外出しなくなった結果、大切なものがもっと大切になった話

書き出しに迷って小1時間使ってしまいました。こんにちは、さいとうです。

皆さん、GWはおうちで楽しく過ごせましたでしょうか。

休日も自宅で過ごすようになってから早1ヶ月。
時間の流れが速いようで遅い、なんとなく不思議な日々を過ごしていて、気づいたことがあります。

それは、大切なものがもっと大切に、好きなものはもっと好きになったということです。

自分の中では大きな気づきだったので、せっかくなら記事に残してみようかなと思って、筆をとってみました!

とても長くなってしまったので…
もしよろしければ休憩がてらお付き合いください😊


突然ですが、みなさんの好きなものは何ですか?

餃子が好き、から揚げが好き、ビールが好き。
散歩が好き、家でごろごろしているのが好き。
青色が好き、音楽が好き、写真が好き、映画が好き。

みなさん、いろいろありますよね!

その中には、外出自粛で我慢しなければいけないものも、たくさんあるのではないでしょうか。私もあります(´;ω;`)

私の好きなものの一つに、演劇がありまして、見るのも好きですし出るのも好きです。
今でも劇団で定期的に舞台に立たせていただいています。
演劇の上演は三密(密集、密閉、密接)の条件をこれでもかと満たしているため、このご時世では公演ができない、と、いろいろな作品がバタバタと中止になってしまいました。払い戻したチケットの金額は考えたくないですね…

確かに今は辛抱の時ではあるのですが…でも、私はこの自粛期間で、演劇への「好き!」を改めて自覚しました。

自粛期間に気づいた、演劇の好きなところ

この間「舞台に立てる日はいつかな お芝居したいな」「早く舞台見に行きたいな」とぼんやり思っていて、「あ、私、劇場が好きなんだな」と気づきました。

(顔のモザイクは加工です。心霊写真ではありません👻)

舞台に立たずにお芝居をする方法はたくさんあります。
朗読劇を生配信したりとかですね! 
生配信で何かするのも大好きです。最近は劇団メンバーで朗読ドラマの配信をしました(^▽^)!
最近では4月初旬に旗揚げされた劇団ノーミーツさんのリモート演劇が各所で話題です。
こういうお芝居もとっても楽しくて、面白い作品がたくさんあって、お客さんとしても楽しく見ているんですけど、私はやっぱり劇場が好きだ!!という気持ちが強くなっています。

ずーーっと、「演劇」が好き!としか思ってこなかった私にとってはすごく大きな気づきでした。

劇場での公演の魅力は何といっても「生の臨場感」にあると思います。
そして私は、劇場で環境と空気から丸ごと楽しめるところ、演者とお客さんが一体になれるところがとても好きなんだと気づきました。

開演前のそわそわとした空気感が、ブザーとともにスっと集中モードに入るところ、
重要なシーンで客席の感情が一気にざわっと動くところ。
カーテンコールの割れんばかりの拍手が響くとき。
ラストシーンで雨が降っていたとして、劇場周辺の天気が雨なら世界観に没入したまま帰れます。

などなど、見る立場でも出る立場でも、いろいろなポイントで「好きだな」「大切な時間だな」と思うことは、全て「劇場」につながっていたんだな、と、劇場に行けなくなった今ようやく言語化できたような気持ちです。

高校時代から含めてざっと10年演劇にハマっていたのに何だこの体たらくは…とも思ったのですが、私は好きなものがいつの間にか好きになっていて、「なんで好きなの?」といわれても「え、好きだから…???え??理由…???」と答えるような人間です。
気持ちの言語化に人一倍時間がかかります(笑)


自分の中で変わったこと

これが私の気づいたこと、大切なものがもっと大切に、好きなものはもっと好きになったにつながります。

好きなものが「なんで好きなのか」を自覚したところでなんか変化とかあるの????ってなりますよね…あったんですよ、変化!!!

まず、当たり前を当たり前だと思ってはいけないと改めて思えるようになりました。
こんなん聞き飽きたわ!みたいな月並みな言葉になっちゃったんですけど…でもこれがすべてだと思います。
劇場で公演があって、空気から何から感じ取って、自分で感情を動かすことができるのはこの先ずっと当たり前に存在することだと思っていました。
それは全然当たり前じゃなくて、とても大切でありがたいことです。

誰も病気をしないで、劇場という環境を楽しめる日常が戻ってくるのか、と考えると泣きたくなるくらい怖いのですが、でも今まで感じた感情とか、見てきたものとか、ずっと大切にしていこう。関わってくれ手助けてくださった方への感謝も忘れちゃいけないぞと、ここ最近何度も思っています。

そして、最近ポジティブな気持ちになれることが増えました。
コロナだ、政府だ、ウイルスだ、自粛だなんだ、と負の感情みたいなのがあふれていて、見るのがしんどくていろいろと情報をシャットダウンしていて
今後どうなるんだろう、という不安な気持ちばっかりだったのですが…

演劇以外でも好きなものを深堀して言語化していく目線が生まれたことによって、「自分ってこんなに楽しいことと素敵なことに囲まれてるんだな!!」とはっきり自覚できます。
自覚することで、「好き」「楽しい」というポジティブなエネルギーが生まれてきて、不安な気持ちとも私にしてはうまく向き合えている気がします。
「うわ、自分はこんなことが好きだったんだな。ピンポイントだな」と、ちょっと違う自分に出会えるのも楽しいです。

要するに、何がいいたいのか
まとめると、
好きな気持ちは我慢しないで、向き合うことで、外出自粛もそんなに苦じゃなくなった、ということです。

このご時世で、好きなことができないフラストレーションがあるのはとてもとてもよくわかります。本当にわかります。劇場に行きたい!!!!!!!!!!!
我慢、辛抱しなければ、今後一生できなくなるかもしれないので、しなければならないと思います。

でも、「あ、わたしこれが好きだな」とか、「これのこういうところが好きだな」と思う気持ちは大事にしていいし、そこまで我慢しなくてもだれにも迷惑はかかりません。

「こんなにやりたいのに、好きなことができない」というマイナスな気持ちがあるかもしれないんですが…それは一旦置いといて!!(笑)

「好きなことのここが好き!」とポジティブな気持ちを大切にしてみることは、おうちですごす毎日をちょっと楽しく、いいものにしてくれるんじゃないでしょうか。

しばらく辛抱の日々は続きますが、のんびり頑張っていければな、とおもっています。



ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!!

Qwintet life
142件
よねやま
2020.05.08

>ラストシーンで雨が降っていたとして、劇場周辺の天気が雨なら世界観に没入したまま帰れます。

ロマンチックすぎて声出ました(笑)
自粛が終わったら、念願の舞台に立っている3110さんを見に行きたいです!!
(恐らく)大学2年生以降きちんと演劇を見ていないので、久しぶりの演劇はぜひ3110さんのものを・・・!!という、勝手な希望です(笑)

私も今回の自粛期間中に色々と気づくことがありますし、好きなものや興味の対象も増えました。
自粛しないに越したことはありませんが、この期間はあくまで人生の一部分と考えると、これはこれでいいのかもと最近思い始めてきました!!

No Name
2020.05.08

ありがとうございます!やっぱり「好き」は幸せの元ですよね~
これまで人生の中で出会えたこともありがたいことなんだなあと思います。

演劇は「ロマンチック」も醍醐味の一つです!( ̄▽ ̄)
以前、虹がキーワードの作品を見に行った帰りに雨が上がって虹が出ていたのを見たときはもうまさに鳥肌~~~という感じでした。

>>自粛が終わったら、念願の舞台に立っている3110さんを見に行きたいです!!
とてもうれしいです~~(´;ω;`)
いつ出られるかわかりませんが、もし何かあるときはお誘いさせてください!

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