アプローチすることができます。


クインテットでの主な検索エンジン対策としてSEO対策があります。しかしリスティング広告はSEOとは明確な違いを持って運用をしています。クインテットのリスティング広告は、SEOで効果を得ることが難しい場合など、例えばクリニックの新規オープンでスピードが必要な時や、SEOでカバーしきれないキーワードに対して施策を打ちたい場合に活用されています。


リスティング広告のメリットは特定のキーワードで検索するというモチベーションの高いユーザーに向けて、自社のサービスを素早くアピールできるところです。クリック課金制なので1クリック当たりの入札単価を決めることができ、費用の設定も自由です。


費用をかければ狙ったキーワードに対してすぐに効果を得ることができ、さらにその費用を調整することで、広告を表示する回数をコントロールできます。


デメリットは、ユーザーへの広い認知がしづらくブランディングには適さないこと、競合が参入しやすく特定のキーワードに対しては入札競争が激しくなり広告費用がかさんでしまう、といった事があります。

ディスプレイ広告の特徴と効果

Google広告(ディスプレイ)・YDN・リターゲティングについて

ディスプレイ広告について

この広告は、Google・Yahooと提携しているサイトに露出できる広告で、提携サイトは幅広く多岐にわたるので、とにかく多くのリーチを稼ぎたい場合に適しています。「①認知を広げる」といった目的に効果的です。


ターゲティング機能もあるので、ターゲットユーザーの絞り込みや、関連性の高いサイトへの露出も可能です。リーチ層が広がることがメリットですが、そのために直接の獲得効果が低いことがデメリットになります。

リターゲティング広告について

リターゲティング広告とは、特定のサイトやページに訪れたユーザーに対して、後を追いかけるようにして広告を表示させる手法のことです。ターゲティング広告の一種で、「②申込みの増加」に適しており、アクションを起こした後のユーザーに訴求できるため高い効果が見込めます。


デメリットは、そもそも訪問されないと広告が露出されないということと、ユーザーを追いかけて表示するため広告がしつこいと思われる、といった可能性が挙げられます。

SNS広告の特徴と効果について

Facebook・Instagram・Twitter広告について

各SNSサービス内で広告が表示されます。拡散されやすいSNS広告は認知を広げる効果が見込めます。イメージ写真がメインとなるInstagramではクリニックの「③ブランディング効果」も期待できます。


Facebookは実名や年齢・性別・居住地などが登録されるため、広告配信の設定を細かくできるというメリットがあります。Twitterは2次拡散という効果があり、リツイートなどで拡散されたエンゲージメントに対しては広告費は発生しません。そのため余計な費用がかからずとも短期間で急激に拡散される可能性もあります。

自社媒体での広告

口コミ広場内の純広告と入札広告(AdBid)について

自社媒体での広告とは、クインテットが運営している、美容医療系クリニックの口コミが集まる口コミ検索サイト「美容医療の口コミ広場」内で掲載される純広告と入札広告(AdBid)のことになります。


「美容医療の口コミ広場」は実際に施術を受けた方だけが口コミができる仕組みで、5万件を超えるリアルな口コミが集まっており、自分に合った医院を探しているエンドユーザーが訪れています。


純広告はサイト内の広告枠に掲載される広告になります。販売できる広告枠の数に限りがあるので、購入するクリニックにとっては注意が必要です。

AdBidは、利用すれば入札方式でサイト内に広告が配信されるため、開院したてのクリニックでもすぐに効果的な広告の露出が可能になります。


クインテットの戦略企画部ではAdBidの広告運用も行っており、クリニックの要望や目的に合わせてエリアや施術カテゴリごとの配信を細かく調整することができます。クリニックの集患に必要なマーケティングスキルと、医療ガイドラインに沿いながら効果的な訴求を行う運用スキルが必要になります。

目的ごとに広告を使い分けることが重要


冒頭で設定した目的ごとに、各広告から得られる効果をまとめると下記のようになります。目的ごとに広告を使い分けて、いかにして効果を最大化できるかが重要になります。


  • 新たな開院とともにインターネット広告で認知を広げたい、という場合はディスプレイ広告・SNS広告が効果的です。ただターゲティング(性別・年齢・地域 など)をきちんと絞り込まないと費用の無駄遣いになってしまうので注意が必要です。また、リスティング広告で広告文にクリニック名を入れて認知効果を生み出すこともできます。
  • 申込みの増加(悩みに沿った施術の訴求)を増やしたい場合はリスティング広告・リターゲティング広告が効果的です。ニーズに沿った運用配信と、しつこくなりすぎないように配信期間や配信回数(フリークエンシー)の設定に注意が必要です。
  • ブランディング(イメージアップ)を図りたい場合はSNS広告(特にInstagramなど)を利用すると効果的です。ユーザーの反応がリアルタイムで確認できるので、運用しながらマーケティングの方向性を検討したり変更することもできます。


クインテットの戦略企画部ではクリニックのコンサルティング業務として、これらの広告を駆使しながらニーズに沿った効果的な集患方法を提案し、実施しています。


これまでWebマーケティングに携わっていた方で、さらにマーケティングの経験を広げたい、と考えている方は、ぜひクインテットで働きませんか?クインテットではこれまでの経験と知識を活かしながら働ける環境がありますので、ぜひお待ちしております。

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